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無双初見者のストーリークリア後感想(ネタバレ含)

↓の記事の続きみたいなものです。


まずは『真・三國無双ORIGINS』に関わられたすべての方ににありがとうございます。
私は無双シリーズも三国志も初見でしたが、本当に本当に楽しめました。
キャラクター、ストーリー運び、セリフ、音楽、システム。とにかくすべてが最高。
こんなに夢中に熱中できたのもとても久しぶりで、ゲームをするワクワク感に浸ることができました。
プレイタイムが100時間に届きますが、まだ分岐も挑戦もやっていないし取り逃しもたぶんあるのでまだまだ楽しめます。こわい。ありがとう。


↓ここからネタバレ含む感想↓



ルートとしては蜀→呉→魏と行きました。
とてもいいルート取りをしたと思いますし、そのように誘導された感じも受けます。
というのも、物語の初めから関羽が関わり、張飛のかわよい部分を見せられ、好意を向けてくれるのが分かるのが蜀。これだけされたら、初見はそっちに行きたくなります。
流れ的にも自然だし、説明事項が他陣営と比べても簡単な気がします。他陣営は少しづつ会話のIQ上がってたもん。劉備たちが5章かけて理解する「もしかしてバカしかいない!?」に同じ時間をかけて到達できるので非常に楽しかったです。
赤壁でぶちアガッてからの静かな華容道突入も最高でした。
敗走する曹操を追わせないために強制一騎打ち仕掛けてくる惇兄も最高の演出で、大の字になって放心してました。

2番目に呉を選んだのは、同じくこちらに向けてくれる好意が理由。
優しい雰囲気の人多くて好きです。でも呉はギャル軍団って感じ。かわいい。
周瑜という軍師からの説明が分かりやすく、孫策も戦場に突っ込むけどバカではなく、周りも支えてくれる暖かさ。ちょっと知恵のついた初見に優しかった。
堅パパの死は横山光輝「三国志」で知っていたのであまり驚きませんでしたが、策兄さまの死には驚きました(読むのを中断しているため)。しかもそれ5章冒頭でいきなり出てきてひっくり返りましたからね私は。初見の特権。
これに関わらず、他陣営の重要事項をあえて語るだけにするのは情報多すぎなくてちょうど良かったです。同じ戦の話が他陣営でも出たりするので、繰り返し学習で勢力図がなんとな~く描けて分かりやすい。

魏を最後にした理由ですが……言ってしまえば消去法でした。
蜀やろう!→黄蓋カッコイイ!→呉やります、だったので。
でも私はこの道順にして本当に良かったと思っています。
赤壁、華容道の熱さが増したからです。
逆から攻め、押され、敗走。
ここまでは知っている。
しかし華容道で私の知らない時間軸が押し寄せる!しかも最後の関羽がっ……!
こんなにカッコいい敗走を私は他に知らない。
ここは三国志知識がある方も熱かったのではないでしょうか。
個人的には張飛も関羽も「出会った頃の俺(紫鸞)」についてのセリフがあったのが本当に嬉しくて、ぶっちゃけちょっと泣きました。

そして曹操、好きだ。
冷徹とか無慈悲系の強い人か~と思っていましたが全然違う。
ところどころから滲む、この人はいい人、感がすごかった。
特に袁紹のことを語ってるときの「いらぬ感傷だったな」がすっっっっっっごい好き。声優さんやばいと思った。
袁紹のすべてを呑み込むことで自分の内に刻もうとするのも(陳宮の絆イベが魏ルート側に来るのも納得した)、典韋が門を閉めるとこが曹操が帝に宣言した後に閉まる門と重なるのも、郭嘉と店に入ったりお酒飲む時のセリフも好き。
曹操、好きだ。

曹操は大のために小を切り捨てられるけれど(できるけど辛くない訳では無い)、その小も本当はできる限りこぼしたくない人なんだなって。
劉備は救えないことを理解しながらも全部こぼしたくない(手に収まるものしか救えないのは分かっている)。
権くんがしっかり人間してるところを見ると、劉備・曹操は人外的で対極。ふたりとも別ベクトルの鬱になりそうで私は心配でした。

これから分岐を進めていきます。
それが終わったらストーリー終わり?信じられん……DLCと続編よろしく!
あとサントラ!お願いします!


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