20241206-01 音声認識アプリのいま
なんともありがたい世の中になりました。
AIの飛躍的な発展に伴って、音声認識アプリのレベルが飛躍的に高まっていることはもう周知の事実。
Internet黎明期に喧伝された「ドッグイヤー」なんてもう死語すぎて誰も覚えてないだろうってくらいのもの。わんこの1年と人間の7年が同じスピード感だということで、インターネットの発展スピードをそう表していた時代もあった。それに倣えば、今のスピード感はなんて表現するんだろうね。日進月歩とかそんなレベルじゃない。
昔は「音声認識システム」って言ってたけど、もうそんな大仕掛けのシステムなんて無用のレベルになった。まさにインストールするだけですぐに使えるアプリケーション。
そんな音声認識アプリを開発してくれている一つにAISIN社さんがある。聞こえない人たちにとっての「神」レベルの人たち。
どんどんどんどん良いものを作ってくださって、ユーザーはそれこそついていくのが大変なほど。
そんなAISINさんがまたもやすごいのを作ってくれたんで、うれしくなってこうして書いている。発音が不明瞭だったり、滑舌が悪かったりという特徴のある自分の声の特徴をAI(音声認識エンジン)に認識させて、それを音声認識アプリできれいに表示する。おお!神よ!!
すごいと思うのは、ふつうは相手の声を表示することだけに意識が向くけど、まさに逆転の発想で、こちら側の発声を表示するという着眼点。まぁ日本語→外国語の翻訳という視点で見ればどこにでもあることかもしれないけど、盲点中の盲点への着眼だとうなったんだよ。それを着眼だけでなく、実現してくれるなんて、神以外になんと呼べばよいのか。
耳から音が入らない以上は発音がおかしくなるのは仕方がないことだし、それこそ言葉を覚えるまでに聴力を失くした人たちは、言葉を発することができるまでにどれほどの努力と苦労があったことか。
子供の頃、みんなが遊んでいるときに言語教室に通って言葉の訓練をした人たち。中には、お母さんが鬼になって(ほめている)、子供の口の中に手を入れて舌のカタチを学ばせたり。
そんな苦労をした結果としても、明瞭な言葉が出てこないのは仕方がないこと。少しでも言葉を発することができるだけでも立派なことなのに、残酷なのは、そうした発声を笑われてしまったり、いじめられてしまったりで、家族の前でしかしゃべれなくなったり。
そんな人たちを救ってくれるのが今回のバージョンアップ版。いや、バージョンアップなんかじゃない。まさにイノベーション。
リンクを張ったポストをみたときに、どれくらいうれしかったかがわかりすぎて、涙をこらえきれなくなって、いまもこうして涙を隠すためにパソコンに向かっている。
ありがとう。ありがとう。ありがとう。(大切なことなので3回言いました)