20241013-01 怪物に出会った日~ボクサーへの敬意をこめて~
自分がいろんな面で至らない人間だから、ストイックに努力する人を自然に敬う。自分がすぐにあきらめるから、夢を追い続ける人を自然に敬う。自分は勝者ではないけど、せめて気持ちだけはグッドルーザーでありたいと思う。
そんな人を知るためにノンフィクションの力を借りる。ある1冊について、Amazonにレビューを書いたことを思い出した。そう、今晩のAmazonPrimeプレゼンツの怪物の弟氏のボクシングを見て。
人の思い=言葉にあふれた本である。それを著者は丁寧に聞き出し、それを織りなす。まるで聞こえない私のために聞き出して、文字にして教えてくれているかのような錯覚さえ覚える。
聞こえない私は、人と人との会話をいわゆる「対談本」で学んだ。ジャンルを問わずに対談本を読み漁った。それを「渉猟」といい、研究者の大切な資質の一つなのだと教えてくれたのは、社会人大学院の恩師である。
本のおかげでいろんなことを学びながら生きながらえた私は、今日も本から学ぶ。本と遊ぶ。本に遊ぶ。