お豆腐
お豆腐の切り方は僕の食生活を左右する。
お豆腐は様々な料理に使われている。冷奴や麻婆豆腐のように、料理の主人公になるような時もあれば、鍋や味噌汁のように、脇役だけど、ないとなんだかさみしいと思うような時もある。時には、ハンバーグのかさ増しとしてお豆腐が裏方として活動することもある。
例を挙げてみたら、意外と万能な食材だなと改めて感じる。お豆腐はオールマイティだ。しかも、ギャラが安い。一丁60円で売られていることもザラにある。
こんなに料理界を支配しているお豆腐が、料理界から干されてしまう日は来るのだろうか。最近はどんなことから足をすくわれるか誰にも分からない。お豆腐から発がん物質が発見されたとか価格の超絶高騰みたいな文春砲をくらえば料理界から消えるというのはありうるかもしれないが、、
こんな情報が正しいとされる日が来ることはおそらくないだろう。
お豆腐についてこれほど熱く語っているが、僕は、お豆腐が好きか嫌いかと聞かれれば嫌いだ。でも、条件付き。
お豆腐の切り方
これが僕の条件。
豆腐の切り方には2種類+切らずに崩すの3パターンがあると思う。ただし、湯葉は除くことにする。ついでに言っておくと、湯葉はかなり好き。
パターン1
鍋用の大きい切り方。冷奴でもこの切り方なのかな。とにかく一口で食べれないくらいの大きさのお豆腐。
パターン2
味噌汁用の小さい切り方。麻婆豆腐もこの切り方。これはツルンッといった感じですぐに食べられる。
パターン3
挽肉にお豆腐を混ぜて作るハンバーグ。かさ増しパターン。
僕が苦手なのはパターン1。大きい切り方のやつ。小さいのは好き。かさ増しパターンも好き。大きいのだけ苦手。
この話をすると、大きいのを自分で切ればいいじゃないかと言われる。けど、それはちょっと違うんだよな。
なぜ大きいお豆腐が苦手なのか
自分でもなぜ大きさで好みが変わってくるのか分からない。
だから自分なりに苦手な理由を考察してみた。
思うに、味の染み込みだと考える。小さいほど表面積が大きくなって、味が染み込みやすくなる気がする。
お豆腐の本来の味をかき消しているのかな。
実は、最近、お豆腐の重要性に気づいたからこの記事を書いている。
前述の通り、お豆腐は、安い。しかも、タンパク質が豊富。お肉に混ぜ込むのがどれほど重要か、一人暮らしをして気がついた。栄養価はお肉とほとんど変わらないのに、値段はかなり違う。
だから、食べよう。お豆腐を。
僕はドライカレーを作るとき、ひき肉を使う。しかし、1割くらいはお豆腐にしている。カレーの味か強くて、お豆腐の味はしなくなる。もう少し割合を高めてもいいんじゃないかと思っているが、それはまだしていない。
数年前から大豆ミートも話題となっている。大豆もお豆腐も同じ。
お肉が大豆やお豆腐に取って代わる時代が来るのではないだろうかと思う。まだ、大豆ミートが主流ではないが、、
最後に、お豆腐は、庶民の味方。この先何十年、何百年と料理界での立ち位置を守り続けてほしい。お豆腐が文春砲をくらうことがないのを祈るばかりだ。