こだわりを持っている人への憧れ 2024.9.2(晴)
生活や人生にこだわりを持ち、お気に入りの物だけに囲まれて暮らす
そんな人たちの暮らしを紹介している雑誌が好きで、図書館で借りたり購入したりする。
雑誌に掲載されている人たちは皆、自分の好きに囲まれて軽やかに日常を楽しみ、柔軟でありながら自分をしっかり持っているように見えて、そんな彼女たちの生活に密かに憧れを抱いている私。
けれど、頭の固い私にかかると【こだわりが】いつの間にか【~ねばならぬ】に入れ替わっていたことに、気づかされる出来事があった。
それは、友人のタカと1泊の旅行をした時のことだった。
待ち合わせた駅のホームに姿を現した彼女は、最小限の荷物しか持っていない私とは対照的に、大きなスーツケースを引き連れてやって来たのだ。
その荷物の多さに驚く私に「荷物が多くなっちゃうから用意が大変なんよ」とフーフー荒げた息を整えながら、チャームポイントのえくぼ見せる。
どうしてそんなにも荷物が多くなるのか、ホテル到着後に合点がいった。
彼女のスーツケースからは、家で愛用している全ての物が詰め込まれているのではないかと思うほど、ワンサカ ワンサカ 出てくる 出てくる。
ドライヤーやらボディーソープ、シャンプーリンス、部屋着やパジャマ…
例え旅先とは言え、それらの愛用品でなければいけないのだと持参のクルクルドライヤーで髪を乾かしながら説明をするタカの後ろ姿を見ているうちに、旅先でも自分の気に入ったものを使いたい【こだわり】なのだろうけれど、強すぎる【こだわり】はなんだか窮屈そうだなぁ…なんて思っていると
(いや、ちょっと待てよ、私もそうなんじゃないか?)と頭の中で声がする。
好きなものじゃなければならぬ!
生活にこだわりを持たねばならぬ!
ならぬ!ならぬ!ならぬ!こうでなければならぬ!
追い求めるあまり、いつの間にか「ねばならぬ」制限をかけていた自分に気がついたのです!
こだわりのある人たちの柔軟で軽やかに人生を楽しんでいる雰囲気に憧れていたはずなのに…
【こだわりと言う名の足かせ】を自分でかけていたなんて…
ちょうどいい塩梅で 自分の生活に取り入れていく
これがなんとも難しい。
素敵なコダワリニストになる日は来るのだろうか?(-_-;)
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