家族が亡くなった時の神棚の扱い方と仏壇はないけど先祖供養をしたい時の方法
家族が亡くなった時の神棚の扱い方と仏壇はないけど先祖供養をしたい時の方法
家族が亡くなった時の神棚の扱い方
神棚封じの意味
家族が亡くなった時
多くの人が神棚の扱い方に戸惑っているようなので。
・同居している、していない
・故人が夢枕に立った
・会社と自宅と両方ある
・身内ではあるけれど縁を切っているなど
いろいろなパターンがあるかと思います。
まずは、
「家長と亡くなった方の関係性」が一番大事。
「神棚封じ」は基本的には
同居している身内が亡くなった場合に適応されます
が、ここで「家長」と「亡くなった方」が
エネルギー的にどんな繋がりだったか、
というのが「どうするか？」の大きな判断基準。
会社の神棚であれば「社長」「会長」など
「会社に影響のある身内の幹部」の時はしてもいいかな？
そうでなければ封じなくても良いと思うのです。
神道にもいろいろ系列がありますし
考え方も一枚岩ではありません。
そもそもの「神道」
原始のアニミズムから考えてみると
「あなたは亡くなった方にどうしてあげたいですか？」
というのが一番大事なこと
わたしはこのやり方でいきます、というので良いのです
日本の神さまは八百万の神々といって
数が多いので、
やり方や考え方もいっぱいあるかもな～と
思っておいてくださいませ＾＾
一般的な神棚封じ
神道の教えでは、死を「穢れ」とみなすため、
神棚を一時的に封じる「神棚封じ」という儀式を行う必要があります。
神棚封じの意味や具体的な手順について
一般的なものをわかりやすく解説します。
神棚封じとは
神棚封じは、
家族や同居人が亡くなった際に行う神道の儀式です。
神様を死の穢れから守り、
故人への敬意を示すために行われます。
いわゆる、「喪に服す」という考え方。
この儀式では、
神棚の前に白い半紙を貼って目隠しをし、
一定期間お供え物や礼拝を控えます。
神棚封じのタイミングと期間
神棚封じは、
家族の死を知った時点でできるだけ早く行うとされています。
具体的には、
家族が亡くなってから初めて自宅に戻った際。
葬儀会場から戻ってから
お葬式から戻ってから
などが一般的ですが
ちょっと遅くなっちゃっても大丈夫です。
神棚封じの期間
期間は、故人が亡くなってから50日目まで
とされています。
これは、神道における五十日祭という儀式に
基づいています。
50日を過ぎたら、神棚封じを解いて日常の礼拝を再開します。
神職さんによっては「一年」とも言われますが。
ここも
「家長」の「亡くなった方」へのお気持ちで
５０日で終わるのか
１年にするのかを決められたら良いかと思います。
神棚封じの手順
神様への報告
まず、神棚の神様に報告します。
家族の誰が亡くなったかを伝えます。
お供え物の撤去
神棚のお供え物をすべて下げ、扉がある場合は閉めます。
半紙で目隠し
白い半紙を神棚の前に貼り、目隠しをします。
コピー用紙でもOKです
礼拝の中止
神棚封じの期間中は、
家族全員が神棚への拝礼を控えます。
神棚封じの解き方
50日（または一年）が経過したら、
以下の手順で神棚封じを解きます：
神棚の前に貼った白い半紙を丁寧に剥がします。
神棚を軽く掃除します。
新しいお供え物（米、塩、水、酒など）を供えます。
感謝の気持ちと故人の安寧を祈って拝礼します1。
注意点
神棚封じは、
自宅に神棚がある場合は必ず行うべき派と
一緒に住んでいなければしなくても良い派と
いろいろ言われています。
我が家の場合ですが
父が亡くなった時
母親が神棚を庭にぶん投げて終了しましてｗｗ
さすが、狐憑き
（実母は悪霊憑きだったので）
やることが大胆すぎてびっくりしました
母が亡くなった時
母は施設に入って４か月で逝ってしまいまして
まさに自宅の建て替えをしましょう、の時で
家の中はすっからかん、
わたしの神棚は仮住まいの家に設置したところでして。
一緒に住んでいないし
そもそも神棚を庭にぶん投げる狐憑きが亡くなったのなら
「憑いてた狐（と仮に呼ばれる悪霊系）」から
自分たち家族を護る方が正解では？？？
ということで、
神棚封じはしておりません（真顔）
こんなふうに
親戚や別居している親が亡くなった場合は、
各家庭の判断に委ねられます。
不安な場合は、ぜひご相談ください。
神棚封じは、
神様への敬意と故人への配慮を示す儀式。
つまり、神様と故人の双方に
礼を尽くすことができれば良いのです。
家族の死という悲しい出来事の中で、
この儀式を通じて故人を偲び、
家族の絆や付き合い方を再確認する時です。
あまり堅苦しく考えなくても良いのです。
そんなことより影膳しよう
神棚封じとあわせて考えて行きたいのが
亡くなった方をどこにしまうか・・
仏壇問題ですね
今は仏壇も仏間も無いお家も多いので
エネルギー的な部分で
どうやって「ご供養しようか？」と考えてみて下さい。
亡くなった方が
・血のつながりの無い育ての親
・身内ほどでは無い親族だけど生前すごくお世話になった
・自宅に仏壇は無いのだけども供養したい
・「故人を通じて一族とのつながり」をしっかりつけたい
この場合には影膳をおススメしています。
影膳というと
本来の「影膳」では
お通夜やお葬式の最中に亡くなった方が居るモノとして
位牌や遺影の前に食事を供える習慣のことです。
この時は一汁三菜を基本とした精進料理。
故人と共に最後の食事を楽しむという意味があります。
それ以外でも
「故人への感謝」
「故人への供養」
そんな意味合いも大きくありますし、
なによりも
「故人を通じて一族とのつながり」をしっかり付ける
この場合には影膳をおススメしています。
仏壇を用意する時は菩提寺に相談
仏壇を用意してももちろん良いです。
「祈りの場」があると祈りやすいので。
ですが
菩提寺があれば必ず菩提寺にご相談ください。
菩提寺が無い場合は無理に仏壇だけ用意しなくても良いです
というか箱だけ買わない方が良いです。
仏壇は「先祖の宿る場所」ではありません。
「先祖を加護するご本尊」があり、
「ご本尊の元にご先祖が宿る」場所なので
ご本尊を祀ることが必要になるのです。
ご本尊に御霊を入れてくれるのは
菩提寺のお坊様のお仕事。
なんでかというと・・
ご本尊（先祖を加護する仏）が居なくて
入れ物（仏壇）だけあると
「余計な霊」も入りやすいので。
これ、整理整頓にもつながるんですけど
「要らない段ボールはすぐ捨てる」
「壊れた電化製品はすぐ捨てる」にもつながってます。
「なにがしかの加護」の無い「入れ物」は
家に置いておいたら運気を下げまくります
仏壇や仏間が無くてもOK
仏壇や仏間が無くても影膳は出来るので
無理に用意しなくてもOKです
家族が食事をするダイニングテーブルのすみっこに
朝「影膳」を
セッティングして手を合わせてあげればOK
小さなお盆や小さなランチョンマットとかの上に
小さなご飯、小さなお水、
小さくてOKです
※セッティングするもの
・水
・炊き立てご飯（お米を焚いたときだけで良いです。パンなら必要なし）
生のお米はNGです。自分でも食べてること。
・ろうそく（お子さんやペットが居ると危ないので、出来ればでOK）
・お香（食事時はしなくても良いです）
・お花（自分の好きな花でも故人が好きだったものでも、なんでもOK）
できればフォルムが丸い感じのモノが良いです
水とお花が最低セットでこれにお香があると尚よし。
手を合わせる時に
「ご先祖様、いつも見守っていただき、ありがとうございます。」
「今日まで健康に過ごせているのも、ご先祖様のおかげです。」
「どうぞいつまでも見守ってください。」
などなど
この文言は一例なので
自由にアレンジしてください。
重要なのは、以下の要素を含めること
・感謝の気持ちを表現する
・先祖の見守りに対する謝意を示す
・現在の自分の幸せや健康が先祖のおかげであることを認識する
・先祖の安寧を祈る
・これからもよろしくね、的な気持ちをこめる
炊いたご飯供えた後は、
必ず「お下がり」として食べます。
お下がりは捨てません、必ず口にしてください。
なのでお皿は小さいものをおススメしますｗｗ
お水は飲んでも良いし、
でも埃が・・・と思う場合は
植木やペットなどにあげてもOK
ようするに、
神仏からのお下がりは捨てない、ということ。
捨てるくらいなら、上げません。
器は白が良いですね。
お花はダイニングを飾るお花として
もっとワサワサしていてもOKです。
他にも、
お土産でいただいたお菓子
自分の好きなおやつ
故人の好きだったお菓子やくだもの
このへんを添えてもＯＫ
そのあとみんなで美味しくいただきましょう。
影膳は単なる形式ではなく、
故人やご先祖様への思いを込め
た大切な供養の一つです。
家族の状況に合わせて、無理のない範囲で行っていきましょう。
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