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大阪4区選挙漫遊-2024衆院選
はじめに
選挙!選挙!選挙!
一体全体、何を基準にどうやって選ぶんだ?ビラか?TVか?選挙広報か?
いやいや、そんなことより、直接会って、どんな人か、何を主張しているのか、聞いてみようじゃねぇか!と思って、候補者に直接会って、話して、握手してきました!
直接会ってみようみたいな選挙の楽しみ方は、突然私が思いついたわけでもなく、「コロナ時代の選挙漫遊記」を読んだり、センキョナンデスという映画を見ていたら、選挙漫遊という選挙の楽しみ方があることを知って、実際にやってみてぇと思ったことに由来します。以下は、私なりの大阪4区の選挙漫遊記ということになります。
(届出順にまとめてあります。)
(内容は、演説を聞いた際のメモを元に再現したものであり、発言内容を一言一句書き起こしたものではありません。)
黒川ようじ
演説場所を知った経緯
選挙事務所に直接伺ったところ18日午後からの城東区を回っている旨を教えて頂く。
※選挙事務所の場所の情報は、Xから知った
演説の内容-聞けておらず-
選挙事務所で教えて頂いた情報をもとに、城東区を自転車で回ってみた。15-20分程度思い当たりそうなところを回ってみたが見当たらなかった。当日の黒川候補のXを見ると、ニアミスしていたようであり残念であった。
私の漫遊期間中には、出会うことができなかった。
中山泰秀
演説場所
10月17日 16:00頃 at万代(都島店)
演説場所を知った経緯
選挙事務所に直接伺ったところ夕方からの街頭演説予定を教えて頂く。
演説の内容
増税ではなく賃金を上げる。論点は、景気を上げていく中小企業の手取りをあげること。こうしたことを実現するために、制度、法律、財政出動などを行うべき。そして、ただ行うだけではなく、効果を測定することが大事である。
みなさんに誤解を受けていると思うのが、消費税を上げたのは、自民党ではない、財務省の言いなりになった野田佳彦さんの時である。
自公政権が倒れれば、消費税を上げた野田さんが総理になり、国民の意思に反するのではないか。
ビラでは、特に教育が大事と言うことを書いてある。教育は、日本の文化伝統を伝えるためのツールである。私は高校の教員免許もあり、大学客員教授でもある。
最近、子供は筋力が落ちている。子供らはコロナの影響が多い。子供の体力を取り戻したい。こうしたことも、教育の無償化に含めるべきだ。
(スーパーから出る搬入トラックを指差しながら)トラックの話。国から大阪府を通じて、トラック協会に補助を出している。国からの10億の交付金を、半分ピンハネしているのが吉村知事。こうした財源確保の方法は、不安定であると思う。野党の政策集は、薔薇色である。公明党と共に絶対阻止をしなければならないと言っているのが、高齢者の病院の窓口負担1割を変更すること。もし、窓口負担をあげれば、受診抑制が起きるのではないか?公明党さんとも議論して、維新の政策の中で問題がある部分だと感じている。
安全保障について。政策は、治安外交防衛教育。これは国の権能、国会の選挙であるから、こうしたことを議論すべき。
台湾有事の話。台湾には、日本人の人が多い。日本がどうやって法人から救出できるか。もう一つは、防衛的な話。台湾軍と中国軍の空中戦闘が起きた場合の、交戦中に日本の防空識別圏にはいりこむことが考えられる。日本としてこうした部分について、法律上、憲法上どのようなことができるのか議論すべき。
政治と金の問題で、自民党としてお詫びすることがある。かつては、リクルート事件などがあった。これらの問題は、自民党だけの問題ではない。こうしたことも含めて判断をいただきたい。
老人が狂う時、国がおかしくなると言うのが父(92歳)の言葉にある。政治はガラスの床である。私は、与党を代表する候補である。
私から候補者の方にした質問
自民党には、裏金問題で大きな逆風が吹いていると思う。他の党の方も政治と金を問題にしていた。泰秀さんご自身も裏金問題の渦中におられると思うが、どのようにお考えか?
(裏金ではなく)記載漏れでしょうとのこと。大石議員は1000万円もある。私としては、そういうのはブコク罪(私にはそう聞こえました。侮辱罪のことかなと思います。)にあたると考えている。私どもは、領収書等もすべて、しっかり保存しており、検察にすべてお見せした。その上で、修正し、刑法上なんら問題はなかった。
お坊さんが、1000万円賽銭箱に入ってたとして、それで500万円のエルメス買うて、新地のねぇちゃんにあげ、残りの500万で木魚を買う話をされた。
(おそらく、お坊さんの例えの場合は問題であるが、中山候補の場合は、支出した先も適正なものであり、問題はないとのことを仰りたかったのだと考える。)
ご理解いただけましたか?と言われた。
私の印象
演説前に近隣の方にも声掛け、挨拶を行われていた。他の議員では見られなかった通行人からの声掛けが散見された。
プロのカメラマンのような方2名おり、中山候補と通行人が握手する際や私が中山候補に質問した際に撮影をされていた。こうした撮影専門の方は、他の候補では見たことがなく、自民党の組織としての強さを感じる。
ビラの配布に関しては、受け取らない人も多く見受けられた。
街頭演説中、中山候補の応援演説をしにきた方に詰めよるような通行人や「世襲議員、世襲、世襲」と言うヤジも見受けられた。ヤジの後に、老人が狂うと国がおかしくなるとの発言があった。これはヤジに対して言ったと捉えられかねないものであり、昨今のSNSの時代には危険であると感じた。
これは、私が裏金についてどう思いますか?との上記の質問に答える途中に、ブコク罪(侮辱罪と思われる)に言及するなど、質問者に対して、犯罪だと言っているとも捉えられる発言があった。この2点に関しては、SNS時代に政治家になろうとする場合において、誤解を生みやすいのではないかと感じた。
写真撮影では、撮影の目的を聞かれながらも、対応してくださり、大変ありがたかった。
また、街頭演説の開始前には、中山候補からお声がけをいただき、当日私が着用していたTシャツのワンポイントに言及してくださるなど、他の議員とは異なる部分も見られた。
ミノベテルオ
演説場所
10月16日 19:00頃 at天六
演説場所を知った経緯
Xでの告知
演説の内容
今回の選挙の、最大の争点は、政治とお金の問題、これは自民党安倍派の問題と言える。自民党さん(ミノベ候補は、他党や他の候補者に関してはすべて、さんづけであったが、以下では省略する)の中には、裏金問題について、記載漏れはあったけれども、裏金ではないと言う方がいる。確かに、1回の記載漏れであればそうかもしれないが、何年にもわたって行われている。こうした言い訳はいかがなものか。
3つの約束を、今回の選挙に際して行いたい。
1つ目は、企業団体現金の禁止。ジミハナコ氏は、医師会から献金を受けていると言うような例を出されていた。
2つ目は政策活動費の廃止。
3つ目は、文書活動交通費の廃止。かつて、維新の会の議員で問題になったこともある点を挙げながらも、廃止するとのことである。
私から候補者にした質問
政治資金パーティについてはどのように思いますか?
これに関しては、企業や団体からの購入は行いません。氏名の記載に関しては、名前を出したくないという支援者の方もいる。また、自分の場合は、5万円を超えるような購入をする人もおらず、そんなに売れない。買ってもらっても、1枚か2枚とのこと。
私の印象
演説途中に、救急車が通った。その際には、演説を中断するなど、近年炎上しがちなパターンを回避している模様。また、写真撮影の際には、選挙カーをバックに撮りましょうなどの提案もあり、スタッフの方もしっかりと選挙に向き合っている感じ。若いスタッフも多く、中には市議会議員の方もおられ、大阪4区で、維新の会としてできる限り応援しようという感じがした。
ミノベ候補は、演説終了後、聴衆の方と一人一人お話をしておられ、上述のように私の質問にも丁寧に答えていただいた。前職ということもあり、演説や有権者対応にも慣れておられるように感じた。ミノベ候補の演説時間は、長くなく、端的に、要点のみを伝えるという印象を受けた。もっとも、演説場所で配られたビラには、教育福祉や憲法改正、大阪万博についての言及があったので、演説においても触れてもらえれば、ミノベ候補の言葉で、どのような思いがあるのかをより聞くことができたのにと思った。
清水ただし
演説場所
10月18日 08:00頃 at京橋
演説場所を知った経緯
Xでの告知
演説の内容
演説内容は、企業団体献金の禁止、政党助成金を受け取らないといったた内容であった。
政策の主張以外にも、いってらしゃい、おはようございますと通行人への声掛けを意識的に行われていた。
私から、候補者の方への質問
維新の会との違いについて教えていただけますか?
維新の会は、新自由主義的な側面があり、雇用の流動化を進めている。これに対して、我々(日本共産党)は、雇用を守る、4要件をしっかり守ることを主張している。
2つ目に、維新の会は、万博、カジノと巨大開発を進めている。我々(日本共産党)としては、こうした巨大開発は推進していないとのこと。
3つ目に、維新の会も高校の無償化はおこなっているが、それをさらに前に進めて、大学の学費の半額を支援し、給付型の奨学金を増やすとのこと。学費の半額や奨学金に関しては、若者世代への負担を減らすことにもなり、少子化対策にもなると考えているとのことだった。
また、子供や老人といった方々には福祉の拡充を行いと話していた。老人向けの介護施設、これを年金で入れるようにすることで、働く世代を支えたいと言ってた。子供に関しても、子供を預かれるところを増やし、夜でも見てもらえるところを増やすことは、ここ(京橋)のような場所で、働くようなひとたちにとって負担をへらすことになると言っていた。
最後に、憲法についても言及しておられ、自衛隊をいますぐになくせというような主張はしていないとのこと。北朝鮮や中国とは、外交、対話を通じて、問題解決を図るべきとのこと。中国にとっても、日本は経済上重要な相手である以上、対話をするべきであるとのことであった。
私の印象
演説途中には、政策以外にも挨拶などの声掛けも積極的に行っておられた。比例との重複立候補ということもあり、自身の名前と党名を述べ、挨拶、握手というのも多かった。周りのスタッフの方は、高齢者の方も多いが、若い人もいた。写真撮影や握手にも積極的に応じてくださり、質問等にも丁寧に対応していただいた。近年、野党は批判ばかりという意見が多いからか、我々ならこうするという意見主張が多かった。
また、私の質問を取り入れた形での演説を10分程度行った。どのような主張をしているのかということは非常にわかりやすく伝わってきた。
寺川 幸生栄
ポスターの掲示もなく、街頭演説の情報がわからなかった。
どういう思いで選挙に出たのか知りたかった。