大阪4区選挙漫遊 -反省会-
今回自分なりの選挙漫遊をしてみて感じたことを反省を中心にまとめておこうと思います。これから、漫遊される方にとって少しでもお役に立てればいいと思います。
(↓今回してみた大阪4区選挙漫遊)
①候補者に会うのは、難しい
まずは候補者に会うというのは意外に難しいということである。
選挙は、自分の考えを有権者に訴える場だ。そのため、候補者の街頭演説情報へのアクセスのしやすさは、候補者が選挙にどのように向き合っているかを示す指標になるのではないかと感じた。
大阪4区の候補者の5名うち、事前に街頭演説の予定を公開しているのは、2名(ミノベテルオ候補と清水ただし候補)だけであった。
もっとも、選挙事務所に問い合わせると予定を教えてもらえる場合もあった(黒川ようじ候補と中山泰秀候補)。ただ、やはりハードルが高いと感じた。今回、選挙事務所に問い合わせて実際に街頭演説に立ち会えたのは、中山候補だけだった。なお、党首による応援演説がある場合など、予告があるケースもあった。
政党にも属さず、SNS等も利用しない独自の選挙戦を展開していた寺川幸生栄候補。X上では目撃情報があり、選挙区内をかけずり回れば出会えたかもしれないと感じた。しかし、自分の漫遊期間内では、出会うのが非常に困難な候補であった。今回の選挙で最も直接会って話を聞きたかった候補は、寺川候補だっただけに、自分の力量不足を痛感した。
②候補者によっては、威圧的な人もいる
はじめて選挙漫遊をしてみてわかったのは、候補者たちはにこやかな笑顔で挨拶し、握手を求めてくることだ。しかし、こちらが質問をしてみると、あら不思議、候補者によって態度がまるで違うのだ。
今回の漫遊中の実例でいうと、自民党公認の中山泰秀候補である。いわゆる裏金問題で、自民党から戒告処分を受けていた。そこで、中山候補に裏金問題に関して質問をしたところ、中山候補が裏金問題の渦中にいるということは、ブコクザイ(侮辱罪)にあたると思うなどと言い出し、にこやかな笑顔は一転し、かなり威圧的な態度で回答をされた。いやぁ、この人絶対に政治家になってほしくないなぁと思いながらも、怖いからニコニコしていた。
(以下で、その時の詳しい状況が書いてあります)
③動画を撮るべきか悩む
中山候補の発言を威圧的と感じたというのは、あくまでも主観的なものに過ぎない。政治家お得意の、誤解を与えて申し訳ないという発言で、吹き飛ばされてしまいそうだ。
選挙という営みに、選挙漫遊として参加して、人と共有するならば、街頭演説の様子や候補者との会話を動画に撮ることは有用な手段であったのではないかと思う。
④直接会うことは大事だ
「選挙って何を基準に選ぶんだ?」という問いから、今回の選挙漫遊を始めてみた。結果として、候補者と直接会って話すことで、ネットやテレビ、選挙公報では感じ取れない候補者それぞれの人柄や態度が直に伝わってきた。政治家は全国民の代表だ。だからこそ、人柄や有権者への態度はもっと重要視されるべきではないかと思った。
⑤リアルに共有する楽しさ
今回の選挙漫遊を、大阪4区内の友達や、それ以外の人たちにも共有した。直接会った時に話したり、noteにまとめたものを見てもらったりした。特に多かった反応は「候補者に直接会うとこんな感じなんだ」というものだった。誰かに「応援してくれない?」と言うのは少し重いかもしれない。でも「漫遊しない?」「漫遊してみた!」と軽い感じで言うと、共有しやすかった。
話してみると意外にも「実は選挙に興味があったんだよね」という人や、「今回選挙に行くつもりはなかったけど、行ってみようかな」と言い出す人もいた。少しでも誰かの関心の幅を広げられたのは良かった。
⑥最後に
初めての選挙漫遊は、事前の準備不足もあり、候補者全員に会うことができなかった。なんとも自分の力不足で、残念なものである。漫遊の醍醐味は、まだまだ残っているように感じる。次回は、全候補者に会うという目標を達成してみようと思う。
そして、選挙漫遊の開祖たる畠山理仁さんには深い尊敬の念を抱いた。
なお、畠山さんに直接お会いしたいと思い、以下のイベントを予約した。
10月29日(火)開場18:30・開演19:00
@歌舞伎町Sparkle
心残りはたくさんあるものの、今後も選挙漫遊をして、少しでも多くの候補者に会いたいと思う。