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「メディカルダイエット」って危なくない?
誰もが正月明けは、ダイエットしなくちゃと思ったことありますよね。最近、広告で「メディカルダイエット」という言葉を目にしますし、注射まであるって聞くけど、本当に大丈夫でしょうか?
ダイエット目的の薬には様々な種類があり、それぞれに特徴や効果が異なります。(そもそも目的が異なるのに、副次的な効果を主目的に利用されてしまっているものも多いので、注意が必要ですよ!)
大きく分けると、医療機関で処方されるものと、市販薬やサプリメントなどがあります。
医療機関で処方されるダイエット薬
GLP-1受容体作動薬: リベルサス、オゼンピック、サクセンダなど。血糖値の上昇を抑え、食欲を抑制する効果が期待できます。
SGLT2阻害剤: フォシーガ、ルセフィなど。糖の吸収を抑え、血糖値を下げる効果があります。
膵リパーゼ阻害剤: ゼニカル、アライなど。脂肪の吸収を抑え、体重減少を促します。
食欲抑制剤: サノレックスなど。脳の特定の部位に働きかけ、食欲を抑制します。
ビグアナイド系: メトグルコなど。主に糖尿病治療薬ですが、体重減少効果も期待できます。
市販薬やサプリメント
漢方薬: 防風通聖散など。脂肪の分解・燃焼効果、代謝促進効果などが期待できます。
その他の成分: 緑茶エキス、L-カルニチンなど。様々な成分が含まれていますが、効果については個人差が大きい場合があります。
そもそも、ダイエットには、食事を減らすか、カロリー摂取が抑えられれば、効果的なため、直接、糖や脂肪の摂取を抑えてしまうお薬もありますが、本来の目的と異なると問題が出ることもありますので、自身で良く調べて利用することが重要ですね。
ダイエット薬を選ぶ際の注意点
必ず医師に相談する: 痩せ薬は、副作用が出る可能性もあります。特に持病がある場合は、必ず医師に相談し、自分に合った薬を選びましょう。
効果には個人差がある: 同じ薬でも、人によって効果は異なります。
食事療法や運動との併用が大切: 痩せ薬はあくまで補助的なものであり、食事療法や運動と組み合わせることで効果が期待できます。
安全性が確認されているものを選ぶ: 市販薬やサプリメントを選ぶ際は、安全性と信頼性が高いものを選びましょう。
ダイエット薬は、種類が多く、効果も様々です。自分に合った痩せ薬を選ぶためには、医師に相談し、自分の体質や生活習慣に合わせて選ぶことが大切です。また、痩せ薬に頼るだけでなく、食事療法や運動も併せて行うことで、より効果的に体重を減らすことができます。