人の勝手な基準
よく聞かれることがある。
「独身なのですか?」
初対面でご自身の自己紹介もなく、なぜあなたに私の個人的なことを聞かれてこたえる必要があるのか不思議でしかない。
だったらなんですか?
それを答えなくてはならない理由はなんですか?
興味本位でただただ自分の知りたい情報を得るために、
なぜ知らないあなたに、これから友達になるはずもないあなたに、
この先も関わることのなさそうなあなたに、
なぜそれを聞かれなければならないのですか?
答えなければならない理由をのべてください。本当に。
いつもそう思う。
YESかNOでしか答えなければならないような質問を、人前で見ず知らずの人に聞かれることに本当に腹が立ちます。
人のことがききたいなら、せめて自分のことを話して、
その質問の意味を伝えてから、差し支えなければお聞きしてもよいのかというお伺いを立てるくらいのことができないものか、と思ってしまう。
それは、会社に突然かけてくる営業電話もそう。
そもそも、手当たり次第に電話してくる営業なんて、
まともな会社だとは到底思えないので、
全く必要でなければ、本当に迷惑でしかなくて、毎回腹が立つ。
まず、どこのだれか自分のことを名乗るスタートでないこと。
なんでそんな人の話をきかなければならないのか。
〇〇さんでしょうか。
あなただれ?何?
って思うだけ。
そんなマナーもくそもない人の営業電話で、
いい仕事なんてできるわけもないし、そんな会社との取引は
絶対にしない。
オフィスで忙しく仕事をしていると、
以前も話した通り、うちのオフィスはとにかくかっこよくつくってもらったので、全面ガラス張り。とても入りやすく見通しもよい。
だから、営業の飛び込みはものすごく多い。
こっちはひまではない。かなり迷惑な毎日だ。
お客様との対応をしていても、
平気で自分の会社の営業をしてくる人がいる。
話をさえぎり、人の手を止め、人前で平気で自分の営業をする。
本気で、腹が立つ。
というか、頭大丈夫ですか、とまで思う。
見ず知らずの営業が名刺も出さずに、
自分の会社の商品やイベントなどの営業をしているなんて、
おたくの社長はご存知ですか?
恥。
私ならそんな従業員、恥でしかありません。
仕事中に営業だけでなく、
道案内までしつこく聞かれる。
9割が高齢女性だ。
すいません、〇〇ホテルどこですか?
私はホテル業でもなければ、観光案内所を経営しているわけでもないので、
しりません。
わかりませんしか答えません。
そうすると、ムっとするんです。
いやいやいや、あなた誰ですか。
不法侵入ですよ、うちのオフィスに勝手に関係のない用事で入ってきてるんだから。
看板や外観からもわかる内容の仕事をしています。
わかっててはいってきておいて、まず押柄な態度がむかつくんです。
せめて、お忙しいところすみません、とか言えないのか、と思う。
配送業者からの荷物を運んでいたり、
ワークジョブでパソコンとにらめっこしていたり、
お客様対応で接客をしていたりしているはずです。
その作業をも遮っといて、人の時間をかえしてほしい。
人が集中して仕事しているのに、
あなたのおかげで勢いがとまり、考えていることが止まり、またやり直し。
営業妨害ですよ、本当に。
ぼーっと休んだり、一呼吸などつかずに、
ずっと働いているから、無関係な人に身勝手なことで作業を止められることが、本当に腹立たしい。
人にはそれぞれの今があるのだから、
今、自分が相手に何かを求めるときは、
ちゃんと状況を把握し、空気をよもうとし
自分の基準で物を言うのではなく、相手の立場にたたなければならない、
と人から学ぶ。
人の振り見て我が振り直せ
父がよく言っていた。
もちろん、
自分も完璧ではないので、言いすぎてしまったり、おせっかいがすぎたり、
お酒が入ると少し大きくなってしまったりしてしまう。
でもなるべく
気を付けるようにしている。
ビジネス交流会で、名刺を交換して
本当に迷惑な人だな、と思うことがある。
本当にあなたは経営者ですか?
例えば、着物を扱う会社の人に、
「着物は全くきませんし、買うこともありませんが、今度遊びにいきますね!」
という人。
ひやかしですか?
なんのためにいくのですか??
迷惑なのですが、わかりませんか?
そんなどうでもいい人に使う時間もったいないのですが。
お愛想でいってるつもりですか?
いや、そこをなんとか興味をもってもらえるように、買ってもらうようにめっちゃ頑張ります!なんて営業がいたら、
この時点で興味がない人へ無駄な努力を費やすより
興味関心のある人を必死で探してください、と思う。
全く興味ないけど、どんなもんか偵察して自分のビジネスのなにかヒント!のためだけの人に、今度遊びにいきますね、と言われて
なんて返事をしましょうか。
本当に迷惑です。
他で例えると、バーテンダーに
「お酒飲めませんがいってみたいです!」
いやいやいや、迷惑です。
そこのお仕事は、お酒を飲んでもらって利益を得ることが仕事なんです。
べらべら、その人と話したいがために、時間を拘束し、
ジュースを飲むと言うのですか。
他の人に宣伝でもしてあげるために行くのですか。
お店の利益になるためにジュースを飲みに行くのですか。
きちんと相手のことを考えましょう。
ジェンダー的なことで、最近もやもやしたことがあった。
外国籍の友人と飲食店でカウンターに座っていると、
隣の席がたまたま私の知り合いだった。
少し話が盛り上がったころに、その友人に向かって
「もしかしてこっちちがいますよね~おかまちゃん?」
あなたと私の友人は初対面。
少し話しただけ。
いきなり、失礼でしょ。
実際に彼はゲイであることは普通に公表もしている。
その時は、少し間があり、考えている時間もあったが、
冷静に少し話してから、落ち着いた言葉で
「ゲイだからね」
と言っていた。
なんだか、申し訳ない気持ちになった。
だったら、なに。
それを聞いて、なに。
そうだった、でもそうでなかったら、
どうなの。
相手の気持ちや、共通の友人である私の気持ち
考えましたか?
いい大人が、なに言ってるの。
情けない。
人は思った以上に
勝手である生き物だと最近よく感じる。
自分の基準で物事を決め
自分勝手に発言をする。
でもこれって、割と年配が多い気がする。
時代のせいなのか。
自分も若者たちにはそう思われていることは
あるだろうから、十分に気をつけていきたい。
昔は、最低自給が今の半分くらいだったから、
仕事の考え方などももう違っているのだろう。
そういうこともきちんと切り替えていかなければならない。
人とのかかわり方も表現も。
人それぞれ
年齢それぞれ
時代もそれぞれ
考え方もやりかたも
十人十色。
でも一つ言えることは、
しっかり向き合わなければならないことには
しっかり向き合う。
それは私のスタンス。
それがどれだけ厳しくても、優しすぎても、
しっかり向き合う。
よっぽど、ん??と思う
発言や行動がなければだけれど。
コンプライアンスについて、
しっかり学んでいこうと思う。
これからの未来のために。