笑門来福
・マブからオススメしてもらった、ぼる塾さんのエッセイを3冊読了した。
ひとつは『思い、思われ、食べ、ぼる塾』というぼる塾(以下敬称略)のCanCamで連載されているメンバーのリレーエッセイを1冊に纏めたもの。
・マブが元々ぼる塾が好きで、前にぼる塾のエッセイが面白いんだよ〜って教えてくれたことがあった。それを最近ふと思い出し、彼女にぼる塾のエッセイってどこで読めるの?と聞いた。そしたらCanCamで連載してるからネットで読めるよ!と教えてくれた。
これが自分のツボにどハマりだった。
・ぼる塾の事はもちろん知っていた。お笑い芸人はあまり詳しくないのだが、田辺さんのキャラクターが好きでテレビで見ると必ず番組を変えずに夢中で目で追うくらいは関心があった。
コントも見たことがあり、テンポ感がすごく好きでゲラゲラ笑って見た記憶がある。その時は酒寄さんが育休中で3人のコントだった気がする。ぼる塾のメンバーが4人ということはマブから教えて貰って知っていた。
・わたしは元々エッセイが好きで、というのも人という存在自体が好きで(デュラララ?)人の暮らし、独白、感想、思考を覗き見するのが好きなのだ。
・ぼる塾のエッセイは、一言で言うと“愛”だな〜と思う。コンビ愛、というよりは人間として、向き合っているもの(相方とか、食べ物とか、推しとか)に対して言葉の節々に愛を感じる。
やっぱり芸人さんだから面白いのは間違いないとして、どのメンバーも愛が溢れる文章で、涙が止まらなくなった回もあった。
・その中でも、酒寄さんの文章がわたしにド刺さりだった。
それをマブに伝えると「酒寄さんのエッセイの本があるよ!」と教えてくれた。
それが『酒寄さんのぼる塾日記』と『酒寄さんのぼる塾生活』だった。
酒寄さんの視点から見たぼる塾が優しい視点でこれもまた愛が溢れる文章で綴られていた。
あたたかくて、一つ一つの日常がきらきらした宝物みたいで、この本はまるでひとつの宝箱みたいだと思った。
・どのお話もにんげんっていいな(まんが日本昔ばなし❓)と思わせてくれる(というかぼる塾のみなさんの人柄が好きすぎる)エッセイだったけどわたしが1番笑ったのは田辺さんのお爺さんの話。
ネタバレになるからここには詳しい感想はかけないけど面白家族エピソード大好き人間だからド刺さりした。ああいう老後、痺れるぜ。
・語彙力がなくてうまく言えないけど、ぼる塾のみんなみたいな関係性って“良”すぎる。そこに愛はあるんか?ってア○フルの女将さんが問うたら間違いなく100パーセントある。って言えるくらい愛に溢れていて、全部読了した後は自分のことでは無いのにとても満たされた気持ちになった。
・この本を教えてくれてぼる塾の良さに改めて出会わせてくれたマブにも感謝の気持ちでいっぱいになった。というか人からのおすすめって本当に栄養。食べ物でも本でも動画でもその人の『好き』を共有してくれること、こんな嬉しいことってないよ〜‼️そこから新しい発見があったりするし、その人の好きってその人の人となりがわかるから本当に嬉しいんだよな 君をもっと知りたいな🎵(けものフレンズ)
・急に自分語りしていい?(本当に急)
お笑い芸人で思い出した話なんだけど、
実は昔、本当に一瞬、お笑い芸人を目指してた時期があった。というのも目標というよりキッズのプリキュアになりたい!レベルの現実味がない夢だった。
時は小学生3年生まで遡る。
わたしは所謂クラスの変なやつ(いじられキャラ)で、自分で考えた超くだらないギャグを毎日教室にはいる度クソデカ大声でおはようと共に披露していた。(おっはピーナッツ🎶ピーナッツ🎶といい小島よしおのオッパッピーのポーズをする)今思うとどんな小学生だよすぎる。調子に乗るな。
でもみんな優しいからそのギャグで笑ってくれたり、変なことをすると「乳製品チキンカツちゃん(当然こんな変な名前は本名では無い)面白いね!芸人さんになれるよ!」と言ってくれた。小学生のクソガキは、その言葉を鵜呑みにした。自分は面白いんだ!芸人になってみようかな…!単純すぎる。そんな調子乗りしあわせ𝐇𝐚𝐩𝐩𝐲 脳みそ野郎だった当時のわたしは、当時クラスのお楽しみ係という普通の係とは別に楽しいことをみんなに提供する係(漫画係、レクリエーション係などがあった)に『お笑い係』を作り、そのリーダーとなった。
メンバーはクラスの男子2人と私。
その時は本気でクラス界のお笑いのてっぺんを取ろうとしていた。
係が決まった次の日に学校から帰るとネタ帳と題した自由帳にネタを書きまくった。(クリエイティブなキッズだったので、小説やら漫画やらをよく書く子供だったからネタがスラスラでてきた。)できたネタを見て、わたし、世界でいちばん面白いかも・・・・!とまで思っていた。幸せなガキである。
次の日、そのネタを『お笑い係』のみんなに見せて、みんな面白い!と言ってくれて、今度そのネタを休み時間に披露しようということになった。それが決まると毎分の休み時間はネタ合わせに明け暮れた。ネタ合わせと題した練習はわたしが熱血監督となり、すごい白熱した。
そしてついに本番の日。クラスメイトを教室に集め、ネタを披露することになった。
なんのネタをしたかはマジで覚えてないけど、漫才じゃなくてコント形式だった。
そこで事件は起こった。
1人のメンバーがセリフをど忘れしてしまったのだ。
まずい!と思いなんとか私のアドリブで繋げたのだが、その瞬間観客にいた1人の男子が口を開いた。
「つまんねー。」
その瞬間、空気が凍った。
今思うと本心でもそんな事言うなよ!と思うけど、小学生なので悪しからず。
その瞬間わたしの中で何かが崩れ落ち、泣き出してしまった。その後どうなったかは覚えていない。
そんなショックな経験を経て、わたしの芸人になる!という夢はあっけなく砕け散った。志す理由も諦めた理由も単純すぎて可愛いね。
・白身魚のポワレと卵粥くらい話がかけ離れてしまったが、結論としてオモロエピソードって本当に人生を過ごす中で必要不可欠だと思った。笑う門には福来る❗️人生はコメディ❗️
いつかぼる塾のみなさんのような面白いエッセイを綴れる日が来るように、面白い人生を歩んで行きたいナ❗️
終わりの魚、𝒇𝒊𝒏𝒊𝒔𝒉🐟