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ジャケットの汗染み対策


なんでつくんだろう?

汗染みは、特にジャケットの脇の下にできやすく、見た目を損なうだけでなく、不快な臭いの原因にもなります 。ジャケットの脇の下に汗染みができやすい理由、汗染みを防ぐ方法、そして既にできてしまった汗染みを落とす方法について少し考えて調べてみました!

脇の汗じみって、良くは見えないですよね。。

汗染みができやすい8つの理由

ジャケットなどのの脇の下に汗染みができやすい原因???

①汗の分泌量が多い人: 脇の下は、エクリン腺とアポクリン腺という2種類の汗腺が集中しており、汗をかきやすいのが1つ要因です。エクリン腺から出る汗は、主に水分と塩分で構成されていますが、アポクリン腺から出る汗は、タンパク質や脂質、アンモニアなどを含んでおり、皮脂や垢と混ざることで、黄ばみや臭いの原因となります 。特に、アポクリン腺から出る汗は、成分が複雑なため、落ちにくい汗染みの原因となりやすいです。

②摩擦: ジャケットを着用すると、脇の下と生地が密着し、摩擦が生じます。この摩擦によって、汗や皮脂が生地に付着しやすくなり、汗染みができやすくなります。実際に色が出やすいジャケットなどがあり、下のTシャツに擦れて色移りがしてしまったというお客様もいらっしゃいます。

③素材: 化学繊維よりも天然繊維(綿、麻、絹など)の方が吸水性が高いため、汗を吸収しやすく、汗染みが目立ちにくい傾向があります。しかし、天然繊維は、汗や皮脂を吸収することで変色しやすいため、適切な洗濯方法が必要です。

④色: 淡い色のジャケットは、濃い色のジャケットに比べて汗染みが目立ちやすいです 。特に、白や薄いグレーのジャケットは、汗染みが目立ちやすいため注意が必要です。

⑤着用頻度: 同じジャケットを頻繁に着用すると、汗や皮脂が蓄積し、汗染みができやすくなります。また、洗濯回数が少ないと、汗や皮脂が落ちにくくなり、黄ばみや臭いが定着しやすくなります。

⑥洗濯方法: 汗や皮脂を落とすには、適切な洗濯方法が必要です 。洗濯方法が不適切だと、汗染みが落ちにくくなるだけでなく、生地を傷める可能性もあります。

⑦汗の成分: 汗に含まれるアンモニア、尿素、塩分なども、汗染みの原因となります 。

⑧雑菌の繁殖: 汗をかいたまま放置すると、雑菌が繁殖し、臭いや黄ばみの原因となります 。


実際はもっと黄色く変色しています


汗染みを防ぐ方法

汗染みを防ぐためには、以下の方法が効果的です。

制汗剤の使用: 制汗剤は、汗の分泌を抑える効果があります 。ロールオンタイプ、スプレータイプ、クリームタイプなど、様々な種類がありますので、自分に合ったものを選びましょう。

衣類の素材選び: 吸水性、速乾性に優れた素材を選びましょう。綿、麻、絹などの天然素材は吸水性が高いですが、汗や皮脂を吸収することで変色しやすいため、ポリエステルなどの化学繊維と混紡された素材を選ぶのも良いでしょう 3。

洗濯方法: 汗をかいたら、できるだけ早く洗濯しましょう 。洗濯する際は、おしゃれ着用洗剤を使用し、洗濯表示に従って洗濯しましょう。

クリーニング: クリーニングに出す場合は、汗抜き加工を依頼しましょう 。汗抜き加工は、ドライクリーニングでは落としきれない水溶性の汚れを落とす加工です。ドライクリーニングは、油性の汚れを落とすのに効果的ですが、水溶性の汚れである汗は落とせません 。

脇汗パッド: 脇汗パッドを使用することで、汗を吸収し、ジャケットへの汗染みを防ぐことができます 。薄いものや、肌に優しい素材のものなど、様々な種類がありますので、自分に合ったものを選びましょう。

こまめなケア: 汗をかいたら、こまめにハンカチやタオルで拭き取りましょう 。汗を拭き取ったり、ジャケットを脱いで風通しの良い場所に干したりするなど、汗をかいたらすぐに対応することで、汗染みを防ぐ効果が高まります。また、ジャケットを脱いだら、風通しの良い場所に干して、汗を乾かしましょう 。

状況に応じた対策: 周囲に気付かれないアイテムや肌に優しい商品を使うなど、シーンや好みに合わせて、脇汗対策をしていきましょう 。


汗じみもなる前に処理をしましょう!
家庭でできることは水洗いであれば脇を重点的にあらう

汗染みを落とす方法

既にできてしまった汗染みを落とすには、以下の方法があります。
1. 家庭でできる方法

軽い汗染み
洗濯用固形石鹸
: 比較的軽い汗染みであれば、洗濯用固形石鹸で落とすことができます 。汗染み部分を濡らし、洗濯用固形石鹸を塗り込んでから、洗濯機で洗濯します


通常の汗染み
酸素系漂白剤
: 酸素系漂白剤は、色柄物にも使用できる漂白剤です。30~40度くらいのぬるま湯に酸素系漂白剤を溶かし、汗染み部分を浸け置きした後、洗濯機で洗濯します 。
重曹: 重曹は、弱アルカリ性で研磨作用があるため、汗染みを落とす効果があります 。重曹ペーストを汗染み部分に塗り込み、しばらく置いてから洗濯機で洗濯します。
セスキ炭酸ソーダ: セスキ炭酸ソーダは、重曹よりもアルカリ度が高く、油汚れやタンパク質汚れを落とす効果があります 。セスキ炭酸ソーダを溶かしたぬるま湯に汗染み部分を浸け置きした後、洗濯機で洗濯します。

頑固な汗染み
煮洗い
: 洗濯洗剤と酸素系漂白剤を混ぜたお湯で、汗染み部分を煮洗いします 。煮洗いは、生地を傷める可能性があるため、デリケートな素材の衣類には使用しないようにしましょう 。

濡れタオルで拭く: 汗染みに気づいたら、すぐに濡れタオルで汗を拭き取りましょう。
固形石鹸: 濡れタオルで拭き取った後、固形石鹸を塗り込んで、軽くもみ洗いします。その後、濡れタオルで石鹸を拭き取ります。

水洗いが出来れば汗は落ちるので、こまめに水洗い!出来ないものは無理せず直ぐにクリーニング店に持ち込む事がベスト!

女性のワンピースやスーツのジャケットなどは特に水洗いできない商品などが多く、ドライクリーニング+汗抜き加工しないと手遅れになりまぁ~す!

においもだんだんきつくなってきますね

【 宅配クリーニングに出す場合】


クリーニング店では、汗染みを落とすための特殊な洗剤や技術があります 。家庭で落とせない汗染みや、デリケートな素材の衣類は、クリーニング店に依頼しましょう。クリーニングに出す際は、汗抜き加工を依頼しましょう 。変色する前にこまめに汗抜き加工をしておいたほうがいいですよ!


汗染み対策に役立つ商品やサービス

汗染み対策に役立つ商品やサービスには、以下のものがあります。

  • 脇汗パッド: 汗を吸収し、衣類への汗染みを防ぎます 。例えば、ドコモのdショッピングでは、様々な種類の脇汗パッドが販売されています。

  • 制汗剤: 汗の分泌を抑え、汗染みや臭いを防ぎます 。フェリシモのKrasoでは、様々な種類の制汗剤が紹介されています。

  • 汗染み防止スプレー: 衣類にスプレーすることで、汗染みを防ぎます。

  • クリーニング: クリーニング店では、汗抜き加工などのサービスを提供しています 。

  • 制汗クリーム: 全身に使える制汗クリームもあります 。例えば、「アセッテナイ」は、汗の出口をブロックし、さらさらパウダーが肌表面を整えてくれます。

ドライクリーニングにおける汗抜き加工の処理方法

ドライクリーニングにおける汗抜き加工には、主に以下の2種類の方法があります 。

  • ウェットクリーニング: ドライクリーニング後、水洗いを行います 。水洗いすることで、水溶性の汚れを落とすことができます。

  • 汗抜きドライ: ドライクリーニングの際に、水溶性の汚れを落とす特殊な洗剤を使用します 。

まとめ

ジャケットは汗をかいたらクリーニング店にすぐ出す方がベスト!臭くなったり黄色く変色する前に出す!個人的にはあまり制汗剤やクリームなどは使用しない方が良い!

ジャケットの汗染みは、適切な対策を行うことで防ぐことができます。汗をかきやすい時期や、汗をかきやすい体質の人は、制汗剤の使用、衣類の素材選び、こまめなケアなど、汗染み対策を心がけましょう。
既にできてしまった汗染みは、家庭でできる方法を試したり、クリーニング店に依頼したりすることで落とすことができます。汗染みを放置すると、黄ばみや臭いの原因になるだけでなく、衣類を傷める可能性もありますので、早めに対処しましょう。
本稿で紹介した方法や商品を参考に、自分に合った汗染み対策を見つけ、清潔で快適な衣服を保ちましょう。

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