見出し画像

グリーンで集中力アップするって知ってた?


グリーンは仕事・勉強の強い味方!

『グリーン』とは?
色彩のgreen、植物全般のグリーン、意味が色々ありますね。
ここでは、住まい・インテリアにおけるグリーンの効果についてお話ししようと思います。

さて、わたくし さ・ま・ゆうがなぜそんなグリーン使いについて話題にするかと言いますと……。
前記事の自己紹介では自分が何者であるか、ちっともご説明していなかったので、ここで簡単にお話しさせていただきたいと思います。

私はリフォーム&リノベーション工事会社に勤務している現役会社員です。
この世界に足を踏み入れてようやく8年という、この業界ではまだまだ新参者でございますが、現場仕事に携わっていくうちに古いものを新しく更新するという面白さに目覚め、建築・内装・インテリアの勉強を始めました。
ありがたいことに、実地で学べる機会が豊富で様々な方からご指導・ご鞭撻をいただいて今日まで成長することができております。
幸い、住まいを作り変えたり、素敵に装ったりということが好きなので、これらを今後の自分の得意分野のひとつに育てていこうと計画をしているところです。
資格はとりあえず、インテリアコーディネーター、アソシエイトインテリアプランナーを保有しております。

簡単に自己紹介♪


そして、今回の本題「グリーン」について。



■グリーンは集中力アップの強い味方


インテリアにおけるグリーンとは、空間のアクセントになったり、室内に自然を取り入れるのが目的だったり、美観を求めたりなど、ほとんどの方は家具や装飾のようなインテリアとして使うイメージが大きいと思います。

このような感じですね。

提供者:ArchiViz


今の時代を生きる私たちは、無機質なデジタル製品に日常取り囲まれた日々を送っています。それらのハード製品によってもたらされる、あまり意識しない雑音・ブルーライト・心理的な閉塞感は、知らず知らずのうちにストレスとなって蓄積されているのは、割と多くの方々が思いあたるところがあるでしょう。


提供者:Vlada Karpovich


デジタルなものや無機質なものに取り囲まれていると、時々生きているもの、ほっと生命の息吹を感じられるようなものが欲しくなりませんか?
植物や自然の景色を眺めていると、気持ちが鎮まってきたという経験は誰しもが持っていることでしょう。
それは私たち人間も、地球上の生き物であるという自然の摂理が働いているのです。


提供者: deimagine



インテリアとしてのグリーンは、今注目をされているオフィス緑化やグリーンアメニティほど大規模なものではなくても、誰でも自宅で手軽に始められ、取り込めるものです。

それを今回は、仕事や勉強・作業などのデスク廻りの「局所特化」でクローズアップし、ご紹介させていただきます。

【結論】グリーンを効果的に使うと集中&効率が増す

効果&効能を先にお伝えしましたが、理由をひとつひとつ説明していきます。


■植物そのものの癒しの力


1、ストレス軽減とリラックス効果

「グリーンセラピー」という医学療法もあるくらい、植物には交感神経の働きを軽減し、副交感神経を活発化させる働きがあります。
緊張状態が続きすぎると、本来の力を十分に発揮できませんよね。

私自身も、緊張が過ぎて苦い思い出がたくさんあります(T_T)
ピアノの発表会で暗譜した曲が頭から逃げていなくなってしまったり、陸上競技会では右手と右足を一緒に出して踏み切ってバーに激突したりと(高跳びの種目でした)。
これは極端な例ですが😓、平静な状態で出せる自分のパフォーマンスを、緊張のせいで発揮できないのはあまりにももったいないですよね。

また、グリーンには血圧を下げ、気持ちを落ち着かせる作用もあります。
そうなると、気持ちに余裕が生まれて良質な思考もできて、よいコミュニケーションもとれるというものです(^^♪


2、目の疲労を和らげる

これはご存じの方も多いかと思います。

現代人の働き方は、パソコンと長時間向き合う仕事がますます増えています。数年前のコロナ襲来以降、リモートワークが急激に普及したことにより、多くの人にとってパソコン作業は今や仕事をする上でなくてはならないものとなっていることでしょう。
連日、長時間のパソコン作業に伴う、眼精疲労。
私も常に悩まされております。
肩こり、頭痛、極度の疲労の場合は吐き気が起こったり、眼圧があがって眼球が痛くなったりと……。

そんな折、ふと目を休めたいとき、視界にグリーンがあると目の疲れ防止に役立ちます。目に優しい緑の植物を視ることで、ドライアイ対策にもなると言われております。


3、創造性・生産性を高める

・グリーンには『大脳皮質』を活性化させる働きがあります。

大脳皮質とは……。
精神活動・体性感覚(触覚、温度感覚、痛覚の皮膚感覚と筋や腱、関節などに起こる深部感覚のこと)、聴覚、視覚などの機能を司っている神経細胞の薄い層のことをいいます。
つまり、人間が人間らしく生きていくうえで、とっても大切な器官であるということ。

・グリーンを見ることによる気持ちの仕切り直し
 イギリスの大学の報告によると、グリーン鑑賞によって気持ちの切り替えができ、作業率がアップする事例があります。

ウェルビーイング=幸福度を47%向上させることを発見

ウェルビーイングとは……。
身体的、精神的、社会的に良好で満たされている状態=つまり「幸福」と感じている状態のこと。

イギリスのエクセター大学の研究により発見されました。
グリーンを活用することによって、集中力と生産性を向上し、記憶力も最大20%あがるそうです。
これを知ったからには、グリーンを用いない手はありません q(≧▽≦q)
問題解決能力も著しく向上すると、テキサスA&M大学の研究結果でも報告されているくらいです。


4、緑色(色彩としての)の効能

余談ですが、色彩としての観点からもひとつ💡

緑色(green)
・リラックス効果
・ストレス緩和
・フレッシュな印象
・穏やかな印象
・安らぎを与える
・目に優しい
・平穏、安心を与える
・感情にバランスをもたらす

…………などなど。まだまだ緑色がもたらす効果は他にもたくさんありますが、自然を連想させる色だからでしょうか。親しみやすく、抵抗なく日常に取り入れやすい色のように思われます。
もちろん、人によって色の好みはあるので、その辺はご自由に。

他にも、グリーンには風水効果や室温・湿度調整効果などもありますが、話が広がりすぎるので今回は割愛させていただきます。


■活用例

さて、ここで実際の活用例をご紹介させていただきます。

私自身の事例を挙げます。
部屋の角にワークスペースを設けているため、常に壁に圧迫された閉塞感でなかなか作業に集中できませんでした。
なので、しょっちゅう席を立ってはウロウロ。息が詰まって、スマホを見る。横を向いて、窓の外を頻繁に眺めたり。とても効率が悪いですよね~_~

そこで、上記を踏まえた内容でデスク廻りをこのようにグリーンで整えてみました。



ひとつひとつは大したものではありません。
旅行先でいただいたバンダナであったり、育てた植物のおすそ分けであったりと、身近なものをデスク廻りに集めてみました。

ポイントは、作業する視界に入る位置にグリーンを置くことです。

これだけです。
あとは、飾り方&置き方は自由♪

たったこれらをしただけで、私のデスク離脱率はグーンと減りました!
30分は集中してデスクに向かえるようになったのです。
少しひと息つきたいとき、考えに躓いたときに自然とグリーンや小物に目が行き、そこでほっと和む。
気持ちが落ち着き、思考がクリアされ、再び作業に戻ることができています。実証できたので、これからまた少しずつグリーンを増やしていこうと思っています。

こんなグリーンを飾っていきたい♪ 提供者:Maksym Ponomarenko



■グリーンを置く際の注意点

1、生木とフェイク(人工)を使い分ける

虫が苦手な方は、水栽培などハイドロカルチャーのものを選ぶとよいでしょう。土を使わないので、病気や害虫が寄り付きにくいというメリットがあります。ただ、根腐れに注意が必要なので、ゼオライトという多孔質な鉱石を使用するなど工夫が必要です。
ゼオライトプランツとも呼ばれています。

フェイク(人工)の観葉植物は、今本物と見分けがつかないほどリアルですよね。私が若い頃はひと目で人工ものだと見破れましたが、今は看破する自信はとてもありません😅
ついこの間も、職場のフロアに置いてある見事なグリーンが実はフェイクだと知って、衝撃を受けたばかりです。(実に6年もの間、本物だと思っておりました)
今は高品質でインテリア性の高いフェイクグリーンが多く登場してますので、「生木はちょっと……」という方にはピッタリかもしれません。

ただ、フェイク(人工)は眼精疲労への効果は生木に期待されるほどの効果は下がるかもしれませんので、その辺はご考慮ください。


2、植物にあった育て方は大事かも

これは結構大変ですよね(;'∀')
私もこの辺は、ちょっと失敗して枯らしてしまったりとちょこちょこやってしまっております。

その植物にあった育て方はある程度必要なので、その分手間はかかります。
・水やりの頻度
・日照問題
・室温の配慮
・ペット問題

などなど……。特に、ペットと一緒に暮らしている方は多岐にわたり考慮が必要になってくるかもしれませんね。
特に猫ちゃんは、置いてよい植物とダメな植物があるようですので😥

私の場合は、出勤前にデスク廻りのグリーンちゃん方を窓辺へ移動したりと、お日様や外気に当てたりなど工夫しております。
(※今は真夏の日差しが強すぎるので、レースのカーテンでワンクッションおいてます)

■まとめ

適切なグリーン効果を得られるためには、緑視率10~15%が望ましいと言われています。
具体的には、視界の左右120度、奥行き5メートルの範囲に占める割合のことです。
ひとつの空間内で10~15%って、かなりの比率です。
オフィスなどパブリックな場所であれば達成できるかもしれませんが、個人宅で行うには一般的にかなりハードルが高いと私は思います😓


↓たぶんこれくらいやらないとクリアしないかも……。

提供者:Hogr Othman

写真は壁や床まで緑色なので、ここまでになるともはや15%は軽く越えているでしょう😓
グリーンだけでもこれくらいの量は必要になるはずです。

それに、緑の割合が多ければよいという訳でもありません。上の写真は寝室なので問題ありませんが、居室の用途によって配分を考慮する必要があります。
多すぎるとかえって集中の妨げになり、逆効果ともなるでしょう。

でも、大丈夫。
そこまで頑張らなくても、まずはご自分の作業場所やデスク廻りから始めてみるのがおすすめですよ。
普段、長い時間過ごす場所から手を入れてみるのです。
たった一つのグリーンでもよいので。

そうすると、思ったより簡単に、気楽にできませんか?

■快適なワークスペースを持つためのグリーンメリット
1、メンタル的によい
2、作業効率が上がる
3、インテリアとしても映える
4、空気が綺麗になる
5、雰囲気がよくなる
6、家が喜ぶ
7、自分も喜ぶ

デスク廻りにグリーンを置くことの効果7つ



提供者:pornpimon Rodchua



この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?