草刈り機は電気式かエンジン式か

みなさんは草刈りされていますか?私はほぼ毎週草刈りをやっていましたが、12月になりやっとシーズンオフになりました。一昨年ぐらいまでは周りもエンジン式ばかりだったのですが、ここの所電気で動く刈払い機が増えたなあと思います。草刈り機選びには、意外と悩むものです。農作業や庭の手入れでは欠かせないこの道具も、技術の進歩とともに電気式が便利になり、選択肢が広がってきました。高齢者や家庭菜園を楽しむ方には電気式が、広範囲や本格的な農作業にはエンジン式が向いているなど、それぞれに魅力があります。使う場所や作業内容、使用者の体力に応じて選ぶことで、草刈りの時間がただの労働ではなく、ちょっとした楽しみに変わるかもしれません。

電気式草刈り機:手軽で親しみやすいパートナー

電気式草刈り機の最大の魅力は、その手軽さです。私の母は耳が少し遠くなっていますが、電気式の静かさと軽さに大満足しています。音が小さいので近所迷惑の心配もなく、バッテリーをセットしてスイッチを押すだけで作業が始められるという簡単さも、高齢者には嬉しいポイントです。

バッテリーの持続時間は30分程度ですが、これが母には「ちょうどいい」ようです。長時間の作業は体力的に厳しいものですが、「30分なら頑張れる」という程よい区切りが、母のやる気を引き出しているように見えます。また、振動が少ないため手や腕への負担も軽く、母にとって電気式は心強い味方です。

最近では、電気式草刈り機の性能がかなり向上し、出力が以前よりも強くなっています。さらに、ブロワーやインパクトドライバーなどの電動工具と同じバッテリーを使えるものもあり、「一台でいろいろな作業をこなせる」という便利さが際立ちます。工具が連携してくれると作業効率が上がるだけでなく、なんだか道具を揃える楽しみも増してきますよね。

エンジン式草刈り機:力強さと修理の楽しみ

それでも、電気式だけでは補えない場面もたくさんあります。畑や田んぼの畔、山のような広範囲では、エンジン式草刈り機がその力を発揮します。私も広い畑で草刈りをする際にはエンジン式を愛用しています。エンジン式はパワーがあり、土や石に当たっても回転力が落ちにくいため、頼もしさを感じます。また、燃料さえ補充すれば作業が続けられるので、広い面積でも効率的に草を刈ることができます。

さらに、エンジン式の良いところは、ビニールコードが使えることです。これが意外と便利で、刃を傷める心配が少なく、特に柔らかい草が生えた畔などで重宝します。少し手強い草にも耐えられるビニールコードは、エンジン式ならではの特権と言えるでしょう。

そして、エンジン式のもう一つの魅力は、「壊れたら自分で直せること」です。もちろん、修理が好きな人に限った話かもしれませんが、エンジンはその構造がシンプルなので、ちょっとした部品交換や調整で直せることが多いのです。逆に電気式は、一度壊れてしまうとメーカーに送るしかないことが多く、その手間と費用が気になる点ではあります。でも、エンジン式の修理はちょっとしたパズルのようで、これもまた楽しみの一つだと私は思っています。

それぞれの特性を生かして作業を楽しむ

電気式とエンジン式、それぞれの長所をうまく生かすことで、草刈り作業はもっと楽しいものになります。たとえば、私は普段はエンジン式を使いますが、電気式の便利さには感心するばかりです。母が草刈り機を使う姿を見ていると、草刈りのハードルが下がったように感じますし、「ちょっとやってみようかな」という気持ちが芽生えてきます。

一方で、エンジン式には「道具を使いこなす楽しさ」があります。エンジンをかけるときの感触や、修理をした後に無事に動いてくれたときの達成感は、エンジン式ならではの醍醐味です。

結論:用途と楽しみ方を見つける

草刈り機選びに「正解」はありません。電気式もエンジン式も、それぞれに魅力があり、使う人の体力や目的、そして作業の範囲に応じて選ぶべきです。高齢者や家庭菜園の手入れには電気式が、広範囲や重作業にはエンジン式が適しています。そして、両者をうまく使い分ければ、草刈りがただの労働ではなく、道具の進化や自分の工夫を楽しむひとときに変わるでしょう。

私はこれからも、母と一緒にそれぞれの草刈り機を使い分けながら、農作業を楽しんでいきたいと思います。草を刈る音とともに、今日も小さな満足感が得られるのです。草刈り機は、ただの道具ではなく、楽しさを見つける相棒なのかもしれませんね。

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