剪定枝との格闘記、燃やし尽くすまで


春は、庭木たちがぐんぐん成長する季節。剪定作業は、庭の手入れには欠かせない作業ですが、同時に、大量の剪定枝の処分という問題も持ち上がります。
我が家では、庭木をなるべく自然な形で育てたいという思いから、剪定した枝は、そのまま焼却して灰や炭にし、庭に還すことを続けています。灰はカリウムが豊富で、植物の生育を助ける効果があると言われていますし、炭は土壌改良に役立ちます。
しかし、剪定枝を燃やすのは、想像以上に大変な作業です。特に、生木に近い状態の枝は、なかなか燃え尽きないのです。

燃やせないジレンマ

剪定枝を庭に放置しておくのは、見た目も悪く、害虫の温床になる可能性もあります。かといって、ごみとして出すのも忍びない。そこで、少しでも早く、効率的に燃やせる方法はないかと、様々な試行錯誤を重ねてきました。
最初は、剪定した枝を適当な長さに切り、そのまま庭に積み上げて火をつけようとしたのですが、なかなか燃え広がらず、煙ばかりが出て近所迷惑になることがたびたびありました。

燃やし方革命

そこで、以下の4つの方法を試してみることにしました。

  1. バーナーで火をつける: 最初に、バーナーを使って火をつけることで、一気に火をつけることができます。特に、湿気のある日や、生木に近い枝の場合、この方法が効果的です。

  2. 隙間を開けない: 枝を燃やす際は、隙間を開けないように、できるだけまっすぐな状態にして燃やすことが重要です。隙間があると、空気がたくさん入ってしまい、燃え方が不安定になるからです。

  3. 燻炭器を使う: 燻炭器を使うことで、燃焼温度を上げることができます。燃焼温度が上がると、燃え残りが少なくなり、短時間で燃やし終えることができます。

  4. 廃材を利用する: いらない家具や廃材などを一緒に燃やすことで、燃焼効率を上げることができます。特に、木製の家具などは、よく燃えるのでおすすめです。

これらの工夫をすべて取り入れることで、1週間近くかかっていた剪定枝の焼却作業が、わずか3日で終わるようになりました。

燃やし終わって思うこと

剪定枝を燃やす作業は、決して楽なものではありません。しかし、自分で育てた庭木を、最後まで無駄なく使い切るという行為は、とても満足感があります。
燃やし終わった後の灰や炭は、庭の肥料として活用することができます。また、燃やしている最中のパチパチという音や、炎を見ているのも、何とも言えない癒しを感じます。
剪定枝との格闘は、まだまだ終わりません。これからも、より効率的で環境に優しい燃やし方を模索していきたいと思っています。



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