偶然に出会った地元のサイクリストの親切から気がついたこと
こんばんは。ロードバイクと世界を旅しているNatsuです。
突然ですが、皆さんは、旅先で地元の人と交流する機会はありますか。
私は、バックパック旅だとなかなかないのですが、ロードバイクと旅していると、地元のグループライドに参加したり、地元のサイクリストとばったり道で会って一緒にライドしたりと、嬉しいことに、ロードバイクを通して地元の人と交流する機会が増えました。
今日は、偶然に道の上で会った地元のサイクリストとの出会いからの気づきのお話しです。
道の上で知り合ったサイクリストは、スコットランドからの移民でした。もう長く住んでいるそうで、私は気がつかなかったのですが、私達が道を尋ねたら言語のアクセントから旅行者だと気がつき、静かで走りやすい道を案内するねと、自分達の行き先とは異なるのに自ら案内役を申し出てくれました。
そして、案内後はお茶をご馳走になり、困った時にはいつでも泊まりに来てねと、親切に連絡先まで教えてくれました。
こちらとしては、案内をしてもらった上にご馳走にもなっているので何かお礼がしたいと、お返しを申し出ましたが、これもなにかのご縁だからと、ご厚意に甘えさせていただく結果になりました。その親切心もですが、その時に彼が話していた言葉がとても印象に残っています。
自分が外国人として異国へ移り住んだからこそ、自分にとっては当たり前のことも、旅人にとっては当たり前ではなくて、知ること自体が難しいこともある。自分が気がつかないことを知ることで生活しやすくなるから、教えてもらえることができるなど、人との繋がりはとても大切だと感じている。
偶然の出会いって、いろんなものを繋げてくれるんだよ。私が旅をした時、もしかしたら、また君達と出会うかもしれない。その時もまた一緒に走れたら楽しいだろうと思ってね。まあ、その時が来なくても今日が楽しかったからいいのだけれどさ。
外国人として異国に住み、旅行客として世界を旅していますが、自分が気がつかないことも教えてくれる人って、本当に有難いです。
また、コロナ禍で人との交流の機会が減っていたので忘れてしまいがちですが、偶然の出会いって秘めた力を持っていて、偶然に出会った人が外国人だと、外国でまた出会う可能性が高くなるんですよね。
とは言え、その時だけの出会いになることもあるし、この先も続くご縁になるかどうかはわからないけれど、偶然の出会いはその出会った日を楽しかった日にしてくれるので、どちらに転んでも、彼が言ったように、その日がいい一日になっただけでいい気もする。
私と夫が出国した後、また出会うことができるかは分からないけれど、会えるうちに出来る範囲でお返ししたいし、彼らから受けた親切を旅人にも還元していきたいな、そんなことをも感じた出会いでした。
皆さんも旅先での出会いがありましたら、お話し聞かせて下さい。
それでは、また。
Nastu