海外のグループライドは、旅をも楽しませてくれた
こんばんは。ロードバイクと世界を旅しているNatsuです。
マイペースに走るのが好きで、これまでグループライドへ意識が向かなかったのですが、今年はより乗れるようになりたいので、初めてグループライドに参加してみました。
海外のグループライドが初めてのグループライドになるので、日本のグループライドとの比較はできないのですが、参加してみて、こんなに自由なら参加しやすいなと感じました。
その理由は、事前予約は必要ないし、ライド中にもグループやルートを変えてもいいから、です。
参加したグループライドは、総勢60人ほどで、速度別に5チームに分かれていました。その日の気分でどの平均速度で走るか決められるので、普段は一番速いグループで走っている人がビギナーコースに参加していたり、ライド中でも、自分の参加していたグループよりも速い速度のグループが後から追ってきたらそのグループに飛び乗ってみて、また出発時に参加していた元のグループに戻るというライダーもいました。
ただ、グループの乗り換えは、自分のグループよりも後に適度なぺースのグループがいた場合で、自分の後ろにグループがいない場合は、速度についていけないと置いていかれます。けれど、ルートがわかれば途中合流することができるので、後続グループがいなかったビギナー向けの一番ゆっくりなグループでは、「私はここのルート嫌いだから、◯◯で待ってるわね」と、一部スキップして先回りしているライダーがいました。
ライドの参加可否を事前に伝える必要はなく、ライド中もグループを変えられ、ルートも変えられる自由さ、気楽なので参加しやすかったです。
また、海外グループライドの気に入ったところは、ロードバイクに乗りながら地元ライダーと交流できることです。
グループライド中、2列に並んで走行することが多かったのですが、グループライドに参加しているライダーはおしゃべり好きが多く、また平坦コースだったこともあり、並走時はほとんどお喋りしていました。
一緒にライドできるだけでも楽しいのに、共通の趣味の自転車の話に花が咲くし、身の上話しからは自分が知らなかった人生を経験させてもらえ、その土地の話からはまるで自分もその土地に仲間入りできたような感じがしました。
道路の混雑時間帯やロードバイク向きのルート、おすすめのスポットや過ごし方などは、インターネットからではなかなか知ることが難しいし、教えてもらえた情報はほとんどアタリだったので、テクノロジーが発達しているいまでも、ローカル情報は地元の人から聞くのが一番だな、と思いました。
旅をしていると、時々、どこにも所属していないような、宙ぶらりんな感じがします。
けれど、ライド後にはコーヒータイム(雑談タイム)があったのですが、休憩しながら、ライド中していた話しを掘り下げられたり、より多くのライダーとも話すことが出来るので、少しでも地元の人の輪に入れてもらえたのかなぁと、心があたたまるひと時にもなりました。
海外のグループライドは、私にとって、ライドが楽しいだけでなく、地元の人との交流から心も温まり、旅人だけれどその土地で暮らしているようなひと時が過ごせた体験でした。
グループライドに参加して、その土地の人と交流ができ、自分だけでは知り得なかったことも知って体験できるきっかけになったので、ロード乗りの方の旅先のアイディアの一つとしておすすめしたいです。
旅先のライド情報は自転車屋さんで手に入ります。
自転車屋さんには、大抵その店のオリジナルの商品があるので、グループライドの情報と旅先の思い出がつまったユニークな商品をハントしに立ち寄ってみて下さい。
海外のグループライドから、ロード乗りの方の旅がより充実したものとなりますように。
Natsu