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バセドウ病から甲状腺乳頭癌になりました②

前回の記事:バセドウ病診断~乳頭癌診断まで

1. 手術予定病院での初診

紹介状を持って『大阪警察病院』へ。
診察では、紹介状を元に確認のような雰囲気。強いて言うならば、甲状腺を全部取るか、半分だけにするかという選択を迫られた程度。自分は「自分の中から臓器が1個なくなるの嫌だな」という理由で、右半分だけをお願いしました。

診察が終わると、検査と入院説明がありました。
検査は確か4つ。
・血液検査
・エコー検査
・レントゲン
・CT検査

入院説明では、まず看護師さんから入院中に必要なものやおおまかなスケジュール、そのあとに入院センターで入院予約をしました。

自分が悩んだのは、手術前説明と手術立ち合いは必ず立ち合いが必要になるということ。「必ず必要ですか…?」と確認するものの、必要ということで。事前に看護師の友人に家族立ち合いについて相談はしていて、居なくても大丈夫か、ということも相談していました。

「まれに居ない人もいるけど、手術日は絶対必要って言われると思う」

『まれに居ない人』になれないか交渉したけど、ダメでした。身寄りが本当に居ない人はどうするのだろう。今回は兄弟に連絡して、来てもらうことに。

入院センターの事務の方は、かなり早口で、正直よく分からなかったけど、多分パンフレットに書いてあることを読み上げているだけでしょう…ということで軽く聞き流し。ここでは、病室は個室と6人部屋のどちらがいいか聞かれ、個室は+10,000円ということだったので、6人部屋を選択。

この日は10時前頃に病院に到着して、全て終わったのが14時半頃だったと思います。お会計は3割負担で15,000円ぐらい。

2. 他院歯科

看護師さんからの入院説明で、「ぐらついている歯はないか」という確認をされて、「ありません」と答えたものの、少し不安だったので、近所の歯科クリニックへ。親不知に小さい虫歯がある以外、問題ないということでOK。(この虫歯は5年以上この状態)

3. 同院耳鼻咽喉科

前回の診察で、「耳鼻咽喉科で診察してから2回目の診察に来てください」とのことだったので、2回目の診察1時間前に耳鼻咽喉科に行きました。この予約やスケジュール調整は看護師さんと相談しながら決められます。自分は何度も来るのが手間だったので、同じ日の1時間前に診察予約をしました。

ここで『反回神経麻痺』が発覚しました。反回神経は声帯を動かしている神経で、左右に2本ずつあるそうで、鼻からカメラを入れて、「い~~~~」と言いながら、声帯の動きを見ます。自分の場合、ここで右の反回神経がほとんど動いていないことが分かりました。(この検査が痛い)

麻痺していても自覚症状としては喉に違和感がある程度で、このときは普通に声出ています。

反回神経についてはこちらへ。

4. 手術予定病院2回目

耳鼻咽喉科の後、乳腺内分泌科。
神経麻痺から以下の可能性について説明されました。

①腫瘍が反回神経を圧迫している場合
・現状と特に変わらず過ごせる
・麻痺が治る可能性がある

②腫瘍が反回神経に絡みついている場合
・神経を切除するため声が出しにくくなる
・最悪の場合、気管切開を行う(首にチューブ挿入)

反回神経と腫瘍の場所はあまり近くないので圧迫している可能性が高いが、現時点で神経麻痺を起こしているということは少し絡んでいる可能性も十分あり得るとのこと。

他には、大まかな手術の内容説明と入院スケジュールの希望日について。自分は冬に論文投稿や10月以降の実験が決まっていたので、なるべく早くお願いしますと伝えました。大阪警察病院の入院日は約10日前に電話連絡になるとのことでした。

5. 手術予定日の決定

9月半ばに電話で手術予定日の連絡がありました。9月末頃に入院手術、入院3日前にコロナのPCR検査になりました。ここでも手術説明と手術日の家族立ち合いの確認。

今回の手術前説明の日が、急だったこともあり、手術日に来るなら自分だけでOKということでした。

6. 手術前説明

手術前説明では、診察担当の先生から手術内容確認と、主治医の先生から手術の同意書や細かい説明を聞きました。ここでも、反回神経麻痺があるので最悪気管切開の可能性があることを告げられました。
こわい。

7. PCR検査

コロナがまだ流行っているので、手術3日前にPCR検査を病院で受けました。検査方法は鼻綿棒。痛い。鼻に何か入れる系の検査は痛い。
検査料は病院負担で、自分の負担額は診察分の200円ぐらい。
(9時からだったのに9時に起きてしまい、大遅刻して申し訳なかった。)

結果は陰性。
教授に報告したら、うちの研究室は誰もかかったことないって分かって安心したって言われた。

次回の記事

入院中について。入院期間は1週間。

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