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WGP予選通過者へ!戦略や調整をインタビュー!(kumausa)
記事を開いてくださり、ありがとうございます!ホロカ情報局です。
今回は、WGP千葉で予選を通過し、決勝へ進んだプレイヤーの方々に、大会へ向けたデッキの選択や戦略、練習法などについてお話を伺いました!
改めて、質問にご協力いただいたプレイヤーの皆様には心から感謝いたします!今回は、kumausa選手へのインタビュー内容をお届けします!
また、他に承諾をいただいた方々のインタビュー記事も順次更新予定ですので、少しでも皆様の参考になれば嬉しく思います!
kumausa選手(推しすいせい)
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1: 大会に臨むにあたっての準備や戦略、練習方法
練習の方法と頻度
土日休みの社会人で残業も多いため、基本的にはリモート対戦で練習を行い、週末のショップ大会や交流会で「答え合わせ」をする形を取っていました。
2: 使用デッキおよびカード選択の意図やポイント
デッキ選択の背景
環境対策と練習方法
大会前は主に、環境で多く見られる「イオレイネ」と「かなた単」との対面を重点的に練習しました。環境以外の対策
YouTubeの動画を活用して座学を行い、リモート対戦では対戦相手にさまざまなデッキを使用してもらうことで、アドリブ力を鍛えるようにしました。
星ムーナの採用理由
デッキ選択の経緯
候補として「かなた」「イオレイネ」「マリン」も練習していましたが、かなた単やイオレイネは「推しホロメン選抜」の影響で1敗が予選敗退に直結しやすく、安定感を重視する必要があると判断しました。
「マリン」については、大会の2週間前から本格的に練習を始めましたが、プレイ難易度が高く、対戦時間内で満足のいくプレイができる自信がなかったため、候補から外しました。
その点、「すいせい」はホロカ発売当初から使用しており、星ムーナ→星ポルカ→星ござるとさまざまな型を試してきたため、プレイには自信がありました。そして何よりも「推しを使いたい」という思いが強かったため、「星ムーナ」を選択しました。
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カード構成と調整ポイント
デッキ構築の基本方針
すべての試合で最低でも70点以上の動きができるような構築を目指しました。基本的には「テンプレ型の星ムーナ」ですが、以下のような特徴的な調整を行いました。LIMITEDカードの採用
春先のどか・みっころね24・アイドルマイクをそれぞれ4枚、マネちゃん1枚の計13枚とし、LIMITEDカードをやや多めに採用しました。これにより、多少手札に余っても、毎ターンLIMITEDを打てるようにしました。
採用を見送ったカード
ホロリスの輪
最高火力を出すためには必要なカードではあるものの、2ndを動かすターンにはすでに決着がついていることが多く、また試合中にダイス頼みのプランを考えたくなかったため不採用としました。カスタムパソコン
1stのブルームエフェクト持ちすいせいを持ってこれる点は便利だったものの、基本的に手札のDebutカードはすぐに場に出してしまうため、使いづらいと判断し不採用としました。
3: 先攻有利・後攻の場合の動きや事故に対する考え
基本戦略
どの対面でも先行を取った場合は最速3ターン目の2ndすいせいの展開を目指します。
各デッキへの対応
マリン、ポルカ対面
赤対面では、後攻でもある程度余裕を持ってプレイできます。Debutすいせいの「スターの原石」や、1stのブルームエフェクト持ちすいせいを使い、相手のバックポジションを狙撃する動きが重要になります。推しスキル・SP推しスキルが非常に刺さる対面なので、ライフレースに負けない範囲で積極的にコラボを行い、バックを枯らして勝つイメージです。
シオン対面
エール移動が厳しいように見えますが、ムーナのエール加速のおかげで、エールが全くない状態からでも 「ダウン時のエール獲得」「ムーナのエール加速」「2ndすいせいのコラボエフェクト(センターへエールを送る)」 を駆使することで、無理やりアーツを打つことができます。そのため、思ったよりは厳しくありません。ただし、基礎体力が高いため「ほうき星」が刺さりにくくなります。そのため、コラボにいるホロメンにダメージを与え、プラスでバックダメージを入れることで撃破を狙うのが理想です。
かなた対面
後攻の場合、正直勝てません。
こちらが完璧な動きをしても、最後の1点が取り切れないことが多く、この課題を克服するために「すいせいクロエ」が考案されたのだろうと感じています。先行の場合、相手が1stを前に出してくれれば、2ndすいせいで1stの2面取りを狙えますが、後ろに構えられると厳しくなります。ただし、Debutかなたの体力は90のため、「ほうき星」で積極的に狙いにいきます。
イオレイネ対面
先行の場合、順当にブルームできれば、SP推しスキルを使って センターのレイネとバックで育てているホロメンを同時に落とせるため、ライフレースに勝ち切れる展開になります。また、Debutイオフィの体力は70のため、「ほうき星」で比較的落としやすいです。後攻の場合、センターの2ndレイネを落とすため、2ndの下に3枚重ねた2ndすいせいを作り、ワンパンを狙います。しかし、相手が事故らない限りはライフレースに負けるのが定石です。
4: 印象に残った対戦やエピソード、対戦時の心境
2回戦目:推しAZKi(塩シャチ)戦
先行を取り、120点程度の動きができましたが、エールデッキ切れとエールの配置ミスでアーツを打てなくなり、そのままデッキ切れが確定し投了となりました。
本当は ブルームエフェクト持ちのすいせいがデッキに残っていたはず なので、一度全て引き切るべきだったと反省しています。
5回戦目:かなた単戦
同時開催のブルームカップの関係で、対戦相手が5回戦目でドロップする予定だったため、「勝ちを譲る」と言われました。ところが、なぜか後攻を取ったにもかかわらず、そのまま勝利してしまいました。
試合後にカードを片付ける際、対戦相手の2ndかなたが見えたため、「本来、自分は4回戦目で終わっていたのではないか」と複雑な気持ちになりました。大型大会は初めてだったため、かなり疑心暗鬼になりながらプレイしていたことを覚えています。対戦相手に悪意があったとは思いませんが、自分から「本気でプレイしてほしい」と伝えるべきだったのかもしれません。
5: 今後の目標、カードゲーム全体への展望や想い
企画の推進
今後は リモート対戦の場で大会を開けるように準備を進めています。まだ調査中ですが、賞金付きの大会も視野に入れています。
また、自分自身のスキル向上も図りつつ、ホロカプレイヤー全体のレベルが上がるような場を作りたい と考えています。ホロカがより広まり、プレイヤー同士の交流が活発になることを願っています。
6: 終わりに
kumausa様にはインタビューにご協力いただき誠にありがとうございました。この場をお借りしてお礼申し上げます。
5回戦目のドロップ交渉のエピソードが印象的であり、kumausa様の大会に対する姿勢や、大型大会ならではの感情の動きがよく分かるお話でした。