Mars M1シリーズ、実際に現場で使ってみると…
記事:そうや|映像制作フリーランス
レシーバー側、これだけで済む
以前は、レシーバー側にはモニター用のVマウントを取り付け、Dtapから電源を供給し、伝送装置にSDIを接続して…といった手順が必要でしたが、Mars M1ではLバッテリーが使用されるだけで済むようになりました。
軽くてケーブルレスでカメラマンもモニター見る人も双方にとってストレスが減って機動性爆上がりするのが良かったです最高。
今日の運用は自分のオペカメにM1Enhancedを付けて、レシーバーモードのM1に飛ばしディレクターやプロデューサーに確認して頂く使い方。
強化版、使いやすくなりました
<DCロック>
強化版の最も嬉しい点は、何度も強調していますが、
DCがロック対応したことです。
以前は突然引っ張られたりして抜けてしまうことがありましたが、
それがなくなったのが本当に素晴らしいです。
<モニタリング>
さらにモニタリング面の強化も実感できます。
特にピーキングとマーカーの改善が素晴らしいです!
精度が向上し、自由度も高まっています。
以前は画面の端も検出して外枠までラインが表示されていましたが、
それが改善されました。
<電源>
そして電源を落としても設定が維持され、接続が早く復帰するため、
これまで電源をつけたまま使っていましたが、
より頻繁に電源を切ることができるようになりました。
正直、最初は発表を見た時は微妙な違いかなと思っていましたが、
実際に現場で使ってみると地味ながらも非常に大きな進化を遂げており、
使いやすくなりました。