人のために考えるって明確な正解がないから難しいけれど、予想もしない大きな幸せになることもある。
最近、ドラマ「崖っぷちホテル」を見ました。
リアルタイムでも見ていて、わたしのその後を変えるきっかけにもなった、大事なドラマのひとつではある。
わたしは、そのころ、ザ・サービス業で、さらに上の立場にいて、人との関係を作るのも苦手で、うまくたち回れずにもいた。
だから、「崖っぷちホテル」の、初めはめちゃくちゃな人間関係が協力的になっていく様子や、サービス業として、お客様様へのおもてなしの考え方とか、そういうのをすごく考えさせられて、ためになった作品でした。
サービス業って、本当にいい職業だな、と思う。
仕事っていうのは、どんな仕事でも必ず誰かの役に立っていたり、助けている。必ずそう。
その中で、サービス業というのは、感情や心が関わってくると思う。
心や感情がずれてしまったり、噛み合わなかったりすると、不満足になったり。
その人のことを考えて一生懸命やったとしても、捉え方を間違ったり、ずれたりすると、それは違和感としてうつる。
それを読み取るのが難しいのだけれど、一致した時。
相手にうまく伝わった時。
笑顔になった時。相手は嬉しいから笑顔になっている。それをみた自分も嬉しいし笑顔。周りも笑顔。
このみんなが笑顔に広がる瞬間。
なんとも言えない、happyな空気に包まれて、それが伝染していく瞬間。
最高にhappy。
これが協力的に行われたものだったら、笑顔がよりたくさんの人になるし、たくさんの気持ちが集まる。
あの頃のわたしは、お客様との一対一の関係性は作れても、お客様対スタッフ一同で協力的に行うことがうまくいってなかった。みんなでお客様をもてなす感覚がわからなかった。
けれど、「崖っぷちホテル」を見て、わたしに足りないものはこれかも知れない、と思った。
それは、みんなを信じること。
どうしても、スタッフの能力を信じてあげれなくて、自分ひとりで解決してしまう節があった。
失敗してもいいから、信じて任せることができなかった。協力的にしていないのは自分だったと気づいたんだな。
その後、わたしは「協力的ないいメンバーに囲まれて幸せ」「みんなで協力してお客様をもてなせた」と実感できる仕事ができるようになった。
「崖っぷちホテル」は自分の意識を変えるきっかけにもなった大事な物語なのでした。
ということを思い出しました。