vol.3 by the end of summer インタビュー「このまま音沙汰もなく解散するかもしれないし、唐突に音源のリリースがあるかもしれません」

京都の大学で結成されたエモバンド by the end of summer インタビュー
このvol.3ではThe 1975セレクトのプレイリストにも選出された「Phony」が収録されているEPをリリースした2017年当時の話と現在のバンドの状況について聞きます。

インタビュアー　植野（HOLIDAY! RECORDS) 2020年4月

lagughing ep リリース後の反響。そして現在のバンドの状況とは。

ーーlagughing epは会心の作品でリリース当時、かなり反響があったと思うのですが、その後の活動には影響を与えましたか？
あったとしたら、どんな出来事がありましたか？

具体的なエピソードを挙げ始めるとキリがないのですが、
このバンドの曲を聴いてくれている人が圧倒的に増えた実感はありました。
国内はもちろんなのですが、国外にもある程度リスナーが居ることが分かり、結果としてアメリカのOld Press Recordや中国のSango Recordからの音源リリース。
それからChinese Footballとの中国ツアーに繋がりました。

※Sango RecordはChinese Footballの徐波が運営するレーベル。日本のバンドもリリースしている。

ーーアメリカのレーベルからもリリースされてたんですね！知らなかった。。
それはどういう経緯で決まったんですか？
どこでバイサマの事を知ったんだろう？

どうやって知ったんでしょう笑
急に英文のメールが来て、いつものスパムメールかなと思いつつよく読んだら音源を出させてくれ！という内容だったので、即OKした記憶があります笑
Old Press Recordから音源を出すのと同時にApple MusicとSpotifyにも登録してくれたのですが、それから海外のリスナーからのレスポンスが増えた気がします。Redditにもたまに名前が挙がるようになりました笑

ーー日中ツアーを行った中国のemoバンドChinese footballとはいつ出会って親交を深めたのでしょうか？
ツアーをする事になったきっかけを教えてください。
それから何かツアーでの印象深い出来事があれば教えてください。

具体的には覚えていないのですが、
確かimakinn records招聘の初めてのChinese Footballジャパンツアーが初対面だったと思います。

※こちらの2016年のライブ
※当初2018年のライブと記載しておりましたが訂正しております。
大変申し訳ございません。正しくは2016年のこちらのライブです。

2016/12/28(水)下北沢THREE
■CHINESE FOOTBALL(中国)
■falls
■by the end of summer(京都)
■Suueat.(栃木/群馬）
O19:00/ S19:30
A¥2300/D¥2800

丁度Chinese Footballのボーカルの徐波が京都に留学に来ていて、
彼が度々ライブハウスに遊びに来ていたので、そこから交流を深めていきました。
「一緒に中国でライブしようよ」と当時、徐波からは雑談程度によく言われていて、それめっちゃ良いっすね！的な返答をしながら、
できたらいいけど仕事や学校の事情を考えるとそう上手くはいかないだろうなあと思っていました。
ただそんな雑談を重ねていく内に気付けばツアーの日程を決めるところまで話が進んで、その辺りでようやくこれガチなヤツやわ、ということに気付きました笑
一部の渋るメンバーを説得したりして、最終的にはChinese Footballに中国へ連れて行ってもらいました。

中国での印象深い出来事というのはここには書ききれない程あるのですが、とにかくご飯が美味しかったです笑
ご当地の料理ってツアーの醍醐味でもあると思うのですが、地元の料理屋さんのご飯が本当に美味しくて、もう一度食べに行きたいです笑
あとは、お客さんの音楽を楽しみに来てる感じとかは日本と変わらなくて、めちゃくちゃ楽しかったです。
あと心なしかお客さんの反応が日本より温かかった気がします笑

ーー徐波は一時期、京都でもメンバーを集めて音楽活動してたよね！
HOLIDAY! RECORDSもその時期に彼と出会ったのです。

そうですね。A Hidden Traceという名前でソロ活動をしていて、確か小西がドラムを叩いていた時期があったと思います。
僕も何度か見に行きました。

ーー最後にライブをしたのはいつですか？
現在バンドはどのような状態にあるのでしょうか？

今のところ個人的な事情から活動が結構難しい状態です。
2019年7月のChinise Footballジャパンツアーファイナルが僕らの最後に出演したライブで、今年の5月にライブの予定がありましたがコロナ禍の影響で流れてしまいました。
このまま音沙汰もなく解散するかもしれないし、ただかなり気まぐれなバンドでもあるので、もしかすると唐突に音源のリリースがあるかもしれません笑

ーーそうなんですね、、残念です。
でもライブをする予定はあったんですね！
最後にリリースしたのが2017年のスプリットという事で僕も含めかなり新作を聞きたい人は多いと思います！ぜひ活動を続けてください！
曲作りとかもしてないのですか？

そう言って頂けると励みになります！
曲作り自体は黙々と進めているのですが、如何せん練習に入れないので音源化の目途が無いです笑
そもそもが僕自身がかなり寡作な人間なので、気長に待って頂けたらと思います。

ーー気長に待っていますね！本日は本当にありがとうございました！

最後に、現在他のメンバーがby the end of summer以外に行っている課外活動を教えてもらったのでぜひチェックしてみてください。

・久保君（ギターボーカル）
HOLIDAY! RECORDSで音源を扱ってらっしゃるのでご存知の方も多いかと思いますが、Cimaneでギターボーカルをやっています。
久保君の歌心や人柄が曲に出ている感じがあって好きです。聴いててたまに悔しくなるくらい良いです笑
そこはかとなく土臭い感じはby the end of summerと共通しているというか、すごくコミューンっぽいなと思います笑

・おやまぐち (ベース)
確かsalt of lifeでサポートとしてベースを弾いていたと思います。
今年出た音源が最高でした……。

※このMVの時（2015）ではなく、2020年現在サポートを担当。

・小西（ドラム）

以下のバンドでドラムを担当。寄り道という企画イベントも主催しています。
・tweez(京都、ボーカルは初代バイサマVo の中村)
・V.N.R(日本)
・OPQR(名古屋)
・nagoya tengu (名古屋)

彼らのCDの購入はここから出来ます。
by the end of summer / Laughing e.p.(CD）
https://holiday2014.thebase.in/items/5516805

by the end of summer インタビュー
vol.1
https://note.com/holiday_records/n/n9630bb285eda
vol.2
https://note.com/holiday_records/n/nec8cee3bd97a
vol.3
https://note.com/holiday_records/n/n3918d370e4d6

HOLIDAY! RECORDS
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