manchester shoolΞ インタビュー "お祖母ちゃんへのラブソング「アルツ&ハイマー」"
manchester scoolΞ は、結成して10年以上になる大阪のパンクバンド。
これまでにEP一枚、アルバム一枚、7インチを二枚リリース。
バズコックスとギャンググリーンを引き合いに出されるキラキラのメロディーと攻撃的なハードコアパンクサウンドを併せ持つユニークなバンドだ。
※このインタビューは2020年4月に行われたラジオインタビューから一部を抜粋したものです。
インタビュアー HOLIDAY! RECORDS 植野 (写真左)
相手 manchester schoolΞ ハルロヲ (写真右)
お祖母ちゃんへのラブソング「アルツ&ハイマー」
HOLIDAY! RECORDSのツイッターでも大反響だった楽曲「アルツ&ハイマー」について聞いて聞きたいんですけど
はい
この曲って、、多分昔ハルロヲくんのツイッターで見たと思うんですけど、
ハルロヲくんのお祖母ちゃんについて歌った歌、っていうのは、
それは間違いないですか?
はい。間違いないんですよ、それが。
なんかよく、僕らラブソングをやってます。みたいに言われるんですけど。。
まあ、ラブソングをやってはいるんですけど…
よくこの曲のサビの歌詞の「忘れてもいいんだよ、それで初めて会ったあの日をもう一度」とかが、「あ~切ないラブソングですね~」って言われることとかあるんですけど…
まあ、ラブソングに違いはないんですけど、これは、僕のお祖母ちゃんのことを歌いました。
うんうん、曲タイトルにも書いてあるけど、お祖母ちゃんの症状…
うん。
つまり…アルツハイマーと呼ばれるものについて、歌ったものなんですよね。
うんうん。
中略
僕、ほんっとにすごいお祖母ちゃん子なんですよ。
どう見えてんのか、わかんないけど笑
ああ、そうは見えてない笑 お祖母ちゃん子には見えてない笑
凄いお祖母ちゃんの事が大好きだったんですけど…
アルツハイマーで、言ってしまえばボケちゃった、みたいなことですよね、ざっくり言うと。
で、病院にね、行くんですよお見舞いっていうか。
そしたら、だんだんね、僕の事を忘れてるのが分かるんですよ。
行く度に、思い出すまでに時間がかかってるし。
なんだったら、お祖母ちゃんは探りながら喋ってるんだと思った。
僕の名前すら分かんないし、
「この人誰だったかな…」みたいな感じで(お祖母ちゃんが)喋りだして、ちょっとずつこっちでヒントをあげて…
「ね、その、孫のね~」みたいな感じで、ちょっとずつヒントをあげて思い出してもらう、みたいなことやってたんですけど。
でもなんかその時はね、お祖母ちゃんは自分がいろんなことを忘れていくことを自分で認識してた時期だったんですよ。
要は自分が壊れていくことを分かっていた時期というか。
「私ってなんかおかしくなっちゃたのかな?」みたいな。
だから見ててすごく、辛くて。
この歌詞の通りなんですよね。
毎回(お見舞いに)行って、すごくがんばって思い出そうとしてるけど…
辛そうに思い出そうとして。僕の名前とかも。
だけど、もうそんなことしなくてもいいよっていうか。もう、それを見てるのが一番辛かったから。
本人はやっぱり、申し訳なさとかね、、もどかしさとか、、
そうそう
それだったらもう全部忘れて、毎回初めまして、で僕はいい
おばちゃんが辛いんだったら、そっちでいいよ。と思ったから
(歌詞に)僕の事忘れてもいいんだよ、と。
じゃあ、無茶苦茶ストレートなラブソング?だね?
そうですね、ラブソングですね。。これはでも。。(ちょっと考えて)
そうですね、ラブソングですね。。うん。
インタビューのフルはこちらから聞くことが出来ます。ぜひ聞いてください。
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