誕生日プレゼントの課題と解決案
こんにちは、今更ながらポケモンgoに熱狂するも、既に安定期に入った休日です。
皆さま、誕生日プレゼントを贈ったことはあるでしょうか。毎年、パートナーの誕生日が来るたび、頭を抱える方は数知れずと存じます。おまいらは除いて。
さて、かく言う僕は陽の当たる学生生活を送って来なかったためか、誕生日パーティやバレンタインなるイベントにご縁はありませんでした。さらには中学生活以降、「人の誕生日を覚える」脳の機能が衰えてしまい、すっかり他人の誕生日に興味を失ってしまいました。小学生から中学生への進化の過程で、僕にUSBアダプタでも付いていれば良かったんですけどね。
そんな僕には、小学生以来の友人Aがいます。Aは昔から、そこそこに女に好かれる男でした。特段嫉妬するほどでもないステータスを持っているAに対して僕は、彼の身内に対する優しさだけは認めていました。特段面白いわけでもなく、頭が良いとも呼べず、ブスではないAが恋愛成就し続けるのは、優しさという面が評価されたのだと僕は思っています。
2022年
僕とAはショッピングモールにて時間を浪費していました。僕の誕生日が近いと言うことで、「何かしらくれてやる」とAは言いました。そこで僕は、蟻地獄の如く思考に耽ることになったのです。
誕プレ交換に対して面倒くさいという感情を持つのは、人間として正しい思考だと僕は思います。貰う側にしてみれば、「返さなければいけない」からです。「返さなくても良い」や、「私が送りたいだけ」と答える方もいるでしょうが、それは贈る側だけの意見です。暗黙の了解とも少し違いますが、"恩"というものは中々に厄介な代物です。貰ってしまっては、義理を通さなければ夢見が悪いのです。すぱっと忘れられるほど、大抵の人間は上手に出来てないでしょう。
大きく考えて、誕プレ交換(記念日)の課題点は
・期限が決まっている
・相手が喜ぶ物を選ばなければならない
・半永続性
になります。期限の方は相手と手打ちさえすればどうとにもなりますが、相手が喜ぶプレゼントは、ミントでも与えなければ喜んでくれないでしょう。さらに双方の恩返しの関係性は、互いに納得して辞めない限り、永続的に成り立ってしまうのです。
会話はリズム感が大事なのだ。僕は友人にこう返した。
「だったら、お前の誕生日はウザい物贈るわ」
これが蟻地獄専用の穴抜けひもでした。喜ぶ物ではなく、ウザく面白い物を探すようプレゼントの範囲を広げ、"恩"を贈り合うイベントから、"復讐合戦"に変えたのです。
その日、僕はAから「Adoの狂言メガジャケットレコード」を誕プレとして受け取った。サブスク未加入民の僕はそれを素直に喜んだ。記憶上、友人から誕プレを貰ったのが初めてだったからかも知れない。
帰宅後、僕はAに贈るウザ誕プレを考えた。ちょうどいいウザさを真剣に求めて考えた。
数ヶ月後、僕はAにこれを贈った。
僕は確信した。これなら続けられると。ここからは淡々と書いていきます。
2023年、僕の誕生日が来た。
うむ。ウザいね。
正直、貰った当時はあまりウザくなかったが、今改めて見たらウザくなってきた。
Aの誕生日が過ぎて数ヶ月後。いや、誕プレ忘れてんじゃねぇよとのツッコミを跳ね除け、山梨県都留市の道の駅にて、ある物を購入しました。
これを見つけた時の衝撃はとんでもなかった。あまりの違和感に驚愕した。(何方か、詳細ご存じでしたら教えてください)
2024年
Aから良いものを貰ってしまった。
とても嬉しいが、これは困った。逆にウザい。
私のターン!!
今年は互いにLINEギフトを使って贈りました。LINEギフトはめちゃくちゃ便利です。相手の住所が分からなくても送れるし、5年分は困らないカタログ量でした。普通に誕プレ交換するのであれば。
正直、今年は不完全燃焼でした。僕はもっとウザい物を贈りたい(復讐とは)。
2025年に期待です。
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?