Soill New Zeroレビュー

ソイルニューゼロのクライミングシューズをメルカリで購入した。
なんと2,500円である。

見ての通り中古であるため、すでにボロボロである。
この方は写真の撮り方が上手い。

いきなり文句ばかり並べてしまったが、
シューズは言葉に出来ないほど満足している。
一、ただのクライマーであるが、誰かの役にたてばと思い、レビューさせていただく。
ソールがかなり減った状態であり、インドアonlyで一ヶ月弱しか履いていない上でのレビューであるが、参考にしてほしい。

スメア ★★★★★
掻込  ★★☆☆☆
ヒール ★★★★★
トー  ★★★★☆
足入れ ★★☆☆☆
総合満足度 9点(10点中)

まずこのシューズで必ず話に上がるのが、この柔らかさだ。
ソールもぐにゃぐにゃ、ヒールもぐにゃぐにゃ、シューズ自体もぐにゃぐにゃである。シャンクなし。
ソールは「ダークマターソール」という。
とんでもない粘りだ。
この粘りを実感したのが、若干インカットしているスローパーにヒールをかけた時である。
私は今までスカルパ信者であり、ヒール大好きマン。硬いヒール以外一切認めていなかったため、
ブラックウイングウーマンの柔らかいヒールなんて「う○こ」と周りに話していた。


(脱げちゃうんだよなぁ、サイズが合ってなかった?)


あぁ、なんと愚かなことか。
びくともしなさに非常に驚いた。
硬さのあるヒールでは、力を常に入れ続けなくてはいけないというイメージだったが、靴に任せる、ということを教えられた。

もちろんこの粘りは、傾斜壁でも活かされる。
足の残りがビンビンに感じられる。この残りと粘りは人生はじめての体験だった。

私はこのヒールは本当に最高だと思っているが(ステマではない)、ネット上では合わないという声も中々聞く。この形状は確かに独特だ。他のシューズと比べても幅広にソールが貼ってある。
足型があっているのだろうか?足入れの悪さのせいか?脱げる感覚もなく、ヒールで困ったことがない。適当にヒールをかけても勝手にかかってくれる。

やわやわシューズにはご存知の通り弱点がある。
掻き込みやスラブだ。
点で乗る足置き全般は厳しいというか、痛い。
1度スラブをやるとわかる。痛い。
私は傾斜壁では良いが、とにかくスラブだ。痛い。


総評するとインドアのスラブ以外では、もう最高に使えると思う。
スカルパ信者の方はぜひ履いてみてほしい。
私のように考えが変わるかも…

ニューゼロを履いてから、
ドラゴとキメラを所持しているが、
①小指が痛くなる
②ソールの粘りが感じられない(硬いと考えるように)
VSRを履いた時は、なぜか上記2点をあまり感じなかった。
足型の影響がやはり大きいのか。
ちなみに私はギリシャ型の足で、おそらく足先が細く甲高気味である。

~レビューを書いた経緯~
世の中には凝り性ともいうのか、なにかを集めるのが好きな人がいる。
私もその類で、昔からオタク気質でディズニーのブルーレイを買い漁ったり、
少ないお小遣いをやりくりして犬夜叉のグッズにひたすら投資したりした。

ネットの何十足と所持している人には敵わないが、8足持っているし10足以上履いてきた。
だがそれは単に集めたいという気持ちではなく(それもあるが)、究極に自分に合うシューズを探すためである。
トーラバーがもっと欲しい、厳しいヒールをかけたい、ずっと履いていたいなど全ての要望を満たすのは難しい。
だけど、追い求めてしまう。
オンラインショップの意見だけでなく、少しでも意見を集めたい。
クライミングシューズのレビューは、それぞれ個人の強さ、身体の大きさ、こだわりによっても変わってくる。
クライミング界の発展のためにも、たくさんのクライマーの意見が必要だと思う。

#クライミング #クライミングシューズ #ボルダリング


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