HOLDER roppongi midtown-sideの4階の契約が完了しました。
先月入札を終了しました「HOLDER roppongi midtown-side」ですが、4階4社契約手続きが今週完了しました。
お客さんにこんなことを言われました。
1人で創業し、16年も会社を経営して、それなりに安定しているように見えるし、まだまだ伸びそうに見える会社のトップという立場を捨て、新たな挑戦を続けているということはすごいし尊敬しますと。友人知人も同じようなことを口をそろえて言ってくれています。
でも、何度やっても予定通りうまくはいかないんですよね。起業って。しんどいです。二度としたくないと何回も思ってたはずなのに。また同じことをやっています。
今回のシェアオフィス事業ですが、リスクを可能な限りとっていい空間を作ったし、それなりのニーズのある方に見てさえもらえたら大丈夫という根拠のない自信は、確かにあります。
でも、まだまだ知名度もないので、そもそもお問合せ母数がすくない。競争原理がしっかり働かないと入札なんて成り立つわけもありません。。。
お問合せを増やしたくて、チラシを作って早朝からポスティングしてみたり、みんなでDMを作成して送ってみたり、できることは全部やってみようと。でも、そんなに簡単に増えないんですよね。お問合せも。
オークションシステムも裏で人力で承認してウェブに即時反映してました。いつ入札が入るかわからないので、入札期間中は、ずっと仮眠状態で対応してました。結局は最終日の締め切り間近にしか入札は盛り上がらかったので、睡眠不足だっただけですが。ポスティングと睡眠不足でただ無駄にすごい疲れてました。日課のジムも期間中まったく行けるわけもないから、なんかストレスも発散できず。
そんなこんな自分なりに大変な思いをして、4つのご契約をいただきました。六本木では同時期に大量のシェアオフィスが供給されたこともあるからか、当初の想定よりも入札価格自体は伸びませんでしたが、ご入居いただく顔ぶれは素敵な会社さんばかりでそれが何よりです。
ぼくがとったリスクが、あるいは、今はいまいち儲からないことは、せめて素敵な会社や事業のためであってほしいです。だから、採用とかでもよく言われますが、誰とやるかはすごく大切。
創業当初に思っていたこと、曲げたくない部分は変えられない。人と同じようなことはしたくない。でも、事業としては成立させなければならないので、まだまだテコ入れが必要です。
とんとん拍子でうまくいっちゃう(わけはないんだけど)と、そんなたいしたものにはならないはずなので、うまくいかない部分や見落としているニーズを何度も何度も考えて、悩んでもがき苦しみながら。起業っていつもこんななんですよね。僕の場合。
いまはオフィス業界は空前の低空室率。大絶好調。レンタルオフィス・シェアオフィス・コワーキングも乱立して大戦争ですが、どこかでこの流れはかわるはずです。そのときにしっかり勝負に行けるように、いままだ見つけられてない本質を探し続けようと思います。
平行して5階の審査や調整もしています。悩ましい判断も残りますが、引き続き頑張ります。