日記┊2023.10.2~10.8

2023/10/02(月)
 時間をかけてベッドから這い出し、役所に住民票をもらいに行った。
 眠すぎたので帰ってごろごろしながらプロットを練る。ポケモンスリープで可視化されてようやくわかったけど、睡眠時間によってその日こなせる作業量が露骨に変わる。当たり前すぎる。
 『劇場版 Free! Final stroke 前編』をみた。終盤の展開が賛否あると耳にしたが、まあすでにシリーズが進むにつれ、ストーリーじたいワンパターンで退屈になってきていたので、波風立てるのは正しい展開と思う。後編でどう描かれるのかしだい。


2023/10/03(火)
 ずるずると這い起きて、急ぎ荷づくりをして帰省。地元の景色はどうしても十代の記憶が貼りついているので嫌い。
 家に祖母がきていた。ますます耳が遠くなってきている気がした。やはりどうしても母親の負担になっている。自立したい。アルバイトに応募した。


2023/10/04(水)
 母の誘いにより、長谷寺に行き、その帰りに本屋へ。千葉雅也『勉強の哲学』を買った。
 引っ越し先の家賃諸々を振り込んだので残高がごっそり減った。バイトの連絡はきょうは来なかった。
 プロットを書き進めている。昔の同級生なんかを思い浮かべながら登場人物を書いているので、徐々に愛着が湧く。けっきょく何についての話なのか、と迷子になりそうになる。といって事前にテーマなんかを決めてしまっては小説の運動を妨げる(と保坂和志が書いていた)。ある種の命題のようなもの、もしくは小説のなかに渦巻く思考や思想は書いているうちに育ってゆくものであり、テーマなるものは受け手によって半ば恣意的に作られるもの。きっといまは我慢して気にしない方がよい。


2023/10/05(木)
 遅くに起きた。録画してもらってた『葬送のフリーレン』をみてた。長寿のエルフ・フリーレンが、むかし訪れた土地や仲間のもとを巡るなかで、亡くなった勇者ヒンメルの痕跡に触れて、感情というものを発見してゆく話。これはひとの死にどう向き合うのか、という喪の作業に関する話なのかな、と最初思ったけど、それよりむしろ人間の生や感情を探求し、彼らとふたたび出会い直すための物語なのだなと感じた。フリーレンは短命の人間に対する興味が薄く、感情も希薄。少しずつ他者の視点や感情を理解してゆく過程が、とても身に覚えがあった。どうしてもっと知ろうとしなかったんだろう、と泣くシーンもなかなか胸にくる。あと、フリーレンが時々する変な顔がかわいくて好き。
 眠くてお昼寝してた。夕方ごろ起きて、小説のプロットを書き進める。はやく書き始めたい。
 母と祖母とピザ食った。祖母がいるといつも母親がイライラしていて険悪で嫌。二人ともになんだかなーがある。


2023/10/06(金)
 母に車で送ってもらい帰宅。鼻炎の薬のせいで眠すぎる。プロットに煩悶。寝落ちして朝だった。


2023/10/07(土)
 なんとなく体調不良の前兆を感じる。起きあがる気力もあまりなく、一日の大半ベッドのうえで過ごした。洗濯機は二回まわせた。引っ越しのためにぼちぼち本も整理。収納ボックス三、四箱で入るかな、と思っていたら十箱あればぎりぎり、という減り具合。本が多すぎる。
 プロットはあまり進まず。
 わざわざバイト休むほどでもない。明朝の体調しだい。


2023/10/08(日)
 ギリギリに起きてバイト。中途半端に体調がわるい。気圧で頭がいたい。プロットのあいまに、ノベルゲームの構想をぼんやり考えてる。露骨に『Monster』の影響を受けている。
 明日、だれかに代わってもらおうかと思ったけど、代わってくれるひとがいなさそう。

いいなと思ったら応援しよう!