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日記┊2023.11.27~12.3

2023/11/27(月)
 昼過ぎに起き、急いで支度してバイト。Hさんと二人。なに言っていいかわからないときに、とりあえずヘラヘラする癖をやめたい。
 バイト終わりにニトリ寄って、風呂蓋とバスマットを買って帰り、靖子ちゃんの実験現場にぎりぎり滑り込みで間に合った。
 なんか寝る気になれなかったので、呪術を見返してた。どうしても暗い青春モノが好きになりがち。


2023/11/28(火)
 朝方に少しだけ眠り、業者に不要な洗濯機の回収をしてもらうため、まえの家までいった。
 帰りに郵便局で住所変更の手続きをしてから、バイト。夕方から夜まで。Tくんと二人、ラストまでだった。いちおう最低限の会話はできた。はず。公募の小説の設定が詰め切れておらず、まだ完成させられていない。


2023/11/29(水)
 寝落ちしていて朝シャワーを浴び、昼過ぎからバイト。Mさんと二人。最低限のやり取りだけだけど、自分なりに頑張れた方。何事かを話して伝えることがどうも下手くそで、ぎこちなかった。途中から新人のひとが来るので、何度も脳内シミュレーションをしてたけど、そもそも忙しくてあんまり教えられる時間もなかった。とはいえ、もう少し親切にできたと反省。
 明日が公募の締め切り。他にも引っ越しに伴う手続きとか貯金残高とか、いろいろ逼迫している。


2023/11/30(木)
 遅めに起床。不動産屋に行き、部屋の鍵を返却。その足で役所にも行って住所変更もした。意外と簡単だった。
 帰って、公募の小説を進める。夜中にようやく書き終えて投稿。タイトルをもう少し悩めばよかった、とちょっと後悔。十二月末締め切りのも見つけ、もう一本書いてみようかな、という気になっている。すでにアイデアもぼんやりとある。
 新作映画に備えて、『攻殻機動隊 S.A.C.2045 持続可能戦争』を見返した。エンドクレジットを即座にスキップしてくるNetflixに怒り。システムに表れてる思想じたいに嫌悪を覚える。結局使い続けるけど。


2023/12/01(金)
 寝たのが早朝だったせいで、夕方に起きた。散髪と病院にいくはずだったのに一歩も部屋から出なかった。なにもしていないのにもう深夜。
 明後日、明明後日と人と会う予定がある。まだ心の準備ができていない。


2023/12/02(土)
 朝方に仮眠のつもりで眠り、また寝坊して遅刻。さいきん遅刻が多い。夕方までバイト。少しだけ小説を進めた。
 帰りに美容院に寄り、帰宅。


2023/12/03(日)
 昼前に起床。自転車を十数分ほど走らせ、セクマイ向け交流会の会場に到着。今回で二度目の参加。会話を回してくれるひとが一人いてくれたので、わりと円滑に話せた。ただ相変わらず僕が相槌とかすごく下手で、相手の話にうまく返せないことも多々あった。会話ってムズい。前回訊けなかったから、今回は「自分のセクシュアリティやジェンダーに気づいたきっかけは?」と話題を振ってみた。けっこうみんな教えてくれて、いろんなセクシュアリティ・ジェンダーの人たちの身の上話なんかが聞けて、こう言っては失礼だけど面白かった。僕が自分のセクシュアリティがまだわからないと溢したのに対して、同じテーブルだったゲイのひとが、自分も昔はそうだったけど経験を重ねていくごとにわかってくる、と言葉をかけてくれた。LINEもいろんな人と交換してもらった。参加するたび、自分の対人能力の無さを痛感して挫けそうにもなるけど、こういう場所じたいすごく貴重だし、引き続き通おうという気でいる。
 帰宅。ちょっと疲れた。晩ご飯を食べるにはまだ早かったので、サイモン・ショア監督『同級生』をみていた。原題は「Get Real」。ゲイの高校生スティーブンが秘かに想いを寄せていた同級生のジョン。彼とハッテン場で出会うところから物語が動き始める。ジョンは文武両道の優等生で隙のない完璧な男の子にみえる。だからこそ、男に惹かれる自分を素直に受け入れられない。スティーブンとはそこが決定的に違う。印象的だったのがダンスパーティーの場面。二人はそれぞれ別の女の子とダンスを踊っているが、相手の肩越しに見つめ合って、完全に二人だけの世界に入っている。二人の関係性を象徴しているようなシーンと思う。やっぱりどうしても、ジョンだけは周囲に本当の自分をさらけ出せない。なにより白眉は、クライマックスの演説シーン。スティーブンは同級生や両親、教師たちのいるまえで、自分がゲイであることをカムアウトする。切実にひり出す言葉に胸がキュッとなる。それでも尚、ジョンだけは”男らしさ”の呪縛から抜け出せない。”男らしさ”の根深さ。
 お風呂に入るのが億劫で、近所の銭湯にいった。今日LINEを交換したひとのうち二人が、さっそく連絡をくれた。

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