読む笑い」 『双子』 ①
20代男性A:芸人を目指している
その高校生の時からの親友B
二人の会話
A:おつかれ
B:おつかれ
A:突然なんだけどさ、おれ双子なのよ。
B:は?なんて?
A:おれ双子なのよ
B:なになに、会って早々なによ
A:だから!おれ双子なの!
B:そうだったの?
はじめて聞いたな
A:まぁね。おれも最近知ったからね。
B:え!そんなことある?
A:いや〜、普通そんなことないじゃん?
なんで最近知ったかって、
どうも生き別れてたらしい。
B:生き別れるか!
無理無理!
生き別れたくても双子は生き別れられないんだわ
A:そうなんだけど、やばいって思ったらしい
B:やばい?
A:そう。
産まれる時にやばいって思ったらしい
B:誰が?
A:お産に立ち会った助産師さんが。
B:どういうこと?
A:双子って知らなかったらしい。
B:そんなことあるか!
事前に双子なんて分かってるだろ!
A:そう思うじゃん?想定外だったらしい
B:いやいや、そんな想定外起こらないでしょ!
絶対わかっているって
A:そんな言われても、そうなんだから
B:そうなんだからって言われてもね、
もうちょっと詳しく聞かせて?
(双子②に続く)