HOKUTOで叶えるメディカルライターの新たなキャリアパス(後編)
はじめに
今回、HOKUTOアプリ内のコンテンツを制作しているコンテンツグループのメンバー3名で、HOKUTOでの働き方についてざっくばらんに語り合いました。後編では「HOKUTOへ入社して感じたギャップや実際の働き方」などをご紹介します。
HOKUTO、ユーザー医師、情報提供する製薬会社の三者がハッピーになれるコンテンツを目指して
—— 実際に入社してみて、業務内容についていかがですか。
髙田:製薬企業が関与しない臨床系のコンテンツを作成する際も、HOKUTOのValueの一つであるObjectiveを明確にした上で仕事をするので、やりやすいです。例えば、学会レポートを作成する際も、「ただ見てもらえればいい」のではなく、「臨床に役立つ情報か」といった、HOKUTOならではの学会レポートの位置づけとObjective達成のための方針を基に演題を選定しますので、選定しやすいです。
また、内容だけでなく、なるべく読みやすくなるように、レイアウトや見出しの付け方などの見せ方にもかなりこだわっています。さらに、学会レポートをただ記事にするのではなく、臨床現場のレジメンと連携させたりして、いかに医師に使われやすくするかを工夫してコンテンツにしています。
遠藤:前回お話しした、RTO(Right timing option)の概念のもとに医薬品プロモーションコンテンツを作るのが楽しいですね。また、クライアントである製薬企業とのミーティングに、清水さんに同席してもらえるのが心強いです。プロモーションコンテンツは、時折、クライアントが医師に伝えたい情報と、医師が欲しい情報が乖離することがあるのですが、HOKUTOでは、医師の清水さんが、「その情報は医師には必要ないですね」とクライアントに強く言ってくれるので助かります。よいコンテンツ作りができる環境だなと思いますね。
清水:僕、そんなに強く言っています?(笑)
遠藤:強くは言ってないです。穏やかです(笑)。HOKUTOアプリのエンドユーザーである医師からの意見は、クライアントも受け入れやすいのだと思います。結果として、多くの医師に見られ、かつ評価も高いコンテンツを作れているので、クライアントの満足感も高いですよね。私自身、医師の役に立つコンテンツを作りたいと思って入社してきたので、やりたいことができているなと感じています。
清水: 僕らは、プロモーションコンテンツに関しても、徹底的に医師目線で作っています。ですので、クライアントにも積極的に意見します。真摯で的を得た意見なら、クライアントも理解してくれます。HOKUTOで配信するプロモーションコンテンツは、HOKUTOと、情報提供を受ける医師と、情報提供する製薬会社の三者がハッピーでなければならないと考えています。
髙田:私は、学会や各種団体と連携してコンテンツを作成することもあるのですが、企画会議などに清水さんに同席してもらうと、話が進みやすい気がしています。コンテンツを作る側に医師がいるのは、やはり貴重ですね(笑)。
フレキシブルな働き方で平日も充実
—— HOKUTOでの働き方についてはいかがですか?
髙田:実は入社当初は、フルリモート勤務だとコミュニケーションが取りにくく、新しい編集体制も築きにくいのではという懸念があったのですが、サポート制度が充実していたのと、オンラインで頻繁に顔を合わせるので、意外なほど困ることもありませんでした。逆に、ライフステージの変化に合わせて働けることを実感し、フルリモート勤務ならではのメリットも大いに感じています。また当社では、何かの知識を得たいというobjectiveが明確であれば、数や金額の上限がなく書籍を購入できる制度があるのですが、これは編集者にとっては有り難い制度ですね。医学知識を得るためにはそれなりのコストがかかりますが、その費用を会社が負担してくれるのは助かります。
遠藤:私は前職がほぼフルリモート勤務だったので、そこの不安はなかったのですが、改めて、通勤のストレスがない環境はいいなと思いますね。また、約10年振りの転職で、会社に馴染めるかの不安はあったのですが、思いの外オンボーディングが手厚くて、いい意味で驚きました。それに、slackでわからないことは気軽に聞ける雰囲気があるので、今のところやりにくさは感じていないです。さらに、スーパーフレックス制は、フレキシブルな働き方ができていいですね。最近、歯医者通いをしているんですが、予約を取りやすい平日の日中に行けるのが、地味にうれしいです。
清水:コンテンツグループは、フルリモート勤務、スーパーフレックス制を大いに活用しているメンバーが多いです。フルリモート勤務なので、地方に在住している方も多いですし、休憩時間を愛犬を散歩する時間に使ったり、気分転換にドローンを操縦したりする時間に使っている方もいます。自由度の高い働き方が可能なこともあって、優秀なメンバーが集まっているのだと思います。
ChatGPTの活用でメディカルライターの業務負担が劇的に軽減
髙田:フルリモート勤務なのに業務がうまく回っているのは、徹底した記録文化があるからかなと思っています。
清水:そうですね。HOKUTOでは、施策の進捗や意思決定、議事録などは読み手に伝わる形でドキュメントに残すことを徹底しています。そうすることで、情報伝達のコストやエラーを軽減させることができます。
遠藤:そういえば、入社1年目は、在宅勤務に必要な消費品を購入する際に、5万円まで(2年目以降は1万円)会社が負担してくれるんですよね。今、モニターか椅子を購入しようか迷っています。
清水:僕は、ハーマンミラーのセイルチェアを購入する費用に充てました。
髙田:偶然にも、私もセイルチェアなんですよ。座りやすいですよね。
遠藤:なるほど!参考にします。
清水:HOKUTOは、業務を正確に効率化させる投資は惜しまない文化があるんですが、そのあたりはどう思われますか?
髙田:それはすごく感じますね。ちょっとした業務改善の要望を、エンジニアの方はすごく早く対応してくれます。
遠藤:業務の中で、ChatGPTを使いこなしていることに驚きました。用字用語の統一や、半角スペース挿入などの、私が苦手なところを補ってくれる、頼もしい存在です。また、HOKUTOで作ったプロンプトで海外論文を要約してみたのですが、かなりの精度で出力してくれて、感動しました。
清水:2022年の比較的早い段階から全社的にもChatGPTの積極的な活用を推奨してきました。 これまでコンテンツのリサーチ、制作、校正・校閲すべてにおいて独自のプロンプトを作成し、何度もアップデートを行っていますからね。 従来のメディアにはない、極めて柔軟な取り入れ方かと思います。
カジュアル面談に応募してみませんか
—— 最後に、HOKUTOのコンテンツグループに興味を持たれた方に、メッセージをお願いします。
髙田:HOKUTOは、私のような編集経験が長い人でも、またそこまで経験が長くない方でも、毎日がワクワクするような新しいチャレンジがたくさんできる土壌は十分にあると思います。「医師に本当に役立つコンテンツ」を一緒に作成したいという気概がある方は、まずは気軽にカジュアル面談でお話できればと思います。
遠藤:ライター職というと、豊かな文章スキルや表現力が必須と思われるかもしれませんが、メディカルライターは、エビデンスをベースにストーリーを構築していく側面が強いので、ロジカルに物事を組み立てられる人が向いています。ライティングスキルは仕事をしていく中で十分身に付けられるので、現時点での語彙力などに自信がなくても大丈夫です。少しでも興味を持たれた方は、カジュアル面談に応募していただければと思います。