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【チャレンジ過去編①2020センター試験】 2日目の受験記録と自己採点!

前の記事に続いて、2020センターの受験記録と自己採点の振り返りです。

当時のFacebook投稿をまとめました。


1日目はこちら。


2日目の自己採点

2日目。
数学と理科なので、昨日の分を挽回したいと思ってしまいつつも、数学は大問丸ごと全滅リスクを常に抱えているので、油断や慢心はいけないと自分を戒めつつ。
1日目よりも朝の時間に余裕があったので、生物・化学ともざっくりと一周見直しをして、直前1時間は数学IAをスピード重視で1セット解いて、頭の中の計算アプリを目覚めさせておきました。
2年前のセンターを解いて無事に30分で100点を取れたので一安心。


4:数学IA

試験開始と同時に、まずは確実にIAの問題を開くことに集中。
最初が2次不等式で少しだけ面食らったけれど、無難にスタートを切りました。
が、最近数学の演習をしていなかったのが祟って、計算の感覚が今一つしっくり来ない状態がずっと付きまとっていました。
 
第1問:不等式、命題をそれなりに順調なペースで解き終えたものの、2次関数にやや手間取ってしまいました。
線分との共有点条件はすぐに解法が出てこなかったので、ズルをして端点だけ考えて穴埋め。
しかしズルをしたせいで次の問題も今一つ状況がイメージしきれないまま、何とか計算を進めて胡麻化した感じです。
平常時なら反省するけど、本番はしょうがない。解くことが先。
 
第2問:前問の不調感を引きずり、図形感覚も今一つなまま、騙し騙し進めました。
ADも余弦定理で2通り出てきたのをスムーズに絞れず、2種類の図を描いて整合性を確かめるという力技。
外接円の半径問題は、三角形を読み間違えてACDで計算してしまったので、枠に当てはまってしまうも誤答でした。
 
データの1問目は、選択肢を一通り見て「これ全部成り立たないのでは」と思い、「より小さい」が「以下」のミスなのではと疑いつつ、黒板を見ても問題訂正がなかったので笑、改めて考え直し。
選択肢0や1のような直感的な勘違いを誘うパターンは常套手段ですが、よくよく考えないと成り立っていることが確信できないパターンは珍しい印象です。上手く出来ている問題ですね。
2問目の箱ひげ図の多さに一瞬ひるむも、問題自体はシンプル。
3問目も選択肢の多さに戸惑いつつも、絞る難易度は普通だったので一安心。
4問目も散布図の直線を訝しむも、意味するところは分かり、しかしヒストグラムの階級の幅に再び手が少し止まり、落ち着いて考え直して無事に回答。散布図とヒストグラムの対応関係さえ分かれば、選択肢自体は逆に戸惑う程の簡単さでした。
 
第2問で時間を取られたものの、半分以上は残して後半へ。
選択問題は基本的に確率と整数とひとまず決めていました。 
 
第3問:珍しい出題パターンに少し驚いたものの、1つ1つの選択肢は難しくなく、出題意図の引っ掛けポイントも感じ取れて「なるほど」と共感しながら解きました。
授業や定期考査で扱っている思考力の方向性と同じで、「共通テストもこういう方向性で行くのだろうな」なんてことを考える余裕がありました。
中問2も、誘導の意図を汲んでトラップに気を付けつつスムーズに進行。
 
第4問:時間に対する緊張感は保ちつつも、思考が硬直しない程度のリラックスを取り戻してきたので、循環小数にも「お、久しぶり」と挨拶しつつ、約分忘れだけないようにと注意して回答。
中問2も、力技で解いてしまった感は否めないけれど(その証拠にケ~スより先にセソを出してしまいました笑)、行き詰まることはなかったので一安心。
 
10分くらいは見直しの余裕があったので、後ろから見直しをしたものの、データまでで終了。
もう少し見直しが進んでいれば、三角比の外接円ミスにも気が付けたかも・・・
 
30/30
27/30
20/20
20/20
合計97/100


5:数学IIB

昼休みは生物を見直して、最後の20分ほどで過去問から三角関数だけピックアップして2問解き直し。
 
第1問:教室の蒸し暑さにやられたのか、何となく頭がぼーっとしている感の中でスタート。
三角関数は予定通りだったものの、いきなりエが枠に合わず、慌てて見直し。
やはり頭が回りきっていないのか、なかなかミスを見つけられず、結局ルート3の見落としと気付いてア~ウも修正。
エが枠に当てはまらないでくれて逆に良かった…
三角関数の残りはスムーズに回答。
 
指数関数で再びいきなり枠が合わないピンチ。
ツテが合わず見直すも、やはりなかなかミスを見つけられず焦る。
ようやく、左辺を2乗したのに右辺は2乗していないという自分がやりがちなミスを発見して、タチを直して再スタート。
これも枠が合わないでくれたからこそ本当に助けられました。
残りはスムーズに進行したものの、最後の問題ホは、Xとxを間違えてミスりました。
自分のメモで楽をしてXをxと書いてしまったのが敗因…
1問ミスで済んだのがせめてもの救い。
 
第2問:文字の多さに、回っていない頭を精一杯動かして計算を進める。
アイやエオカで、2を括り出してないということは計算ミスしてるのかも、という恐れからの見直しタイムロス。
そして(3)で行き詰まる・・・
結局0<x<1での面積という部分をちゃんと理解していなかったのですが、解いていた段階では気付けず、タ~ツを飛ばして積分計算をするもテ~ヌもさっぱり枠に合わず混乱。
しばらく悩んだ末に、断念して次の問題へ。
 
第3問:残り30分ほど。
何とか素早く数列とベクトルの2問を解き終えて第2問に戻りたいと思っていたのに、数列は計算量多い苦手なパターン。
誘導は丁寧なのだけど、式の空欄が多すぎて(前に求めているものも含めて)非常に分かりづらい。
第1問で2回も中問全滅の大ピンチを枠に救われているくせに、手のひら返しで枠にイライラ。笑
何とか落ち着いて、時間に焦りながらも計算を進め、代入検算をしつつ進行。
何度か代入結果が合わないミスがありながらも、最後まで解き終えました。
ネ~ヒは、最後の問題がこんな簡単で良いのかと驚きつつも、ありがたく即答。規則性を自分で見つけなくて良いという、回答上はありがたいけれど、数学的には面白さが欠けてしまうもったいないパターン。
 
残り15分。
解いている途中で時間切れになったら最悪なので、一旦第1問から第3問までのマークを塗る作業へ。
この、マークを塗るのが意外と時間掛かるんですよね…
 
第4問:残り12分。
空間ベクトルだったら計算の時間かかるからイヤだなーと思いつつ、ページをめくったら、やっぱり空間。笑
とにかくスピード重視で進めようと、焦る気持ちをなだめつつ、手は最大速度で計算。
チの図形選択にやや驚くも、選択自体は悩まずに済み進行。
 
残り7分。
(4)が簡単であることを願うも、難易度は低いものの計算量は相変わらず。
ABCの底面積に少し手を止められるも、最後まで進行。
 
全体のマークミスがないことだけ確認して、残り3分。
「センター数学解き終わらなかったの久しぶりだな」と思いつつ、第2問に戻り、開き直って行けるところまでは行こうとラストスパート。
ここでやっと「0<x<1」の見落としに気付く。
あとは時間との勝負。
自分の計算力を信じて、検算や見直しを放棄して、ひたすら計算、そして1問ずつマーク。
 
残り90秒。
(4)も計算問題であることに絶望しながら、とにかく計算。
奇跡的に最後5秒で最後の計算が完了し、塗り終わって2秒後に「終了」の合図。
 
計算ミスは絶対あるなと思いつつも、それでもひとまず最後まで答えを書き終えられた安心感と、全力で走り終えた後の激しい鼓動を感じつつ、しばらく余韻に浸る…
 
こんなに時間に追われる試験は久しぶりでした。
 
 
夜に自己採点をして、まさかの終盤全問正解という奇跡に再び一安心。
28/30
30/30
20/20
20/20
合計98/100
 
結果だけ見れば日頃の得点ですが、過程は大違いの本番らしい試験となりました。
 
そして数学IIBのドキドキを休み時間で抑え、最後の理科2科目へ。


6:生物

先にどちらを解くか朝に考えた結果、1日目の反省を踏まえ、知らないものは知らないと割り切りやすい生物を先に、計算に手間取ったらハマる化学を後にして、あわよくば科目間の10分間までに少しでも化学に入れたら…という作戦。
(二次での順番はまた事情が異なるので悩むところです) 
 
ということで生物から。
知識問題は考えても分かるものではないので、知らないものは素直に諦めて、絞った中から直感で選択。
と言っても意外と知っている知識が多く問われたので、少し安心しつつ進められました。
悩んだ第3問問6の種子の構造と役割は予想通り間違えたものの、同じように悩んで50%の確率に委ねた第5問Bの3問がまさかの全問正解だったのは非常に幸運でした。
 
グラフや実験結果読み取りの思考問題はパズル的に面白く解けて、共通テストに向けた新傾向も感じつつ(もっとも生物は以前から思考問題の割合が多めで楽しいですが)、しかし第5問A問1は問題文の解釈を間違えてミス、同じく問3もミスしました。
(第5問A問3は、見直した今でも適切な考え方が分からないですが…
正答からの仮説は立てられるけれど、解釈の幅がそこまで絞れないのでは…?)
 
久しぶりに見直しの時間を取れて、10分ほどは2科目目に入ることができました。
全体として幸運にも助けられて得点はまずまず。
 
18/18
18/18
15/18
18/18
12/18
10/10
合計91/100


7:化学

10分間を挟んで2科目目。
たまたま第1問の問3に悩んでいるタイミングで第1解答科目時間が経過したので、10分間頭の中で問題を考えられたのは幸いでした。
が、それでも自信を持てる答えは出ず…
数値を具体化してみたり、極端な場合を考えてみたりしたものの、2と3の選択肢で悩みました。
 
試験開始してからも結論は出ず、ひとまず50%に委ねて次の問題へ。
(見直しの時間でも迷い続けてまた何度か選び直しましたが、最終的に決断した方が正解で助かりました。)
 
全体として、共通テストを意識しているのであろう目新しい設定で考えさせようとする問題が増えた印象はありましたが、分野融合問題が出せないのがネックとなってか、驚くような新傾向問題はありませんでした。
 
でも中では第2問問5のpH試薬の問題が、シンプルながら面白かったです。

無機の知識問題も、スタディサプリのお陰で無難に解け…
と油断していたら、第3問問3bの金属イオンの分離問題で問題文を完全に読み間違え、EFを考えるところをCDを答えてしまいました。
心配していた苦手分野が意外と順調に進んでいったがための完全なる油断です。反省。
 
有機も高分子も従来通りの素直な出題で、計算ミスのないよう気を付けつつ、比較的スムーズに進められました。
 
24/24
24/24
20/23
19/19
6/6
4/4
合計97/100


総合得点

英語194/200
数学195/200
国語176/200
化学97/100
生物91/100
地理77/100
合計830/900(92%)

これなら足切りはきっと回避出来るはず…
1か月後の東大受験に向けて、引き続きがんばります!


センターを振り返って…
問題の新傾向や自分の授業との共通性を感じられたことも、本番の精神状態と心理的影響を体感できたことも、貴重な経験となりました。
過去の経験のみに囚われることなく、学び続ける主体的な学習者としての一例を見せつつ、実感と根拠(と出来れば実績)を持って生徒に話を出来るよう常にありたいものです。


ちなみに、センターリサーチは・・・

理科一類はB判定でした。

なお二類はA、三類はC。

三類の壁は高い・・・


自分が主体的に学ぶチャレンジによって、同じように学びに挑む人たちの励みや希望・応援になれたら嬉しいです! 学びの成果を世の中に還元していきます!