知らない街と知ってるチェーン店

歩くことが本当に好きだ。大好きだ。なかでも知らない街(町)をぶらぶらするのが格別だ。もちろん一人で。

旅中自分の中ではお約束があって、知らない街で知ってるチェーン店に好んで入るのだけど、これを人に話すとポカンとされる。あとは、大手コンビニで豪遊買いしてビジネスホテルに籠城するとか。これもポカンを食らう。

「いやいや、旅行先で個人店に入るのが楽しいんじゃん」「地元にもどこにもある店にわざわざ入る必要ある?」「宿の美味しいメシがサァ、温泉がサァ、漁港の海鮮丼がサァ」など。

そこにしかない経験、そこでしか食べられないもの、もちろん魅力的で美味しいものや楽しいことに溢れてるんだろうけどあまりピンと来ない。それを否定しているつもりもない。

それを目掛けて旅行に行くことがないというのが正しい表現かもしれない。

自分にとっての旅は、日常を少しだけスライドさせるのが目的なんだろうな。人間の思考は思ったより環境の影響をモロに受けているんだと思う。そんな日常で、その日常を取り巻く環境について脳内会議をしてもどうしても偏っちゃうから、場所だけ変えて日常と同じことを考える。これがなかなかいい。新しい発見がある。

旅先でチェーン店に入ったりコンビニ飯を食べるのもその手法の一環なのかもしれない。普段と同じものを、普段とは違う場所で食べるからこそ、何か新しい閃きに出会える気がする。

いささか、支離滅裂になった。言いたいことが伝わればいい。

※まったくその土地のものを取り入れないというわけではない。地ビールなんかは良く飲む。(今年の初め、岡山のビジネスホテルにて)

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