見出し画像

北欧資本の会社で約1年働いて得た気付き②

今回は2024年9月21日から10月1日までのおよそ11日間の北欧1人出張を通して感じた気付きや、驚きを書いていきます。
前回のお話は以下よりご確認いただけます。

出張の目的

今回の出張の主な目的は以下です。
✔️北欧企業がサプライヤーとして参加する商談会にバイヤーとして参加。
✔️現地のホテル、飛行機、ツアー等の視察。

商談会ではお話ししたい企業とアポを取っておき、各企業と定められた時間にお話ししていきます。
アポがある企業だけでも28社ありましたが、上司からは空いてる時間でとにかく名刺を交換してアピールしろと言われていたので、休む間なく色んな人に声をかけて、遥々日本から来ているということをアピールしまくってました😅

会場ではスイーツも出されていましたが、
空き時間は名刺交換に必死で
あまり食べられませんでした😭

視察ではツアー、ホテル、飛行機等、それぞれの内容、設備、手続き方法等を確認します。
11日間で飛行機7回搭乗、ホテル8箇所視察、ツアー4回視察とかなりのハードスケジュールでした😅

大変でしたがたくさんの
絶景を見ることができました。
こんなところで⚽️出来たら最高ですね

日本のビジネスマナーは通用しない!?

日本のビジネスマナーは、特殊であるということは元々認識していましたが、それを現地の方々と商談することを通して身をもって体感しました。

驚きポイント①
日本では以ての外だと思われますが、こちらではガムを噛みながら商談をする方もいました。
元々こちらでは、ガムを噛みながら仕事をする空港職員やショップスタッフ等をよく見かけますが、バイヤーに対して自社の商品を説明するという場でも、ガムを噛むことが許容されていることに驚きました。
昔部活の試合の応援中ガムを噛んでいる部員を見つけた顧問に、連帯責任として全員グラウンド30周を課せられたことがありましたが、北欧では考えられない指導方法ですね😅
私は各国の常識や考えを尊重したい派なので、現地の方がガムを噛みながら説明をしていても、不快とは全く感じませんでした。

驚きポイント②
日本では名刺交換に関しては、新卒研修の際に交換の順番、名刺の高さ、所作等とにかく厳しく指導されます。
私も前職の営業時代にはタイミングが〜、順番が〜と細かく注意されまくっていました🤣
しかし現地の方で名刺入れを持っている方は皆無であり、机の上に置いてある名刺を勝手に取るように言われます。
こちらの名刺交換の所作やタイミング等は、恐らく全く気にしていません。
私は自分の名刺と合わせて代理で上司の名刺も渡していましたが、区別をつけやすいからという理由で、受け取ってすぐ私の名刺に切れ込みを入れた方もいました。
名刺は相手の分身として扱えと言われている日本では、考えられないなとびっくりしました😂

驚きポイント③
留学した事がある方なら想像が付くかと思いますが、とにかくパーティーでの騒ぎようは凄いです。
商談会は2日間あり初日は軽い立食パーティーでしたが、2日目はDJが来て音楽ガンガンでTHEパーティーという感じの場でした😇
北欧人はパーティー中は飲んで叫んで踊りまくって仕事モード終了って感じだったので、私も仕事モードから離れて楽しみました。😂

私の名刺に切れ込みを入れた人と
初日の立食パーティーにて📷笑
🇳🇴人だったのでSKAMやルスの
話が出来て感動🥹
2日目のパーティーでは思い切って
身長2メートルのイケメンにアタック😂
老若男女関係なく踊りまくる北欧人

商談会参加者の中には私のように20代の方もいましたが、多くは40〜60代くらいの方々でした。
年齢、役職、性別関係なく純粋にパーティーで弾けまくる彼らの姿は、アラサーだから〜等と言われることが増え、歳を取ることへの恐怖や窮屈感を感じていた今の自分にはとてもポジティブに映りました。
年齢に囚われず好きなことをして、色んなことに挑戦していくという北欧マインドは、日本でも持ち続けていきたいですね🥳

日本人と韓国人は似ている!?

参加者の中には韓国から唯一女性1人で来ているという、私と全く同じ境遇の方がいました。
最終日の夕食会の際に一緒に食べようと話しかけていただきましたが、実は初日からずっと私のことを探していたとのことです。
私は実は韓国には行ったことは無く、韓国の方とお話しする機会は今まであまりありませんでしたが、日本人と話す感覚と凄く近いなと感じました🇯🇵🤝🇰🇷
時間厳守やビジネスマナーを徹底的に教えられる母国では考えられないことばかりだよねと笑いながら話していると、🇩🇰留学中に出会った日本人と話している時のような懐かしい気持ちになりました。
商談会の参加者の99%は欧米系の方であったため、文化の近い国から来た同じ境遇の彼女と話す時間はとても安らぎを感じる時間でした🍵

デンマーク人の働き方

帰国前にはコペンハーゲンにオーナー元の会社の支店があるため、そこにご挨拶に伺いました。
出社時間、在宅か出社しているか等も人によりバラバラで、皆さんとてもフレキシブルに働かれていました。
ランチではオフィス内の食堂に行きましたが、ビュッフェ形式だったため🇩🇰留学時代の寮での食事を思い出しました。

食事は給料から天引きされているそうですが、
美味しくてお手頃だよとのこと🍽️
外食費が高い北欧ではありがたい制度ですね💸

仕事の話も済んで帰る際には、今回オフィスへの訪問を招待してくれた社員の1人Jさんと、近くを散歩しながらデンマークでの働き方についてお話しをしました🚶 

ワークライフバランス世界No.1
Jさん含め🇩🇰人は基本的に皆16〜17時には仕事を終え、平日も家族や友達との時間を大切にしているとのことです。
(その分北欧は日本に比べるとお店の営業時間も短く、サービスも丁寧ではないです。)

また、🇩🇰の若者の間で日本は人気な旅行先だけど、日本人には北欧は人気?と聞かれましたが、正直胸を張って人気とは言えませんでした。
若者の場合、学生や仕事を辞めた空白期間などを利用して北欧を旅行する方もいますが、ツアー等に参加するのは圧倒的にお金と時間に余裕がある高齢者が多いです。
円安等の影響もありますが、連休が取りにくい傾向がある日本では、長時間フライトが必要なヨーロッパへの旅行は社会人の場合かなりハードルが高いです。
Jさんに日本では最長10連休くらいしか休めない企業が多いと言うと、有給を一気に使って3週間くらい休めば良いのではと不思議そうな顔で言われました。
日本企業でそれを許容してくれる上司は恐らく少ないと言うと、Jさんはかなりびっくりしていました😅

社員はみんな平等
Jさんに🇩🇰では役職関係なくみんな平等だから、礼儀正しくし過ぎる必要はないと言われました。
最近入った若手社員は、会社のCEOに会った初日にジョークをかましたとのことです。
役職関係なくみんな平等で、社員1人1人の人間性を象徴する🇩🇰では、誰もそんなことで怒らないから、どんどんジョークを言っても良いよとのことです笑
年功序列制度の強い日本では考えられないですね😂

Jさんは192cmの長身イケメンだったので
色んな意味で緊張しまくりでした🥵

日本の素晴らしさを改めて実感

出張中色んな方から「日本に行ったことあるけど本当に素晴らしい国だった」、「いつか日本に行くのが夢」等という言葉を聞きました。
私も海外に行くたびに、日本の食事やサービスの素晴らしさを実感します。(その分労働者に皺寄せが来ていますが😅)

国対国でビジネスを行う場合、自国の印象が良い方がやはりビジネスでも有利に働くと思うので、日本という国がこれまで築き上げてきた素晴らしい評判には、感謝せずにはいられないなと今回の出張を通して強く実感しました🙏

いいなと思ったら応援しよう!