生活費0で海外に滞在できるワークアウェイとは!?#2〜デンマーク•シェラン島編〜
Hej🙌
今回は2023年7月25日から8月14日までの約3週間お世話になった、1つ目のワークアウェイ先での体験について書いて行きます。
シェラン島はコペンハーゲンなどがある島で、私の滞在した場所はSvebølleというシェラン島の西部に位置する場所です。
コペンハーゲンからはデンマーク国鉄DSBで約1時間半程です。
オーナーのPさんとはSvebølle駅で合流し、そのまま車でワークアウェイ先に向かいました。
Pさんは当時66歳の女性で、お兄様と一緒に小さなB&Bと農園を営んでいます。
スロベニア人の女性Vと、オランダ人の女性Cが既に私より少し前に来ていました。
VとCは私が来て1週間後にはいなくなる予定だったので、最後の2週間はワークアウェイアーは私のみの状態でした。
滞在先の設備について
ワークアウェイアーはB&Bの1室に滞在をするというスタイルで、トイレ、シャワー、キッチン、洗濯機はB&Bのお客様と共用です。
B&Bのお客様は1日1組いるかいないかという程度だったため、ほとんどワークアウェイアーで独占状態です。
B&Bの横にある家にPさんとお兄様が住まれており、部屋も個人部屋であったためプライベート空間はしっかりと守られていました。
Wi-Fiも唯一しっかり通っていて滞在先としては1番快適でした。
どのようなお手伝いをするの?
月〜金曜日の9:30〜14:00まで毎日お手伝いをします。
お昼休憩もあり実働は2〜3時間くらいです。
作業は農場のお手伝い、グリーンハウスでの水やり、B&Bのベッドメイキング、掃除などでそこまで重労働ではないです。
帰りたくてしかたなかった2日間
一見快適そうに見えますが、実は最初は他のワークアウェイアーとの共同生活が大変で帰りたくてしかったがなかったです。
VとCは英語もかなり流暢で大変気が強いです。
特にビーガンであるVからはベーコンを炒めている際に明らかに不快そうな顔をされたり、冷蔵庫に食材を入れる際、気付かずにVの食材のすぐ近くにお肉を置いてしまっていたら「匂いが移るから早くどけてよ!」と厳しく注意されたこともあり、キッチンを使うのが億劫になり途中からはVが去るまではカップラーメンなどを食べるようにしました。
地獄の2日目ディナー
2日目にはPさんのお兄様の息子とその奥様と娘さんを招いてディナーを食べました。
デンマーク人5人、スロベニア人1人、オランダ人1人に日本人1人なので、ヨーロッパ人7人の中にアジア人1人という状態です。
自分以外は英語をネイティブレベルで話すことが出来るため、高速で繰り広げられる英会話についてい行くことに必死で、食事は全く喉を通りませんでした。
「何故デンマークに滞在しているのか」、「日本では何をしていたのか」「帰国したら何をしたいのか」はワークアウェイ中によく聞かれた質問なので、ある程度スラスラ答えられるようにしていたら安心です。
楽しくなってきたワークアウェイ
3日目はワークアウェイ先から10キロほどの場所にあるカロンボーという隣町で開かれているお祭りのお手伝いに行きました。
お手伝いの内容は地元のカフェの皿洗いでしたが、紙皿を使っていたためか、ほぼ仕事はなくとても暇でした。
新しい街で新しい出会いがありとても楽しく、2日間の疲労を吹っ飛ばしてくれました。
他のワークアウェイアーとのお別れ
VとCの滞在の終盤にはPさんも含めて4人でビーチに行きました。
ビーチに更衣室は無くPさん、V、Cはビーチに着くとその場で着替え、Vに関してはトップレス状態で過ごしていました。
デンマークのビーチは堂々と裸で過ごしている方も多く、ヌーディストビーチとも呼ばれています。
堂々と着替える彼女達を横目にタオルで必死に隠しながら着替える私は、そこでもやはり彼女達との文化の違いを強く実感しました。
週末の楽しみ
Svebølleはコペンハーゲンまで直通の列車が通っていることもあり、週末はコペンハーゲンや、ロスキレという世界遺産がある都市まで遊びに行きました。
Pさんとの絆が深まった2週間
VとCが去った後ワークアウェイアーは私1人だったので、Pさんとお出かけをする機会がたくさんありました。
Pさんはとても優しくてパワフルな方です。
最初貢献しなければと必死に働いていたら、「ここは刑務所じゃないの。いっぱい休憩してちょっと働くのが私達流。」と言っていただき安心したのをとても覚えています。
Pさんには車で色んな所に連れて行っていただき、色んなお話をすることが出来ました。
Pさんはかつて20年以上イギリスに住んでいたものの、離婚をきっかけに当時13歳の息子を連れてデンマークに帰国しました。
帰国後はキャリアアップのために大学院に行ったそうですが、年齢問わず子供を育てながらでも学び直しが出来る北欧社会は凄いなと改めて実感しました。
そこまで重労働じゃないのに手厚くもてなしてくれるPさんに、何故ワークアウェイアーをホストをしているのかと質問をしました。
もともとはデンマークの若者に手伝いに来て貰っていたものの、海外の若者にもっと地元の自然に触れてほしいと思いワークアウェイを始めたそうです。
Pさん曰く海外の若者と交流することで、自分も若々しくいれるからワークアウェイアー全員に感謝してもしきれないとのことです。
I'm not good at saying good bye
そんなこんなであっという間に3週間が経ちいよいよ別れが近付いてきました。
最終日はPさんとお兄様が、地元のピザ屋さんでピザをご馳走して下さいました。
最終日に駅まで車で送ってくれたPさんは、少し涙目で I'm not good at saying good bye(さよならを言うのは得意じゃないの)と言い、こちらも少し泣きそうになりました。
最初のワークアウェイ先がPさんのところで良かったと心から思いました。
以上が1つ目のワークアウェイ先の体験談です。
次回はノルウェーでの2つ目のワークアウェイ先での体験について書いていきます📝