北欧資本の会社で約1年働いて得た気付き①
私は現在オーナーが北欧人の北欧資本の会社で旅行関係の仕事をしており、仕事柄北欧の人々とやり取りをすることが多いです。
9月末には人生初の北欧出張を体験したので、これらの経験を通して得た気付きを書いていきます。
入社の経緯
私は2023年9月末の帰国から約1ヶ月後の2023年11月から今の会社で働いています。
今の会社を選んだ理由は以下です。
✔️北欧に携わる仕事がしたい
✔️自分の経験を活かしたい
✔️北欧に出張等で行けるチャンスがある
実は外資系あるあるかも知れませんが、元々は業界未経験者は採用対象外でした。
しかし、どうしてもその会社で働きたいという思いから、自身の北欧への情熱や海外経験等、その会社で活かせる強みを書き連ねた志願者を履歴書と職務経歴書とともにダメ元で送りました。
すると是非面接がしたいと行っていただけ、日本にいる社員とオンライン面接後、北欧に滞在中の社長とオンラインで最終面接を行い採用が決まりました。
(時差があるのでわざわざ現地時間朝6時に面接を行っていただきました🙏)
元々未経験者の採用はしておりませんでしたが、私の北欧への熱意や覚悟等に可能性を見出していただき、採用をしていただけました。
なので私以外はベテランの方ばかりです。
また、社員は東京、大阪、鳥取、コペンハーゲン、レイキャヴィークなど地球上のあらゆるところから働いています。
(基本全員リモートワークのため、実はほとんどの社員とは実際にお会いしたことがありません😂)
北欧人と仕事をする時に覚悟すること
面接時に言われた以下の言葉が今でも印象に残っています。
北欧の人と友達になるだけなら楽しいだろうけど、仕事をするとなると大変なことがたくさんあるということを覚悟して欲しい。
働き始めて上記の言葉の意味をすぐに理解しました。
日本的な働き方の場合は、お客様のニーズに応える為なら残業をするのは仕方がないという考えです。
しかし、仕事はあくまでも生きるための手段、プライベートを犠牲にしてまで行うものではないという価値観の彼らの場合は、そうは行きません。
メールに全然返信がない、請求書等の重要書類の数字が間違っている、質問に対して全部回答してくれないというのは日常茶飯事です。
夏になるとみんな約1ヶ月の休暇を取るため、その前後はリマインド等で忙しくなります。
※上司曰く休暇中に溜まりまくったメールは、見ていない可能性が高いとのことです。
日本の取引先から依頼を受け、現地の会社にフォームの記入を依頼しました。
北欧の取引先から返送されたのはほとんど空白のフォームで、メールには質問の意味が良くわかないとだけ書かれていました。
質問は英語で書かれていて、英語ネイティブレベルの彼らであれば読めば理解できる内容のものであるため、質問が細かすぎて読む気が失せたが恐らく彼らの本心でしょう。
新卒で入社した日系企業では、相手に依頼や確認をする前に自分でまずはしっかり調べろと叩きこまれていたので、フォームをほとんど埋めることなく投げ出す現地の対応にとても驚きました。
結局フォームは現地在住社員が電話で口頭確認することにより、無事埋めることは出来ました。
日本では当たり前とされているサービスの質を求めるお客様や取引先と、プライベートを犠牲にしてまで働きたくないという彼らの板挟みになるのが私的に1番大変な部分ですね😅
日本の丁寧なサービスは労働者の犠牲、北欧人の素晴らしいワークライフバランスはお客様の犠牲の上で成り立っていると痛感しました。
日本国内でワークライフバランスの向上を呼びかける声もありますが、ただ呼びかけるだけでなく、その分サービスの質の低下を受け入れなければならないという点も、しっかりと伝える必要があると感じました。
次回は北欧出張に行った際に実際に現地の方々と携わり感じたことを書いていきます📝