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やらず嫌い〜私の転職体験記その1〜

今回のトップ画は
ソエジマケイタ(キャラ・写真・似顔絵) 様から拝借いたしました。
ありがとうございました(^^)/

本題

今のこの日本では自慢できる話しではありませんが、
僕はこれまで約25年の社会人生活の中で
実に約30種以上の仕事を経験してきました。
もちろん、中には一週間や一日だけと言う超短期・単発の仕事も含めて。
どんな仕事をしてきたのか、それを逐一全て列挙してお話しをして・・・

いくと言うお話しでは今回はありません(笑)

タイトルにある通り、この仕事だけはしたくない!!
絶っっっっっっっっっっ対に嫌だ!!!
と思っていたけれど、致し方なく就いた2つの仕事についてのお話しです。


天職体験記その1
【引っ越し屋】


30歳を迎える年。
かくかくしかじかで、とにかく即金・日払いで、
そして家から近いところの仕事!
と言うのが大条件として探していた時に
選択肢がこれしか無くなり、嫌々ながら始めたのが引っ越し屋のアルバイト。

時期は三月。
引っ越し屋の一番の繁忙期です。
社員や準社員、先輩アルバイトの子達はほとんどが歳下の子達。
そして引っ越し屋と言うのは(少なくとも僕が働いた場所では)、
所謂「体育会系」の職種。
年齢なんて関係なく、先輩が絶対。
年上だろうが敬語なんてなんじゃそりゃ!?の世界。
20歳そこそこの子に、
「おい!早くしろや!」
と、アゴで使われるのです。

そりゃね、何度キレそうになったことか(笑)

それでも仕方ありません。
その時の自分の生活を立て直すのにこの仕事しかなかったのですから。

もちろん、体力的にも精神的にも毎日クタクタになりながら仕事をしていました。
繁忙期のため、朝は早ければ6時半には出社して準備。
物量にもよりますが、一日に2〜3件は当たり前。
時には10件の小口の荷下ろしなどもあったり、
自分のチームが割り振られた現場が早く終わっても、
近くの別のチームの応援に駆けつけます。
そんなこんなしていれば、遅い日は21時22時なんて当たり前。
時には0時を過ぎる日も。
でも逆に、その残業代がとにかく稼げるので、
収入としては申し分なしです。

大変ながらも、とにかく目の前の仕事をこなしていくので精一杯の日々が過ぎていきます。

ただ、そんな風に日々仕事をしていれば、
徐々に体力や筋力がついてきたり、
容量やコツなんかも否が応でも身についてきます。
2ヶ月もすれば、それなりに動けるようになってきます。
たったの2ヶ月で?と思われるかもしれませんが、
それだけとにかく量をこなす日々でしたから、
成長も早いのが道理です。

そこの引っ越し屋さんは、引っ越し業を運送業ではなく、
「サービス業」として位置付けていました。
倉庫には社訓のようなものが掲げられているのですが、
それを見た時、素直に、
「あ、素敵だな」と感じました。

徐々に慣れてきて、少しずつ余裕も出てくると同時に、
繁忙期も落ち着きを見せ始めます。
その時には仕事自体の苦労はそれほど感じていなくなていたので、
繁忙期が過ぎた後も、レギュラーでシフトを入れてもらっていました。
手前味噌なお話しでしたが、やはり年の功、とでもいいましょうか、
繁忙期が過ぎる頃には、周りから徐々に、
「こいつちょっと違うな」
と思われるくらいの仕事ぶりは身に付けていたのです。
それもあり、繁忙期が過ぎても、本部から継続で入らないかというお声がかかり、そのままお世話になることにしたのです。

時は過ぎ、1年後。
また繁忙期が始まります。
年齢的なこともあり、今期はいちスタッフとしてではなく、
現場リーダーを任されることとなりました。
「今日が初めての出勤です!!」
「今日で3回目ですので少しは動けます!!」
そう言う高校生や大学生のアルバイトの子達を引き連れて、
いち現場を回る日々が始まりました。

その頃の僕となったら、烏滸がましくも、引っ越し業について一家訓持つまでになっていました。

「引越しというお客様の人生の転機を最大限素敵なひと時にする」

そんな想いを持つまでになっていました。
そして、アルバイトの子達には、とにかく明るく、元気に、優しく接し、イキイキと仕事をしてもらいたい。
と、得意のコミュニケーション力を遺憾なく発揮していました。

そうこうして、一つ一つの現場を精一杯やっていると、

「貴方にきてもらえて良かった。」
「おたくの会社は本当は使いたくなかったのだけど頼んで良かったよ」
「うちで働かないか?君みたいな人材が欲しいんだよ。」

そんなお声をお客様からいただけるようになってきました。

素晴らしい仕事だな。
これは間違いなく、「サービス業」だ、
と、確信と信念を持てるようになっていました。
そして、

これは自分にとって天職かもしれない。

そう思わせてくれました。

まさか、「絶対にやりたくない!」と思っていた引越し屋という仕事に対し
こんな想いになるとは夢にも思っていませんでした。

そして、この引越し屋の経験が、「第二のまさか」の礎になるのは
もう少し先のお話し。

本日も最後までご覧いただきありがとうございました(^○^)/

アーサー拝


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