⓫VCO-FAN/Gieskes
第2Myモジュラーブームの時に出会ったメーカー。その時はこれくらいしかなくて、購入。使い勝手わからず初代はすぐに売却。そして第3ブームの時には廃盤であったが必死に探して購入した。その理由は。。。
映画「家」の撮影が終わった時、とある人が映画を手伝いたいとやってきた。その人は「映画の手伝いに没頭したい」というが、そんなに仕事はない。「何か好きなことは無いか?」というと「ビールが好き」と。そこから我がビールBarが始まりその人は2か月で辞めてしまったため私が店長をする羽目に。念のため私はビールは嫌いである。自分で金を出して買ったことは一度もない。
ビールが嫌いになったのは大学時代。体育会の新入生歓迎コンパで塗りビールを30杯くらい飲んだのと、2年の春休みに大阪合宿行った時の夕食で全廃が残した温い瓶ビールを溶けかかった白菜しか入っていないしゃぶしゃぶの鍋をつつきながらやっと飲み切ったら従妹からビールの差し入れをされて更に飲むことになり、翌日の大阪球場での練習中に吐いたこと。そんな嫌な思い出がすべてビールだった。
全然モジュールとは関係なさそうだが実は大きく関係している。その人は「ビールBarには大きな冷蔵庫が必要だ」と入口から分解しないと入らないくらい大きな冷蔵庫を買った。私は冷蔵庫は音がするから嫌いだったのだが、大きい冷蔵庫は音もバカでかい。モーターの音が冷却のパワーによって開店が変わり、大きな音がする。「あれ、これどこかで聞いたことがある」。そうです。まさに冷却力の大小によって回転数が変わり、それによって音程が変わるのである。まさにVCO-FANである。このモジュールで回転数をCVで緩やかに上げていくときの感じはまさに大型業務冷蔵庫の音と一緒である。その冷蔵庫と半年付き合ったがその時の音が忘れられずにディスコンのこのモジュールを探した。ここ2年で1本しか出なかったのをゲットした。
モノは聞きようである。冷蔵庫とこのモジュールから学んだことは大きい。