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【今日のニュース 9/29】マルハニチロ「ブルーボンド」国内初発行、国内ESG債新展開

マルハニチロは29日、海洋保護などにつながる事業に資金の使途を限定する「ブルーボンド」で50億円を調達すると発表した。同社によると、国内初のブルーボンドの発行で、調達資金は環境負荷を低減できる陸上養殖事業などに充てる。

これがどのような意味をもつのか?

筆者はESG投資に興味があり、国内のESG投資の動きの新展開ということで今回記事にした。

同社は、これまで普通社債で資金を調達したことがなく、ブルーボンドが普通社債として初めての発行になる。

まず、ESG債、SDGs債の種類は以下の4種類に分類できる。
・サスティナブルボンド
・ソーシャルボンド
・グリーンボンド
・ブルーボンド

ブルーボンドの発行額は、約2800億円相当である。一方、グリーンボンドは発行額が80兆円に上り、両者の市場規模の違いが際立つ。
グリーンボンドに比較してブルーボンドの市場規模が小さいことは、グリーンボンドは明確なガイドラインがあるのに対して、ブルーボンドはないことが要因の一つだと考えられている。

(以下は環境省グリーンボンドガイドライン2020年改訂版)

https://www.env.go.jp/content/900514722.pdf

ただ今秋には、国際資本市場協会(ICMA)などによるブルーボンドの実務ガイドの公表が控えているため、ブルーボンド発行の環境が整備され、今後発行に弾みがつく可能性がある。

参考:


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