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【今日のニュース 9/7】トラス英首相、8日にも物価対策 新内閣は多様性重視

https://www.nikkei.com/article/DGXZQOGR06E3U0W2A900C2000000

皆さんは、本日9月7日のニュースと聞いて、何を思い浮かべるだろうか。おそらくニュースをよく見ている方々の大半は、ドル円が144円台へ突入したことを挙げるだろう。しかし、ここはあえて先日保守党首選で選ばれたトラス首相をはじめとしたイギリスの新内閣についてのニュースを選ばせていただきたい。個人的にその布陣に興味がわいたためだ。

6日に就任した英国のトラス首相は、同日の首相官邸前での就任演説で「今週、(高騰する)光熱費問題に対処するための行動を起こす」と改めて明言した。英BBCは、新政権が8日にも家計や企業への具体的な支援策を発表すると報じた。トラス氏は6日夜から組閣に着手した。

組閣では首相を含む主要4ポストを白人男性以外が占め多様性の重視をうかがわせる布陣となっている。英BBCによると、こうした4閣僚の布陣は初めて。


不法移民対策などを担う内相には党首選にも出馬した女性のブレーバーマン前法務長官が就いた。対中、対ロ政策のカギを握る外相にはクレバリー前教育相を起用。経済対策のかじ取りを担う財務相にはガーナ系のクワーテング前民間企業・エネルギー・産業戦略相を充てた。4閣僚のほかにも首相を支える副首相兼保健相に女性のコフィー前雇用・年金相を起用した。

前回の6月のG7首脳サミットの時は、集まった首脳のうち女性が欧州委員会委員長1人しかいないことに批判が殺到していた。しかし、今回イギリスで3人目の女性首相が誕生し、多くの女性陣が入閣していることを鑑みると、これからG7をはじめとした国々でも女性の政治参画にいい影響を与えられるかもしれない。

内閣の閣僚の人種的多様性の面でも、今回のトラス内閣からポジティブな影響がヨーロッパなどに波及するかもしれない。

現在の岸田内閣では、女性閣僚が2人とG7最低の割合となっている。個人的には、女性の国民の現状や意見を現在の内閣で正しく反映させることはとても困難であるように思える。日本にもより多くの女性閣僚が活躍する日が来てほしい。

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