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徒然なるままに気後れ。 -第十回-

近況

決心が揺らいでしまう瞬間があります。
「こんだけ頑張ったからもういいじゃないか」
何の結果も残していないのに燃え尽き症候群です。

なんとか細々と創作だけは続けていきたいと思ってます。

あ、今回の大テーマは「通貨」です。


爪切りショック


造幣局で働く「私」
日々、順風満帆な「暮らし」
ふと道端に落ちていた「案山子」
遠くに見える梯子の「渡し」
好きな団子は「みたらし」

はぁ…

溜息をついた男は背もたれに飛び込んだ。

上から見ているとそれはまるで安いプロレス技をかけたような。

RPGゲームであれば「はなす」のような変哲もない打撃。

造幣局で働き、順風満帆な暮らしではなかったのか…
もはや貧乏学生だったあの頃の方が充実していたような気がする…

勝手にそんな胸中を予想してみる。

男はまた背もたれに飛び込んだ。

先ほどより少しだけ埋まった「それ」は、男の喪失感を示していた。

さて…

そんな男の趣味は低クオリティなリリックを綴ることと、Youtube閲覧。

…と言っても「あなたへのおすすめ」動画を延々と流しているだけ。

ここ最近はワクワクすることもなければ新たな発見もない。

…はずだった

ある動画のシークバーが役目を終えた時、
男は部屋を飛び出した。

''なんてことだ。
私の勤め先が造爪局になってしまう!''

広い空間にそんな戯言を残して。

男の再生履歴に追加されたのは…

「いつ世界の通貨が爪になってもいいように今から伸ばそうと決意する誇」

""なんだこりゃ!
ステマじゃねぇか!!""

虚空の番人がずっこけた瞬間 89.3%!!



拘束時間等価交換


仕事とは「自分の時間を売ってお金を得ること」と誰かが言った。

ならばあなたの価値は本当に1時間1200円でしょうか?

ブックオフのワゴンセールで買った自己啓発本にそう書かれていた。

それを踏まえ、靖子と茉莉は考えた。

果たして私にそんな価値があるのか…?

何言ってんの1200円じゃ安すぎでしょ!
私は最低でもその10倍は欲しいわ!

君は自己評価が高いな
特別な技能もないくせに

何を~!?
あんただって…あんただってね…

なんだい。
言いたいことがあるなら言ってみなさい。

…もう!悪口が一つも思い浮かばない!
好き!!!

私もお前が好きだ!

「なにあの人たち…きも…」

靖子と茉莉は逃げるようにその場を立ち去った。


昔はよかった お金があった


ムチムチのグラビアに見とれて
夢だけ見てる午前2時

カマキリの産卵のように
この世が回ればいいのにな

今日も這いつくばって
泥水すするような毎日なら
レーニンさん
どうか社会主義にして

la…la…la…
昔はよかった

la…la…la…
お金があった

キビキビとコンビニで働いて
まるで人生の確定申告

諦めだけ強制されて
まるで架空の死刑宣告

明日も蝕まれて
夜のお城、癒せない日々なら
レノンさん
どうか愛叫んで

la…la…la…
昔はよかった

la…la…la…
お金があった

la…la…la…
昔はよかった

la…la…la…
お金があった

la…la…la…
領空の果てを

la…la…la…
見させてくれた

la…la…la…
昔はよかった

la…la…la…
お金があった


タネアカシ

爪切りショック

唐突な王様のブランチパロディが光る作品。
はやく出たいな~王様のブランチ。
買い物の達人やりたい!

拘束時間等価交換

真理に迫ったよねこれは。
旋風巻き起こるぞ!!

叙述トリックがやりたかったんです…すいません。

昔はよかった お金があった

もう、3個目は詞にします。

最近まじで音楽できてないんで
やりたくてしょうがねぇ!!


次回未定


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