The Cosmic Wheel Sisterhood プレイ後感想
追放され、禁じられた悪魔と契約をした魔女が、オリジナルタロットカードを作製、使用して運命を操るゲーム
ネタバレあり
ふんわりとタロットカードを作って占う、という内容だけ知っており、面白そうだなあと温めていたのだけど手を付けていませんでした。
しかしGhostwireTokyo等が一段落したのを機にのんびり系のゲームをやりたいなあと購入、プレイしました。
グラフィック
いい塩梅のドット絵、まさに好きなビジュアルです。炎などのエフェクトが揺らめくのも細かくて好き。主人公のこじんまりとしたお家がドットによりさらにかわいらしく描かれていました。
ストーリー・キャラクター
前情報をいれずにプレイしました。
ささげた代償は永遠の命、選挙は勝利、方針は良心に従う です
最初はのんびりタロットを作製して占って、といわゆるコーヒートークライクなものでした。が、タロットの結果が後からじんわりとストーリーに影響を及ぼすことに気が付き、一気に駆け抜けてしまいました。
自分が何を言ったか、何を占ったか、を覚えておかないと、後々窮地に陥ることも…(?)忘れっぽいので期間を開けずにプレイ出来てよかったです。
世界観も独特で、ストーリーを追っていくうちに、主人公の立場、友人達、魔女とは、コヴンとは、と明らかになっていきますのんびりプレイしてたら急にターン性の選挙活動が始まっちゃってびっくりしちゃったよね。
無数に出現する魔女たちはみんな魅力的。特に二人の友人と、お姉さん、そして途中魔女に召し上げられた彼女が印象深かったです。
友人二人はストーリー上選挙で対立(または協力)しますが、それはそれとして三人がお互いのことを大事に思っている描写が多くてうれしかったです。三人で踊ってるムービーも和みました。
また途中参加の魔女はプレイヤーが運命や名前を占って「生み出す」ようなことをするため、愛着がわくかと思います。私の所は唐辛子農家の明るい姉さんになってもらいました。かわいい。
お姉ちゃんはコズミック社で記者やってます。革ジャンが似合うね。
魔女たちの服装はもちろん、宇宙空間から主人公の自宅にやってくるときの飛び方が個性豊かで、毎回の楽しみとなっていました。
誰だか忘れたけど舞う花が魔女になる演出とかよかった(サイプレッサ?)
最も重要なキャラクターと言えば相棒のヘビモスです。おっきい。
まあ気のいいやつでした。信用はしないけど、嫌いではない。そんないいタッグになれたのではないのでしょうか。選んだ代償が大切な人の命、だった場合、彼のことは憎んだでしょう。
選挙
急にゲーム性変わってびっくりしちゃって一回閉じました。
色んな魔女に会って、話して、占って…
正直まだまだ話したりず、もっといろんな話を皆さんとしたかったなあと思います。
方針については、最初友人二人の意見を聞いた時、どちらにもいい所はあるけど折衷案が欲しいなあ、と感じていました。候補者としてそれを実現していくとは思いませんでしたが…
選挙に勝ったとして、主人公は人間に戻るんですけどね。少しでもコヴンに貢献しつつ、己は身を引く、といった結果で、私としては十分ハッピーでしたが、フォルトゥーナはどうだったかな
タロット
絵柄が素敵ですね。背景もずいぶん広く、いろいろと工夫できるのではないかなと。同制作会社の別ゲームに関するイラストもあり、ファンの人はうれしかったのではないでしょうか(バーのゲームはやりたいなと思いつつやれてない)
全然宇宙の輪が出なかったので、次プレイするときは枚数少な目でやってみたいなと思います。
最後に
心残りとして、➀みんなともっと話したかった、②コヴンの様子があまり見えなかった、がありました。➀の方は繰り返しプレイしていく中で満足できるのかなあと思います。②については追放されている身としてしょうがないですが、もっとコヴンの情景や、魔女のみんなの暮らしを見たかったなと思いました。
私は周回プレイがあまり好きではないので、しばらくはプレイしないと思いますが、次回プレイ時はハチャメチャ大暴れとかしたいなあと思っています
大変素敵なゲームでした