産業技術大学院大学 履修証明プログラム「人間中心デザイン」 ユーザー調査技法 2013年01月16日
前回の授業の続きです、
欠席の人がいて残念ですねー。
(みんな忙しいので仕方ないですよね)
今日の授業で、
KA法の成果物であるKAマップを作成します。
■ワークショップ
まず、前回作成したKAカードの「価値」に注目して、
KJ法を行っていきます。
(※KA法とKJ法は名前は似ていますがまったくの別物です。)
大切なのは、
無理やりくっつけたり、
○○系みたいに最初にラベルをつけてグルーピングしてはいけないことです、
KAカードの価値同士を検討して、
少しづつまとめていきます
![](https://assets.st-note.com/img/1735383488-rOtjcEY45L.jpeg?width=1200)
![](https://assets.st-note.com/img/1735383489-Ysg0C0V2Bq.jpeg?width=1200)
そうして、
6〜8個のグループができたら、
今度はそのグループ間同士を検討して、
どんな意味があるのか?なぜなのか?を考えていきます。
![](https://assets.st-note.com/img/1735383490-CJuGIU5xjM.jpeg?width=1200)
![](https://assets.st-note.com/img/1735383491-Pir9VKUpKC.jpeg?width=1200)
KAカードと各グループは検討するなかで移動することが多いので、
直接模造紙に貼るのではなく、
A4やA3の紙に貼ってから模造紙に配置したほうがいいです。
KAマップの完成図には正解がありません、
それはユーザー調査がグラウンドオンデータで行われるからです、
フォトエッセイで取得したデータがチームで違うので、
結果であるKAマップも違ったものができあがるのです。
![](https://assets.st-note.com/img/1735383492-QgCnpKKyr6.jpeg?width=1200)
![](https://assets.st-note.com/img/1735383493-QUnt9vwLYl.jpeg?width=1200)
なかなかKJ法も難しく、
皆さん戸惑っている部分もあったかとおもいますが、
質問を受けてみると、
実はグループの中では理解が進んでいて、
それをどうやって表現していいかわからないだけだと感じましたので、
感じたことや話し合ったことを、とにかく模造紙や付箋で書いていってもらうようにしました。
※なれないと模造紙に書き込んでいくという行為に抵抗があるみたいです。
ユーザー調査は時間もかかる部分ですが、
ここでユーザーの体験、経験を分析しておかないと、
それ以降のプロセスで何をやってもダメな用な気がします、
(ラピッドにとか、Leanにとかはちょっと違いますよね。)
今年度の履修生は皆さん面白いKAマップを作成できたと思います。
![](https://assets.st-note.com/img/1735383494-7o3BQ2fLXR.jpeg?width=1200)
![](https://assets.st-note.com/img/1735383495-eCCYrPijFv.jpeg?width=1200)
人間中心デザインにおけるユーザー調査のプロセスは、
ほかのプロセスに比べて弱いような気がするので、
KA法も含めて、多方面から取り組んで生きたいと思います。
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