
【フォローアップ配信】オンラインセミナー「動画制作の極意」質疑応答LIVE 2025年02月22日
■質疑応答
Q.マイクの指向性について種類と特性の違いの
詳細をもっとお伺いしたいです
A.この指向性っていうところから
まず説明をしていくと
指向性というのはマイクの向きですね
向きでこれは何の向きかというと
音がやってくる方向の向きというところです
実際にですね
この指向性っていうのを
ちょっと今大きく3つの種類を
ここに挙げましたが
音がやってくる向き
つまりは音をキャッチできる向きというのが
マイクによって違うんですね
世の中たくさんあるマイクっていうのは
そういう意味でそれぞれ
様々な指向性にパターンがあって
そのパターンというのは
どんな違いがあるかというと
向きが違うと
ちょっと分かりづらいかもしれないので
もう少し噛み砕いて言うと
例えばマイクが目の前に
いくつもの種類があった場合
それぞれ音をキャッチできる向きが
違う場合があると
その違いが指向性の違い
というところになってきます
ここに挙げたのは
よく一般的に販売されているマイクに
よく見受けられる
3つの指向性というところですが
このあたり押さえておけば
大丈夫かなというところで
ちょっと今日はこの3つをピックアップしました
まず1つ目左側ですね
無指向性
これで全指向性っていう言い方をしたりもするんですが
いわゆる360度あらゆる方向からの音っていうのを
キャッチできるようなマイクが
無指向性という指向性を持ったマイクというところになります
指向性がないっていう言い方になっちゃうと
ちょっと違和感あるかもしれないけど
つまりは特定の指向性ではないよと
もうあらゆる方向からの音をキャッチできるよ
っていうところが無指向性と覚えておきましょう
そしてこちらが相指向性
これはですね
2つの向きからの
どちらかというと正面と後ろとかという
対になっているそれぞれの方向からの音を
キャッチできるよというところで
こういった特性を持っているマイクを双指向性という言い方をします
そして単一指向性というのは
一方からの音
大体が正面ですかね
その一方からの音をキャッチできるマイクのことを
単一指向性と言います
ここに挙げた3つというのが
大体ですね
そういう意味で今世の中に売られているマイクに当てはまる
そういう意味では代表的な指向性というところなんですが
こうやってみると
たくさん矢印があった方がいいじゃんって思う方もいると思います
が
たくさんの矢印があるってことは
それだけいろいろな方向からの音をキャッチしてしまうというところになるので
そういう意味で
いや人物が喋っている
私であればね
人物が喋っているこの口元から発せられる音だけをキャッチしたいのに
別の方向にあるエアコンの音とか
空気清浄機の音とか
さらには空飛んでいるヘリコプターの音とかね
そういったものも矢印の本数が増えるとキャッチしちゃうよ
つまりはいらない音まで拾ってしまう可能性が出てくる
というところがあるので
とにかく矢印多いからこれ選ぼうではなくて
必要な音をキャッチする上で
この矢印の数はいくつあれば大丈夫なのかなっていうのを
そのマイク選びの中では意識する必要があって
例えば一人の人物が喋る声だけを取れればいいのであれば
単一指向性を選べばいいし
逆に2人の会話
例えばこうね対談とかで向き合って喋るような場面では
双指向性のマイクがいいだろうし
あとは他人数の声をまんべんなく拾うのであれば
無指向性がいいだろうって話になってくるとは思うので
そういう意味でね
マルチに対応できそうだから
無指向性にしとこうって思う方もいると思うんだけど
ただ一人の人物の声を捉える時に
本当に余計な音を拾ってしまうっていうリスクもあるので
そのあたりはそういう意味で
選択肢を手元に用意しとこうの方が良いかなと思いますね
この単一指向性の中には
超単一指向性と呼ばれるですね
このさらに範囲がですね
めちゃめちゃ狭まっているものもあったりします
結構音楽のライブとかで
ボーカリストの方が使っているマイクとかは
そういったタイプのものが多かったりしますかね
なのでこの3つ以外にも
様々なバリエーションがあるよというところで
指向性というものに種類があるんだ
特性があるんだというところを
理解していただければなと思います
あともう一つ指向性に加えて
感度っていうところもちょっとお話ししておきたいですが
マイクには高感度なものと低感度なものがあります
高感度なもののマイクの多くがですね
いわゆるコンデンサーマイクと呼ばれるもの
そして低感度なマイクの多くが
ダイナミックマイクと呼ばれるもの
このコンデンサーマイクとダイナミックマイクって
もしかしたらこの言葉って聞いたことあると思うんですけど
これ要は感度が高い低い
そういった違いがあるというところですね
高感度なマイクというのは
小さな音まで聞くことができる
いわばめちゃめちゃ耳のいい人
めっちゃ耳がいい人のことを
高感度マイクのようなものだと思ってください
あくまで例えですけど
低感度なマイクというのは
小さな音が聞こえにくい耳みたいなもの
ちょっと耳遠いねっていう状態が
言ってみれば低感度マイク
低感度マイクみたいなものというところですね
これもこうやって見ると
高感度な方がいいじゃんと思う方が多くいると思うんですけど
これ裏を返せば
不要な音まで拾ってしまうリスクがある
これが高感度マイクのそういう意味ではデメリット
低感度マイクの逆にメリットは
必要な音だけをキャッチしやすくなるというところがあるので
このあたりもマイク選びはどちらかというと
どんな耳を選ぶかに近くて
音をキャッチできる向きがあるし
そしてその度合い感度っていうところの違いがあるので
どちらかというと
マルチに対応できる一本のマイクを用意しようというところではなくて
それぞれケースに合わせた選択肢を選ぼうというところで
それぞれの特性というところを理解していただけるといいんじゃないかなと思います。
Q.今回のセミナーの趣旨から外れるかもしれませんが
音声のカット編集についてもお話を聞きたい!
A.カット編集というのはそもそも何かというと
動画ファイルと音声ファイルの時間軸を揃えて
編集ソフト上に並べて
そしてそれをハサミを入れて
不要な箇所を取り除いていく
必要な箇所のみをつないでいく
これを動画編集においてはカット編集という言い方をしますけど
それを実際音声を扱う場合にどうするかというところですね
でこの音声のカット編集というのはこれ結構ですね
私これまでも様々なプロジェクトで
色々試行錯誤してきたところなんですが
このやり方いいよっていうのをちょっと今日は一つお話したいと思います
それはですね話の内容というより
話者の口癖や相槌でつなぐというやり方です
ちょっとこれ言葉だけで見ると分かりづらいと思うんだけど
例えばこのように先ほど言ったように
動画ファイルと音声ファイルを並べて
音の部分をメインに編集したい場合というのは
このいらない箇所にハサミを入れて取り除いていくときに
どこにハサミを入れるかといったとき
その音声の中で
例えばどなたかが喋っている
喋りの口癖とか相槌を探して
その部分をつないでいくというやり方
例えばカットするハサミの部分でいくと
誰かがこうね喋っているときに
なるほどとか
いわゆる相槌のような
うんうんとか
へーとか
そっかそっかとか
いわゆる口癖とか相槌ってあるじゃないですか
人って
その相槌って
相槌とか口癖って
その動画の中でたくさん出てくると思うんですよ
私も多分いっぱい口癖あると思う
要はとか
例えばとか
てか今のうんもそうですね
例えば要は
あとはそれととか
あとねとか
そういったよく使う言葉っていうのは
逆に言えば
編集のときにつなぎやすいポイントなんですね
つまり別のとこのなるほどと
別のとこのなるほどをつないで
ハサミを入れてつなぐと
意外とつながりがナチュラルになる
これはですね
かなり使えるやり方なので
覚えておくと良いかもしれません
もちろん話の内容を全く無視して
つなぐと
トータルのストーリーは崩れてきちゃうんだけど
これとこれはつながるなっていう
切り替えのところで
じゃあ何を基準に切り替えるかっていったときに
口癖とか相槌っていうその要素をつなぐようにすると
つながりが良くなるかなというところですかね
これもう本当にネタバラシというか
種明かしみたいな話になっちゃいますけど
私たちの会社でいわゆる編集した動画
前回だと休憩中に流した
ディレクション大百科のお好み焼き屋さんのインタビューとか
あとはプロ機材.comさんの森下さんへのインタビューの動画流したと思うんですけど
あれなんてもうめちゃめちゃハサミ入れて
不要箇所カットしてるんですけど
口癖でほとんどつないでますね
なるほどもあったしそっかそっかもあったし
えっととかえっとでつなぐ場合が多いかな
えっとの場合はえの部分は前半を残して
との部分で後半につなげるとかね
そうすると結構音声はつながりが安くなるからというところでございます
Q.田口さんは以前のライブで
ヘッドセットマイクを使用されていましたが
最近はピンマイクを多く使われているなとお見受けしてます
変更された理由を聞きたいです。
A.ヘッドセットマイクからピンマイク
ピンマイクはあれですね
胸元につけるラベリアマイクのことですかね
こちらご質問いただいたので回答いたしましょう
確かに以前はですね
ヘッドセットマイク
これは正式名称はヘッドウォーンマイクというんですが
頭部にセットするヘッドウォーンマイクというんですが
ヘッドウォーンマイクをたくさん田口は使っていた
田口は私ですね
私使ってたけど最近はラベリアマイクになっていると
実際今もね胸元についているこれ
ラベリアマイク使っておりますけど
なんでこれ変えたのっていう質問でございます
いろんな理由がある
まず一つは
頭部にセットするヘッドウォーンマイクは
なぜこれ選んでたのかからいこうかな
なんでヘッドウォーンマイクをよく使っていたのか
それはですね
マイクの先端部
つまりマイクのカプセル部分を
音源に近づけやすい
音源というのは人物の場合口元ですが
その音源に近づけるために
ヘッドウォーンマイクを使っていた
これが選択の理由ですね
もうヘッドウォーンマイクだとこの辺に
持ってくることができるので
今あったかな
今出せるかなヘッドウォーンマイク
ちょっと今ガラガラって引き出しの音が
開いちゃったけど
これですね
これが私が使用している
今も実はたまに使うんですけど
ヘッドウォーンマイクでございますね
これを耳からかけるとですね
今かけられるかな
このようにかけると
この位置にマイクの先端部カプセルが来るから
音源との距離が縮まって短くなって
その分余計な音を拾いにくくなると
さっき言ってたように
マイクってどのポジションに耳を置くか
みたいなのと一緒で
この辺に耳を置きたいと
皆さんの視聴者さんの耳をここに置くために
このマイクを選んでた
これはロードのHS-IIと呼ばれるもの
だけどこれそうだ
ロードのHS-IIにサラモニックのDK-6だったかな
っていうのをガッチャンコした
ちょっと特殊な改造してあるマイクなんですけど
要はこれはいかにこの口元音源に
マイクの先端部近づけるかっていうので
ヘッドウォーンマイクを選んでたんですが
なぜこれ使う機会が減ったかというと
いいマイクなんですよ
全然今でもたまに使いたいし
使うマイクなんですけど
やっぱり頭にセットするっていう作業が
非常に手間取る大変というところで
というのと
あと先ほどのようにね
このように頭にセットしてこうやった時に
今の照明との相性でいくとね
影が結構落ちるんですよ
でなんかすごい黒い大きなほくろがこの辺にあるように映る
というのがちょっと気になってしまって
ヘッドウォーンマイク使う機会が減ったというところですね
だからマイクの性能に不満を感じて選ばなくなったわけではない
というところです
でラベリアマイク
今私が使っているラベリアマイクは
ソニーのECM88Bと呼ばれるモデルですね
ですがなぜこれにしたのかでいくと
まず有線のラベリアマイク
無線ではなくて有線のラベリアマイクを選ぶ必要があった
これはなぜかというと
一時期ワイヤレスマイクを使ったりもしていたんですが
自宅環境でワイヤレスである必要性があまりないと
お手洗い行く時とか飲み物を飲む時とか
取りに行く時とかに
いちいちマイク外すのめんどくさいなっていうのは思っていたので
ヘッドウォーンマイクの時は
どちらかというとワイヤレスユニットつけて使ってたりもしたんだけど
ラベリアマイクの時は外して外行けばいいので
有線でいいなと
基本的に有線とワイヤレスで行くと
無線で行くと
有線の方が安定している
無線はどうしても電波で飛ばすので
電波障害に弱いという
そんなにトラブルことはないんだけど
ただ場合によってはトラブルが起こり得るリスクがあるので
そのリスクを外したいというところから
有線を選びたいという
そもそもの前提があるというところなんですが
ラベリアマイクを有線で選ぼうとした時の選択肢として
ソニーのECM88の音は良さそうだぞと思ったので
試しに買ったら良かったって感じですかね
これ実売価格いくらだったかな
6万から7万円くらい
結構いい値段するんですけど
その分しっかりした音
かつこれね
単一指向性じゃないんだよ
無指向性だと思うんですよ
さっきの言えば矢印の数いっぱいある
無指向性のマイクなんだけど
そんなに余計な音を拾いにくい
若干多分今パソコンのファンの音とか
エアコンの音はそんな気にならないから
空気清浄機の音とか
もしかしたら入り込んでる
回り込んでるかもしれないんだけど
そこまで
嫌な感じになっていないと思うんですけど
私の声との相性も良かった
っていう感じですかね
さっきのこのヘッドマイクも
自分自身の声との
声の質感との相性っていうので
選んでる節がありますかね
これねだから
買ってみて試さないと分かんないんですよ
正直
他の人のレビューとか見てても
分かんない
自分が実際手に取って使ってみないと
だって自分の声の質感と
全く同じ特性を持ってる人が
レビューしてるわけじゃないから
自分の声とか
あと発声ね
マイクって発声にすごい影響されるので
息がどのぐらいの強さで出てるかとか
その辺りにものすごく影響されるので
自分にマッチしたマイクを選ぼうとするのは
その分トライアンドエラーが必要で
そのために無駄な買い物もいっぱいしてきた
というところでしょうかね
だからECM88ソニーのマイクいいよとか
ヘッドセットマイクいいですよっていうのを
私は自分がいいと思ってるから言うんだけど
もしかしたら人によっては
相性が悪い場合もあるんじゃないかなと
思います
Q.カメラやマイクは
価格で何が変わるのでしょうか?
高価なカメラやマイクを使う
メリットを知りたいです。
A.今日取り上げるか悩んだ
というのも
うーん
というのも難しいから
悩ましいな
悩ましい質問だなと思いました
ただ
ズバリ
私が感じていることを
あくまでも
一個人の意見として回答するのであれば
価格で
製品の
何が変わるのか
特にカメラやマイクの
何が変わるのかは
私は3つあるなと思ってて
その1つ目がですね
解像感
いわゆるキメ細やかさですね
キメの細やかさ
これは特にカメラもマイクも
どっちにも言えるかな
値段の安いものと高いものは
やっぱり
キメの細やかさっていう
改造感にすごく影響されると思います
これね
マイクなんかも本当にそうで
安いマイクも
音をキャッチするっていう意味では
高価なマイクと同じ機能を
持ち合わせてるんだけど
どうしてもやっぱり
キメの細やかさは違うなっていう
印象がありますね
これね
先入観
かなとも思ってたけど
実際使い込んでみると
全然違うなっていう印象がある
だから
解像感が高い方がいい
場合は
やっぱり高価な
カメラやマイクを選んでしまう
し
そこまで解像感いらないよなっていう
場面ももちろんあって
そういった場合は
価格帯が安いものを選んでも
特に問題にならないかな
というところですね
だから必要に応じて
解像感が高いもの
キメの細かいものを
必要としている場合は
できる限り
高価な
できる限りというか
どうしても高価なものに
いってしまうかな
というところでしょうかね
あと2つ目は
再現性
これはね
実際の
そのものや
人とのギャップ
どういうことかというと
例えばカメラなんか
わかりやすいんだけど
あの
人の肌の色合いとか
質感とかと
実際に映像で捉えた時の質感が
ギャップがあるものっていうのがあるわけですね
世の中には
で
そのギャップがやっぱり
価格が上がれば上がるほど
縮まってくる印象がある
実態を捉えやすいなっていうものに
近づいてくるって感じ
まあこれね
ただめちゃめちゃ
高いカメラは
うーん
まあでも再現性高いよな
やっぱりな
これ照明とかにも言えると思う
あの
照明っていわゆる
太陽光っていうのが
ものすごくいい照明
太陽イコール照明って
ちょっと違和感あるかもしれないけど
太陽の光っていうのが
100点だとするのであれば
この照明は
例えば95点ですよとか
97点ですよとか
っていうので
いわゆるあの
炎色性だったかな
の
数値の評価っていうのを
されてたりするんだけど
実際の
ものと
比較した時の
再現度がどれだけ高いかっていうのが
一つ
価格帯に現れるかなっていうところでしょうかね
だからあの
マイクもそうだな
高価高級な
高いマイクを使うと
実際の
耳も耳の
耳元で喋っているような
質感で撮れる場合がある
みたいなところって言えばいいですかね
で
映像に関しても
色や
質感っていうのが
価格に現れるかな
特に色かな
って感じですね
あくまで
私の
一個人の
感想ですが
だから
別に
お金を
積んで
高いものを
買えば
いいものが取れる
結果良くなる
っていう話
というよりは
再現度が
高まるから
その分
それを目的としてるんだったら
そういった選択をした方が
いいんじゃないか
みたいな話ですかね
だから再現性がそんなに
いらないのであれば
別に
リーズナブルなものを
使っても問題がないという
逆の言い方にも
なってくるかな
というところですね
で
あと
価格で変わるものとして
もう一つあるのが
調整幅
これは結構
当てはまるかも
やっぱり
高価な
カメラやマイクというのは
調整できる
パラメータの数だったり
細かさっていうのが
多くなってくる
し増える
だからその分
ちょっとした変更とか
ちょっとした調整っていうのを
しやすくて
それが結果的には
追い込める度合いっていうところの
レベル感にも影響してると
だからリーズナブルで
誰でも簡単に使えますよ
的なものを
中には
たくさんあると思うんだけど
それはどちらかというと
逆に言えば
誰でも簡単に使えるから
その分
細かな設定できませんよ
だから
細かな追い込みできませんよ
っていう話でもあるので
追い込める度合いは
やっぱり
細かくなっていったり
様々な
パラメータの数が増えてくると
その分
操作士が
物理的にね
カメラにスイッチとか
つまみとか
そういったものが増えてくるので
その分
価格が上がってくる
っていうところがあるかな
というところです
ただ
この辺りの
価格の影響を受けるであろう
改造感
再現性
調整幅っていうのは
全て
人の好みに依存するし
価値観に結構依存する
つまり
私は今
いいと言っているものも
人によっては
いやそんなもん
いらないんだよ
っていう人も多分いると
から
結局のところ
価格の影響を受ける
これら3つっていうのは
人の好みや価値観に
めちゃめちゃ影響されるので
よしよしを
測れるものではないかなと
思いますね
価格が高いからいい
そんなこともない
っていう話
でしょうか
たまたま
自分が選んだものが
自分自身に
ぴったりくるものが
結果高かっただけ
みたいな話
とか
っていうところかな
だから難しいんですよ
これね
回答としては
ズバリこの3つですで
終わらせてもいいんだけど
いやでもこれ
人の好みによるよな
とも思うから
特に
調整幅とかね
いやそんなに細かな
パラメーター
いらないんだよ
とか
もっといい感じに
ワンボタンで
やってほしいんだよ
こんだけ高いカメラ
なんだから
って思う人も
いるだろうし
逆に
いやいやそんな
ワンボタン自動調整
なんか絶対いらないから
全部細かく
追い込みさせてくれ
っていう人だって
いる
みたいな話
なので
はい
この辺りは
だから
価格の影響を受けるから
いいものが
自分にとって
最高とは限らない
最適なものかどうかは
自分で
しっかり選択しましょう
Q.カメラ撮影における
「水平垂直の歪み」のお話が
印象的でした私も悩むことが多いです
講義では
「別の背景に逃げる(水平垂直ものを避ける)っていう
話がありましたが背景を
選べない場合、
田口さんはどう対応されてますか?
A.例えばね
こういった
背景で
こういった
人物が
撮影する場合
ここに
カメラを
立てて
実際に
撮影を
行うと
どうなるか
というと
水平垂直を
担保しっかり
できていれば
綺麗に
収まるんだけど
ちょっとでも
そのカメラ立てる
位置が
ずれると
こんな状態になっちゃう
ってことですね
これめちゃめちゃ
気になるわけですよ
なんか
後ろにある
今絵が飾られてる
これが
めっちゃ歪んでいるように
見えてしまう
でこれを
避けるために
全く違った
背景を
選ぼうね
とか
水平垂直
ものから
避けようね
っていうのが
私が実際よく
現場で撮る
つまりは
逃げのパターン
なんですけど
実際
逃げれない場合
どうするか
っていうのが
質問ですかね
これはね
もちろん
そういった場面がある
どうしてるか
というと
実際に
こういった
三角形を
二等辺三角形を
現場で
描くようになります
これね
物理的に
描きます
まず
基準となる
水平ラインに
赤いテープを
我々は
使うんですね
正確には
リボンテープかな
で
ここから
ここまでは
水平です
っていうラインに
まず
物理的な
リボンテープを
貼ります
このまさに
この絵のように
で
これがもう
水平ですよ
っていうのを
まずは
目印として
置いて
それに対して
今度は
そのリボンテープを
折りたたんだら
真ん中が
わかるから
折りたたんだ
真ん中の位置から
カメラのレンズまでを
に直線を
引くと
これも
物理的な
リボンテープを
引きます
で
これは
実際に
真ん中の位置から
垂直に
下ろせているか
どうか
っていうのは
カメラの液晶の
グリッドを
見れば
わかりますので
そこで
よし
垂直問題ないな
っていうのを
ここで
確認すると
つまり
この時点で
この
基準となる
ラインに対して
まっすぐ
な位置
ど真ん中から
まっすぐな位置に
カメラが置かれている
みたいな状態になると
で
さらに
別の
青色の
リボンテープを
ここから
同じ長さで
つなぐ
それが
同じ長さで
つなげれば
水平が
取れている
逆に
同じ長さにならなかったら
どっちかに
傾いている
っていう状態になるので
結果的には
この赤い
リボンテープ
緑の
リボンテープ
青い2本の
リボンテープ
っていうのを
現場に持ち込んで
実際に
その場で
それを
はわして
これ一人で
できないから
アシスタントで
一緒にやる場合が
多いんだけど
実際に
このようにですね
テープを
引いて
で
位置を
合わせて
いくことで
先ほどの
水平垂直を
しっかり
キープすることが
できるという
ところですね
あとは
これ背景の
壁ではなくて
テーブルに対して
行う場合も多いですかね
例えば
3人の人が
テーブルに
腰掛けて
テーブルに腰掛けないか
椅子に腰掛けて
その前に
テーブルがあるような
こういった場面を
撮る場合
センター位置に
カメラを置く場合
同じようなことを
やりますね
赤いテープで
まず
このテーブルの
端っこに
ピーッと
リボンテープ
貼って
で
そのど真ん中の
位置から
まっすぐ
緑のテープを
下ろして
青いリボンで
二等辺三角形作る
でこれを
カメラの液晶で
見ると
綺麗に
まっすぐになって
いれば問題がない
ずれてたら
どっかに問題がある
っていう話なので
このようなことを
行うというところです
だからカメラの
液晶にまず
グリッド表示を
できる必要がある
じゃないと
本当に目視で
合わせていくようになっちゃうので
このような
合わせ方をする場合が
多いかなと
いうところですかね
どちらかというとね
これね
ある程度慣れれば
水平垂直撮れるようになるんですよ
プロのカメラマンとかでも多いけど
私も
水平垂直撮るの結構得意な方
だけど
毎回毎回私が全部
撮影で立ち会えない時もあるし
他のスタッフがやるような時に
やっぱりこのやり方考え方っていうのを
しっかり持っていないと
まずいというところで
我々エンタミナでは
このやり方を
基本としていますかね
めっちゃ手間かかるじゃん
って思うと思うんだけど
要は手間かけてるってことですね
手間をかければ
それだけ結果が良くなる
という
当たり前の精神に
のっとっている
というところでございます
Q.横長の動画から縦長の動画を
作成する方法やコツを知りたいです。
A.これあの横長の動画というのは
いわゆるカメラのアスペクト比の
16対9の話だと思うので
それをちょっと基準に
お話をすると
カメラのアスペクト比っていうのは
一般的に今販売されている
ビデオカメラのほとんどが
16対9もしくは
16対10とかかな
どちらにしてもこのような構図である
というところですね
でこれに対して
縦長の動画っていうのは
じゃあどんなアスペクト比かっていうと
単純にこれを縦にしたもの
9対16
これが縦動画と呼ばれるものです
でこうやってみると
あのカメラを傾ければね
縦動画になるっていう感じなんですけど
ただ問題は
16対9のこの横長で撮影しちゃったものを
縦長つまり縦の構図
横の構図を縦の構図に
変えようとした場合
どうなるかっていうと
そのまま当てはめると
こうなるわけですね
無駄な余白ができるし
被写体が小さくなる
まあそりゃそうですよね
縮めてるだけだから
実際あの
今皆さんが見ている
このYouTubeも
縦で見ている方は
この状態になっていると思います
で問題はこの無駄な余白どうするかとか
被写体小さいのどうするかって話なんですけど
じゃあ拡大しようと
これも一つの対応だと思うんですが
そうなると背景となる部分がカットされてしまう
当然ながら横長の構図を拡大するんだから
その分後ろが失われてしまう
まあそれで問題がないって場合もあるけど
ただ画質が落ちる
こっちのが致命的かな
というところですかね
なので
横長で撮影した動画を縦に転用する場合は
最低限の拡大にとどめ
つまり画質の劣化が気にならないレベルまでの拡大
もしくは16対9で4Kで撮っておけば
2倍2.5倍ぐらいまで拡大しても問題がないので
高解像度で撮っておいて拡大に耐えれるようにする
それも一つだと思います
あとは上下の余白っていうのは
逆にテロップとか
あといわゆるグラフィックを重ねて
詳しくはこちら的ないわゆるバナーエリアに使うとかね
あとタイトルとかトークテーマエリアに使うとか
それこそ字幕を出すエリアに使うとか
という形で活用していくっていうパターンが多かったりしますかね
これもだからいろいろな選択肢があると思います
ので私たちの場合の考え方としては
画質の劣化を防ぐために拡大っていうのが
許容できる余地があるので
その許容できる余地の中に収める
であとせっかく上下に余白ができるのであれば
その余白を別の要素で合成できるようにするという
そんなに特別なすごいやり方ってわけではないと思いますけど
結果的にこういったことを行っているというところです
ただベストな撮影はやっぱりそれぞれの画角に合わせて
適切な撮影を行うという形になると思うので
最終的にアスペクト比どうなるのか
その動画をどのような形で配信するのかによって
撮影を変えるっていうのが一番ベストかなとは思いますね
この辺りはなのでそんなに色々な応用が効くような
器用な撮り方っていうのが難しいとは思うので
これもだからスマートフォンとPCのレスポンシブみたいな
デスクトップとスマートフォンのレスポンシブで
いい感じに画像を合わせるとかって難しいように
動画も同様予行構図で撮ったものを縦長にするっていうのは
簡単ではない
色々な弊害が伴うというところで
レスポンシブ対応に近いもんだと思っておけばいいんじゃないかな
Q.ディレクションする立場で見習う先輩がいない場合、
どうしたら良いのでしょうか?
孤軍奮闘な状態です。
A.そういった方がいる場面に顔を出して
知り合いを増やすしかないんじゃないかな
と思いますね
増やしたいのであれば
もうそれしかないと思うから
あとはまあ例えば色々なコミュニティに参加するっていうところかなと思います
ただね映像音響の世界の人たちと
ウェブ業界っていうのは全く重なってない重なってるわけじゃないから
映像や音響の専門家の人たちは逆にウェブのこと詳しくなかったりする
のでそこの音が完全にクロスオーバーするみたいなコミュニティは意外とないような気がしますかね
だから私自身がよく現場で重宝されるのは
ウェブのことも詳しく動画とか映像の動画制作のこともある程度わかっているっていうのは
どちらかというと珍しいケースなのでそれで重宝されているみたいなところがあるんですけど
じゃあ自分と同じような同じような属性の人たちがいるコミュニティがあるかっていうと
そんなにないかな
だからそうなんですよね
今ここに参加するといいんじゃないかなっていうのが思いつかないんだけど
まあただ映像や音響の方たちのネットワークを増やしたいんだったらそういったコミュニティもあるから
ただそっちはそっちでウェブの
ウェブベースの話が展開されないと思うので
うーん
っていうところかな
あの
そうですねこれも
ちょっと今なんで私言葉を濁している感じになっているかというと
ウェブコンテンツとしての動画と
映像や音響のこれまでの
古の作品作りを行ってきた人たち
っていうのは
必ずしも
相思相愛なわけではない気がする
うーん
これまで旧来のセオリーが
今のウェブコンテンツの動画におけるセオリーとも限らないからっていう話は
セミナーの中でもしたと思うんだけど
だから
ウェブでやっている
例えばね私自身の動画制作のやり方が
そういった映像や音響にこれまで何年も専門で取り組んできた人たちにとってみれば
とんでもないやり方やってると思う部分もあると思うし
そうなると
そこでコミュニティで話していても
あの
我々側のスタンスっていうのは弱くなってしまうので
あれなんか
俺
間違ったことしてんのかなみたいな
風に思っちゃうような気もするから
だからそっち
でもなんかいいこともない
いいことばかりでもないよなって
気がしちゃったので
うーん
そこは一つそういったこともあり得るよというところをお伝えしておきたいかなというところですかね
全員が全員そういうわけじゃないとは思うんだけど
うーん
ウェブコンテンツとしての動画っていうのと
これまで映画とか
いわゆるテレビとかをやられてきた映像や音響の人たちっていうのが
同じ動画っていうものを作ってはいるけど
必ずしもそこに求められる考え方がイコールにはならないっていうところは理解した上で
それぞれのコミュニティとの付き合いを考えた方がいいんじゃないかなと
いうところでしょうか。
Q.今回のセミナーで使用した機材構成を知りたい
A.どんなカメラ使っているか
カメラに関しては
Instra360 Link
使ってます
ネットで今だと3万円以下で買えるらしい
めちゃくちゃ安くなっちゃったな
なっちゃったなって言い方変だけど
もうInstra360 Linkは私ですね
多分個人的に皆さんにいろんな方に勧めて
一番Instra360 Linkを売っているディレクターだと思います
ウェブディレクター界の中で
そんなにウェブディレクターいるわけじゃないけど
世の中
そのぐらい私
人にお勧めして
多くの方に買っていただいてると思うんですけど
いまだに現役
かつ
他に乗り換えようかなってあんま思わないですかね
このライブ配信をする上では
なぜなら
まず画質
あとさっき言ってた色の再現性
めちゃめちゃいい
あとコンパクト
さらに私は逆さずりして使ってますけど
フレキシブル
柔軟性も高い
いろいろな応用に効く
いいことづくめですね
なので
Instra360 Link以外の選択肢は
そんなに今ないかなというところです
ちなみに
Instra360 Link2というのが
去年出まして
私も製品レビューを
映像メディアの方とかでやらせてもらいましたけど
そちらも良かったですが
正直ね
初代Instra360 Linkとそんなに変わらないかな
機能面はだいぶ変わってるんですけど
私はそこまでの機能が正直いらなかったので
初代モデルを未だに愛用しております
もう一つ使っているのが
vMixという
ビデオミキシングプロダクションツールです
これは馴染みある方少ないんじゃないかなと思うんですが
いわゆるOBSスタジオとか
ビデオミキサーと呼ばれる類のものと同じようなものでして
いろいろな映像演出映像表現ができる
かつ様々なプログラムを組むことができるというところで
私が愛用しているビデオミキシングツールでございまして
今回もこれを使ったと
だからもうカメラはInstra360 Link
USBケーブルでパソコンにつないで配信している
これだけですね
非常にコンパクトシンプルなセットでございますけれども
この辺りかな
非常にシンプルなので
これ以上説明する必要がなかったかなというところです
あとあれか
PowerPointを合成しているので
このvMixをインストールしているPC上で
PowerPointを立ち上げて
それをスクリーンキャプチャーして
vMix用で映像を合成しているというような
作りになっているというところですね。
Q.次回はぜひ「ライブ配信」のお話を伺いたいです!
A.今回はいわゆるオンデマンドな
動画制作というところでしたけど
次回以降はライブ配信
そうこれね
実はライブ配信の極意というテーマ
次回予定しておりますので
また動画制作と重なる部分もあれば
違った扱いになる部分もたくさんあるので
この辺り
どちらかというと私たちエンタミナ並びに
田口といえばライブ配信みたいなところあると思うんですけど
いよいよ
その本丸の話をしたいなと思っております
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