157.「真柱の理」#2 継承についての考察
はじめに
昨日の記事「真柱の理」で、睡魔に負けて書き切れなかったものを書いていきたいと思います。
昨日の記事を読んでいない方はこちらを読んで下さい
昨日の記事を上げた際に、
「真柱の世襲についてはどうなんですか?」
といった質問がTwitterでいくつかありました。
実は僕も真柱の継承について、「あらきとうりょう173号」では触れられていなかったため、昨日の記事の最後に考察として書こうと思っていたのですが、睡魔に負けてしまい書けませんでした。
なので今日こそ、真柱の継承について僕なりの考察を書いていきたいと思います。
※僕の記事は基本敬称は省略しているか氏であることをご承知おき下さい。
(ちょっとムズムズしながら書いてます)
「真柱の理」継承についての考察
天理教教規の第二章 真柱 の第九条に
真柱は中山氏を名乗る。
真柱の継承者は、教祖の血統者の系譜に基き、本部員会議において推薦する。
教祖の血統者の系譜は、内統領がこれを保管する。
このように真柱について定められています。
そこで僕は
「真柱の継承者は、教祖の血統者の系譜に基き、本部員会議において推薦する。」
このように決められた理由を紐解いていくことが、真柱継承の答えに近付く道筋ではないかと考えましたので、ここを中心に考察を練っていきたいと思います。
「本部員会議において推薦する」
初代真柱中山眞之亮(以下初代真柱)が出直されたのは、大正3年12月31日 御年49歳の時でした。
稿本中山眞之亮伝によると、初代真柱は11月までは元気で12月に入ってから気分がすぐれず、4日頃から身上障りとなったそうです。
ですから、体調を崩されてから一ヶ月経たずに出直されたということになります。
49歳という若さだったため、おそらく本格的に後継者についての話しはされていなかったでしょうし、身上の助かりを願う中で、後継者の話をするのは不謹慎だと思う心裡面を考えると、後継者について本格的に考えるのは、初代真柱が出直した後であったと考えられます。
その際、
「真柱後継者を何を基準に選定すべきか」
という問題が出てきます。
まず、最優先事項である、
おふでさき、
みかぐらうた、
おさしづ
この三原典には真柱の継承に関することは書かれていません。
本席飯降伊蔵氏も明治40年6月9日に出直されているため、おさしづで伺うことは出来ませんし。
当たり前のことですが、真柱に判断を仰ぐこともできません。
つまり、
原典に答えを求めたり、理のある方に伺うことが出来ない状況というわけです。
この場合どのように判断すれば良いのかということですが、
「談じ合い」
が重要なワードになってくると思います。
おさしづには、談じ合いが大切であることを指すものが数多く出てきますので、その内いくつかを紹介させていただきます。
一つの理、談じ合いの理が合わねば難しい。
明治23年4月19日
内に談じ合いて来れば一つの心も寄る。
明治23年6月25日
万事談じ合い、席内一軒一人の理では治まらん。
明治26年3月9日
さあ〳〵もう数々、それ〳〵言葉言えば、こゝそこいえば、さしづ及んである。談じ合い、いかな理も改め。存心理が治まったら、何も言うこと要らん。
明治34年5月25日
この他にも「談じ合い」が大切だということを何度も繰り返し説かれており、明治23年4月19日のおさしづには「談じ合いの理」という言葉も出てきておりますので、
談じ合いの結果に理があることは間違いなさそうです。
ですから、
天理教教規で「本部員会議において推薦する」となっているのは、
「談じ合い」に重きを置いているからだと思われます。
現在の四代真柱が真柱を継承される際も、三日間連続で深夜に及ぶ本部員会議がなされていたそうです。
そのことを思うと、初代真柱から二代真柱へ真柱を継承される際には、内容的にも時間的にも、かなりハードな談じ合いがなされていたのではないかと想像できます。
「教祖の血統者の系譜に基き」
血統者の系譜に基づく理由として考えられるのは、やはり「いんねん」が深く関わっているからではないでしょうか。
そもそも、そこに生まれるということ自体に意味があると思います。
そして今日は、
「政治やビジネスの世界じゃなくて、どっちかって言うと天皇の制度に近いんだからむしろ世襲が良いじゃん。」
ってことも踏まえて色々世襲について書こうと思ったのですが、Twitterで世襲についてかなり良い感じに書いて下さった方がおられました。
ということで、
「僕が書かなくてもそのツイートを紹介したら良いじゃん。」
と思いましたのでツイートを紹介させて頂きます。
お二人共、素晴らしい内容のツイートだと思います。
やはり、
「世襲=悪」
というバイアスにかかっている方が多いように思います。
その方達は、天皇家も否定されているんでしょうか?
勘違いされている方が時々おられますが、
優秀だから、
頭脳明瞭だから
能力が高いから
といった、ビジネスと同じ基準で、真柱やつとめ人衆になれるわけではありません。
神事を司るわけですから、政治やビジネスに必要な能力が重要ではなく、「魂のいんねん」や「信仰的な要素」が大切になってくること言うまでもないと思います。
ですから、
「真柱の継承者は、教祖の血統者の系譜に基き、本部員会議において推薦する。」
という後継者の決め方は現時点でベストだと思います。
むしろ、決め方について、これ以外に何か良い決め方があるのであれば是非教えていただきたいです。
真柱の理が正しく継承されている証拠
真柱の理が正しく継承されている証拠として、
「おさづけが効く」
ということが挙げられると思います。
おさづけは、教祖より真柱の理を通して戴くものであり、今なお不思議な助けを各地で見せて頂いていることが、真柱の理が正しく継承されている確かな証拠ではないでしょうか。
余談1
あと、「中山家がお供えで私腹を肥やしている」といった妄想をTwitterで時々見かけるのですが、それは完全に妄想です。
詳しくはこちら「にんにくやしろさん」のブログに分かりやすく、結構踏み込んだ内容が書いてますのでそちらをご覧下さい。
ちなみに真柱後継者の中山大亮氏のマイカーは軽自動車でした。
余談2
またこれは、知り合いから聞いたエピソードですが、
三代真柱である中山善衛氏が、まだ若かりし頃、二代真柱に
「真柱を継ぐのではなく、音楽の道に進みたい」
といったことを言われたそうです。
その言葉を聞いた二代真柱は
「それも良かろう」
と返事され、それを聞いた中山善衛氏は真柱を継承しようと決意されたそうです。
※あくまでも聞いた話です。
おまけタイム
どーも!今日はおまけタイム総集編の日なのに、記事書くって言っちゃったから必死こいて記事を書いている男
ほこりまみれの信仰者こーせーです!
ぶっちゃけ26日だったので、今日が日曜日だと言うことを忘れていました。
ということで総集編は今週お休みします。
過去記事の総集編なので、総集編をお休みすると僕がお休みできないという、「休むと休めない理論」に振り回されております。
ということで、せめて寝る時間だけでも確保するために、こんなところで終わりたいと思います。
本日も最後まで読んでいただきありがとうございました!
ほな!