「エキセントリック・カレッジふくい」開校式レポ
(初っ端から奇抜なこと言っとる…!)
〇はじめに
この記事では、9月24日に開催された「エキセントリック・カレッジふくい」(以下「エキカレ」と略)の開校式レポートを書いていきます。
(開校式の様子はここからご覧いただけます!)
〇「奇抜」「異端」の持つ役割
今回の記事は、冒頭から突拍子もない言葉で始めた。これは、「エキカレ」のプロデューサー・若新雄純さん(慶応義塾大学特任准教授)が統括ディレクター・寺井優介さん(福井県チャレンジ応援ディレクター:COD)に向けて開校式直前に放った言葉らしい。お二人とも魅力的な方で、ただお話を伺うだけでも面白いのに、開校式はじめのあいさつの場で漫才しよう、と仰っていたそうだ。
緊張をほぐすためにそう言葉にしてみたともとれるけれど、大事な式のはじめに漫才をするというのは、その時参加していた自分にとっては「奇抜」で面白い!と感じたらしく、ノートを見返すと「寺井さん若新さん2shot:OPまんざい」とメモしていた。
形式的なあいさつが続きがちになる大事な式では参加者の頭が空を彷徨ってしまうことが多い。そんな参加者の頭を惹きつけておくには、漫才ほど聴衆を笑わせることを目的としていなくても、そのお話に注目すべきと思わせる面白さが必要だ。そう考えると、大事な式のはじめに漫才をする、というのは必ずしも「奇抜」とはいえないのかもしれない。
この例では、些細なことをやや大げさに取り上げた感があるが、「奇抜」「異端」と感じるものは、これまでの常識を疑い、人々の認識を変え、世界を良い方向に変えていくこともできると思う。
これは学長・杉本達治さん(福井県知事)のあいさつでの言葉。
何が起こるか、これからどうなっていくか分からない今の世界だからこそ、「奇抜」とか「異端」とかから目を背けずに向き合い、たとえ自分がそういわれる側になったとしてもそれすら面白がることで、そこから波紋を広げて世界を良く変えていけるいけるかもしれないし、「奇抜」「異端」といわれる考えを自分なりに練り上げられる人は、どうなるか分からない世界を生き延びるのに少し役に立つかもしれない。「エキカレ」は「奇抜」「異端」な人が孤立しないためのコミュニティづくりも大きな目的のひとつらしい。
〇一緒に学ぶ人たち
全員のことはまだよく知らないので、おこがましいながらも筆者が共通点を感じる運営チームのお二人について。
クラス担任・村上純一郎さん(mumm代表)は、「THE 福井の優等生」という感じ(若新さん談)のようで、以前の記事で書いたように高校まで「優等生」的だった筆者は共通点を感じた。
これは、村上さんの紹介をするための若新さんの言葉だが、まさに今の自分にも当てはまる言葉だった。若新さんは「この半年を通して優等生の村上くんをぶっ壊していく」と仰っていたけれど、筆者自身もこの半年間を自分の殻を破っていくきっかけにしたい。
アシスタント・大川晴菜さん(フリータレント)は、友達がいないとか、いじめられていたとか、というわけではなく、生徒会長も務めていたほどだけれど、そんな人生の順調さに疑問を抱いて中学時代に不登校を経験したらしい。
大学までストレートに人生を歩んできて、今になって立ち止まってしまった筆者は「一見順風満帆な人生に疑問を抱くようになった」という点で共通点を感じた。
運営チームの方々とも受講生の方々とも背景は違えど、どこかで共通する考えを持っている方が多いので、そんな方々との関わり合いのなかで自分なりの考えを磨いていきたい。
〇おわりに
「エキカレ」では「奇抜を助長しあい異端をみんなで面白がる」という言葉をキャッチコピーに掲げていて、今の筆者は「奇抜」とか「異端」とかいわれるほど尖った人間ではないけれど、必死に着いていってその先に見つかるかもしれない、思ってもみなかった景色に出会いたいと思っています。
〇P.S.
開校式翌日(9月25日)に放送された「タイムリーふくい」(福井テレビ)と、同日発行された福井新聞(舞い上がって福井にある大好きなお店・蛸八のおばちゃんに渡してしまいました笑)で自分のことを少し取り上げていただいています…!
自分は県外出身な上、全然エキセントリックでもないし、まだ何も成し遂げられていないのに取り上げていただけたのは、今後の伸びしろに期待してのことかと捉えたので、一生懸命頑張ります。
「誰かの期待に応える必要もない」と若新さんは仰っていましたが、ここ数年誰かに期待されることがなかった自分はめちゃくちゃ嬉しかったので、期待を裏切ってしまえるような面白いことをしたいと思っています。
ここまで長文をお読みいただきありがとうございました。これから「エキカレ」のことも発信していこうと思うのでよろしくお願いします!
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?