12月17日(金)雨嵐のち雪嵐、心は快晴(1)
〇はじめに
今回の記事では、筆者の人生に大大大大大大大大大大大大大大大大大影響を与えた、関ジャニ∞のあるLIVEのお話を書きます。
この記事を書くにあたって12月17,18日の筆者による日記を見返したところ、雪嵐で冷えた身体で眠たい目を擦りながらなぐりがきしたのであろう、綺麗とは決して言えないようなめちゃくちゃな熱量で書かれた文章たちがキャンパスノート4ページにぎっしり詰め込まれていました。
雪嵐なんか物ともしないほど燃えたぎっているその日の私の熱量をできる限り伝えられるよう一生懸命書くので、お読みいただけるとめちゃくちゃ嬉しいです。
〇12月17日(金)雨嵐のち雪嵐、心は快晴
2年4ヶ月19日ぶりに∞さんに会えた日。
「KANJANI'S Re:LIVE 8BEAT」
サンドーム福井公演。
事前録音されたエイトコールが止んだ。
暗がりに映し出された「Re:LIVE」の文字。
それを背に5つの影が現れた。
私は声を抑えようにも抑えきれず、
おいおい泣いた。
前日に準備をしているときから楽しくて、「願望」プレイリストを聴きながら、久しぶりに持っていくペンライトがちゃんとつくか点検したり、雪予報に備えて双眼鏡や団扇などの持ち物が濡れてしまわないように大きいビニール袋に入れてからリュックに詰めたり、かれこれ深夜0時ごろまで準備していた。
「願望」プレイリストというのは、ただただ私好みの曲を、私好みの順で詰め込んだもので、総勢58曲、4時間7分にわたる(これでも厳選したつもりだが、全く絞れていない!)。「福井への移動時間で聴く用に!」と思ってつくったものの、こんなもの到底聴ききれない。京都から福井までは意外と近い(サンダーバードで1時間半弱)。
プレイリストの1曲目は『EJ☆コースター』。2014ー15年のLIVE TOUR「関ジャニズム」の幕開けの曲で、LIVEではドラムカウントから始まり、一気に非日常に連れて行ってくれる大好きな曲。就活など全然うまくいかない、ひどい日常から非日常へひと思いに連れて行ってもらおうという寸法だ。😏
プレイリストの残りの曲についてはいずれ書けたら、と思う。
当日は、6時半ごろに目が開いて、ゆっくり忘れ物のないように準備していったけど、7時半には完璧に用意できてしまった。
京都駅には11時までに着いていたら良いのに、楽しみなところへ行くときの気持ちはどんどん先走っていくもので、普段なら後回しにしてしまいがちな「現代マーケティング」のレポートの提出や、頼まれていたアンケートへの回答をパパッと済ませてしまい、9時ごろに部屋を出た。
推しのメンバーカラーだからといってその色のものを集めるうちに自分も大好きになっていた、太陽みたいなオレンジ色のパーカーをまとい、履き慣れた黒のジーンズと履きつぶしたニューバランスを履き、背中には昨日完璧に用意したリュックを背負って、京都駅への206系統の停まるバス停まで、はやる気持ちを抑えきれないまま、小走りした。
推しへの向き合い方は人それぞれで、本当に色々ある。筆者は、太陽みたいに周りの人を笑わせ、元気付けてくれるような、もはやその名前を口にするだけで楽しいイメージで溢れて笑顔になれるような、こんな人間になりたいという「尊敬する目標」としての向き合い方をしている。今のところ私はシスジェンダーだと思っているので、恋愛感情を押し出されると少しむず痒い気持ちになるが、彼らの歩んできた人生とその生き様に惹かれて、彼らを気にかけ続けておよそ10年になった。これからも人生の根幹としておそらく変わらないのだろう。
1時間弱の間、バスの揺れに身を委ね、「ありがとうございました」と運転手の方に告げてバスを降りる。バス内で底抜けに明るい曲のはずの『関ジャニ∞ on the STAGE』のサビにちょっと目を潤ませてしまったのは内緒の話。
サンダーバードの出発までまだ1時間ほどあるので、駅の建物内をぶらぶらする。伊勢丹には開店前から列ができていた。ちいかわショップも見つかった。特に何をするでもないので、屋根の外に出てセブンイレブンの近くの人の少なそうなスペースで、最近文庫化されたオードリー若林さんの『ナナメの夕暮れ』を読んだ。うんうんと頷いているうちに時間は良い感じに過ぎ、自分の分と同行者の分のおにぎりを2個買って改札に入る。
同行者と合流し、自由席の列に並んだ。無事空いている席に座ることができて一安心。斜め前の席には、子どもが何度も肘起きの横に払い落とすティッシュを何度もテーブルの上に拾い上げるお母さん。
福井までは1時間23分。
福井はちょっと寒かった。サンダーバードの車内で、以前面接を受けていた企業からのお祈りメールが届くという無粋な事件が起きたが、なんとか無事福井に辿り着くことができた。予約していたホテルフジタ福井への道で雨嵐に打たれ、靴が濡れてしまった。ちょっと屋根のあるところで雨宿りして「外から靴カバー」をつけたけれど、多分普通に歩く以上に濡れている…
県庁が構える城壁を横目に見ながら中央公園を横切り、なんとかホテルには着いたけれどビチャビチャになったことで体力が結構すり減った。ドライヤーで靴下を乾かしながらお昼はどうするか話し合い、ヨーロッパ軒総本店に行ってみることにした。
(2)へ続く。
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