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【ひとめぐり】 #1 寺井優介/福井県チャレンジ応援ディレクター(COD)
「こんにちは!福井県チャレンジ応援ディレクターの寺井優介です!チャレンジの “C”、応援の “O”、ディレクターの “D” をとって “COD” と呼んでください!」
県庁に勤める公務員でありながら、その枠を超越した存在。
黒縁メガネにスーツのベスト。かわいく映える赤色の靴。正装に身を包んだ彼の足は止まることを知らない。
今日も県庁を飛び出して福井を縦横無尽に駆け回り、若者のチャレンジ応援や、魅力の発信に取り組み続ける。
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寺井優介/福井県チャレンジ応援ディレクター(COD)
冒頭のセリフは、もはやお決まりとなった挨拶。
明るく元気に、まさにアイドルのような挨拶をする彼が、福井県チャレンジ応援ディレクター、通称CODの寺井優介さん。
2021年4月、福井県知事によって新たな役職「チャレンジ応援ディレクター」に任命され、「県内で活動する若者のチャレンジを応援すること」と「県内の “ワクワクドキドキ” を発信すること」に取り組んでいます。
縁もゆかりもなかったはずの京都の大学生が、福井のことを好きになり、住み始めるきっかけになった福井の魅力、「人」。本企画『ひとめぐり』では、福井にはまだ来たことがないあなたにも知ってもらいたい、福井の素敵な人をお伝えします。
『ひとめぐり』第1回でご紹介するのは、「チャレンジ応援を福井の文化に!」をテーマに活動を続けており、今の福井を語る上では欠かせない人物、寺井さん。明るい人柄と人懐っこい笑顔が印象的です。
1.寺井さんの仕事「チャレンジ応援ディレクター(COD)」とはどんなもの?
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寺井さん(以下、「寺井COD」):
「チャレンジ応援ディレクターの仕事は、大きく分けると2つあります。それが、県内で活動している(もしくはこれから活動を始めたいと思っている)若者のチャレンジを応援することと、SNSを使って県内の “ワクワクドキドキ” する情報を発信することです!」
〇若者のチャレンジを応援!
若者のチャレンジ応援には色々な方法があり、例えば、それぞれ熱い想いや得意なことを持った若者同士を繋ぐこと。
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一つの事例として、寺井CODが統括ディレクターとして関わっている事業「エキセントリック・カレッジふくい」がきっかけとなり、福井県民に愛されるショッピングモール「エルパ」で働く若手職員の方と、敦賀で起業し活動の幅を広げている映像制作会社「あいとら」とが繋がって、エルパの新しいCMが生まれました。
詳しくはこちらの記事をご覧ください。熱い座談会になりました!↓
〇SNSで福井の “ワクワクドキドキ” を発信!
また、SNSでは、チャレンジしている若者のPRや、福井県内の素敵なスポットの紹介、イベントの告知など、福井の色々な魅力を発信しています。
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その腕はプロの域に至っており、CODに就任して以来毎日投稿は当然のこと、X(Twitter)、Instagram、Facebook、Threadsそれぞれの傾向に合わせた運用を継続中(XとInstagramだけで合計フォロワー5720人(2023年10月17日現在)…!)。
福井のことを知りたいなら、まず寺井CODのSNSをチェックしてみるのがおすすめ(筆者が福井と繋がり始めたのも寺井CODのSNSがきっかけでした)。下線部からアカウントを覗いてみてください!
【リツイート希望】「チャレンジ応援フェス」ダイジェスト版を公開スタート!福井県民の皆さんにはぜひ見てもらいたい!リツイートよろお願いします!
— 寺井COD (@CODfukui) April 3, 2022
【全編はコチラ!】https://t.co/nHsNrjcbLB pic.twitter.com/fTlrOxt5DE
2.寺井CODは、2023年でCOD任期3年目!
寺井COD:
「これまでの3年間は、各年ごとに目標を持って活動してきました。
1年目は「走りまくる、繋がる」。CODとして活動を始めたばかりの頃はとにかく走りまくって、1年間で県内で活動している250人以上の若者に会い、お話を聞きました。1年目の活動で、たくさんの人と繋がることができました。
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2年目は「仕組みを作る」。チャレンジ応援を福井の文化としてさらに浸透させていくため、いくつかの仕組みを作りました。それが「エキセントリック・カレッジふくい」や「福井県若者情報発信局(FWI)」です(詳しくはリンク先をご覧ください!)。
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3年目は「ステージを用意する。県外に飛び出す」。県内の人たちに対して、チャレンジの発表や、資金提供の機会を作ろうとしています(2023年11月に「FWIチャレンジ応援文化祭」を開催)。進学などを機に県外に出た子に対しては、福井との繋がりを作って、地元の良さを再発見してもらい、Uターンのきっかけになるように、東京を中心として定期的にイベントを開催しています」
〇前例はなかったけれど、憧れている人たちを真似しながら模索してきた
寺井COD:
「CODは今まで誰もやったことがない役職で、どう動けば良いのか見本はありませんでした。けれど、やり方や考え方が似ているな、と憧れている人たち(杉本達治福井県知事や、若新雄純さん)を真似しながら自分なりのやり方を模索し、CODとしての活動の仕方を創り上げてきました。クロロ・ルシルフルのスキルハンターみたいな(笑)(『HUNTER×HUNTER』より)」
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〇夢が叶ったあとに、人生の第二章が始まった
寺井COD:
「もともとの僕の夢は、結婚して、子どもを授かり、家庭を作ること。けどそれは20代半ばには叶い、他に叶えたい夢は特になかった。自分の持っていた夢が叶ったあとに、人生の第二章が始まったのです。第二章が「人の夢が叶うのを応援する」人生!
「ジュラチック」事業に関わっていたときは、福井県の魅力をもっとPRするために全力を尽くし、時にはジュラチックショーにも出演し、自分にできることをやり切りました。
今は、CODとして活動していますが、人のチャレンジを応援することには終わりがありません。第二章は人生をかけて終わらせず、これからも走り続けます!」
3.寺井CODにとって福井とは
福井県を盛り上げるため、離れた場所でも、土日だとしても、足を運んで活動を続ける寺井COD。そこまでできる彼の、福井に対する想いを伺いました。
〇生まれ育った福井。見てきた風景を守りたい
寺井COD:
「福井のことを心から好きかと言われると、嫌いなところもあります。好きも嫌いもあって、結局生まれたところにとらわれているのかもしれない。「執着」しているのかもしれません。0歳のときから18歳で東京に進学するまで育ってきた福井で、見てきた風景を守りたい、という想いがあります」
〇高校生時代を過ごした気比の松原、今でも町を見渡しに行く野坂山
福井県の中でも、寺井CODが育ったのは敦賀市。思い入れのある場所を尋ねてみました。
寺井COD:
「特に気比の松原の海では、高校2~3年を過ごした思い出があるかな。あの頃、悩んだときは朝4時とかに海を観に行ってました。ひとりでもよく行ったし、今も一緒にいる彼女とも。…センチメンタルなこと言ったね!(笑)
あとは、野坂山も好き。自分が育った町を見渡すことができるんです」
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4.福井は人がキー。一回来てみて、人に会ってみて。
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COD。
それは、新しくて前例がなく、今までもこれからも福井をどんどん盛り上げていくのに欠かせなくなった仕事。そんなCODとして活躍する寺井優介さんにお話を伺ってきました。
面白い活動をしている人がいる福井県に少し興味を持ってくださった方もいらっしゃるのではないでしょうか。そんな県外の方々へ、寺井CODからのメッセージを伺いました。
寺井COD:
「福井に来た人で嫌いになる人はいないと思います。だから、一回福井に来てみて、人に会ってみて欲しい。75万人の人口だからこそコミュニティがコンパクトで、その気になればたくさんの面白い人たちと繋がることができます。
例えば、福井県で活動する若者たちの情報をまとめたアプリ「福井県若者情報発信局(FWI)」をチェックして、気になる人とSNSで連絡を取ってみるのもあり。または、お店の人に話しかけてみるのもありだと思います。こちらの方がハードルが少し低いかもしれません。
福井は人がキーだと実感していて、自分がたくさんの人に会って、それぞれを繋ぐハブになれるように活動し、SNS(主に、X(Twitter)やInstagram)で発信し続けています。なので、「福井のことが気になるな」と思ってくださった方はぜひ一度「寺井COD」のSNSを覗いてみてください!」
福井県内全域を活動範囲として(時には県外にも飛び出して)、縦横無尽に活動し続ける寺井COD。彼の中には、たくさんの魅力溢れる福井が詰まっています。
5.あとがき
福井にはまだ来たことがないあなたにも知ってもらいたい、福井の素敵な人をお伝えする本企画。
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第一回では、筆者が福井と繋がるきっかけになった人でもある、チャレンジ応援ディレクター(COD)の寺井優介さんをご紹介しました。県庁に勤める公務員でありながら、面白い活動をしている寺井CODに興味を持ってくださった方がいれば、とっても嬉しいです。
興味を持って、「寺井CODとお話ししてみたい!」と思った方がいれば、筆者のSNS(下線部からアクセスできます)にまずご連絡ください。
福井の人をめぐり、その人の思い入れのある場所をめぐる新たな旅のかたち『ひとめぐり』。今回のお話でご紹介したスポットはこちら。
取材地はこちら。
ここまでお読みいただき、ありがとうございます。
次回『ひとめぐり』もお楽しみに!
(インタビュー・文:今井 寛太)