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「エキセントリック・カレッジふくい」10月合宿 in 熊川宿&小浜&敦賀(1)

(これは、もう4ヶ月以上も前のこと…!笑)


今回訪れた嶺南地域は、魅力溢れる素敵な場所だったため、歴史を調べよう、詳しいところまで書こう!として、文字を打つ指が重くなり、今までずっと寝かせ続けてしまっていました。

「嶺南の魅力を存分に書く記事」は別の機会にして、今回は「私のエキカレ10月合宿」に焦点を当てて、軽い気持ちでゆるく書いていくことにします。

よろしくお願いします!



〇エキカレ10月合宿のスケジュール

1日目〈10/9〉
(12:00 敦賀駅集合)
13:00 熊川宿集合
13:00~14:00 熊川宿の紹介を聞く
14:00~16:00 熊川宿で町歩き
16:00~17:45 株式会社デキタ代表 時岡壮太さん講義
17:45~18:15 小浜・ホテルせくみ屋へ移動
18:15~20:00 各自で食事
20:00~23:00 交流会
23:00~ 任意参加の二次会

2日目〈10/10〉
~9:30 各自で食事
9:30~10:30 敦賀駅へ移動
10:30~13:00 敦賀で町歩き、各自で食事
13:00~15:00 ワークショップ
15:00~16:00 敦賀駅へ移動、解散



〇合宿スタート!

遅刻した。


初っ端からやらかしているのだけど、これは大目に見ていただいた。

実は、この日は朝から「RENEW」というイベントに参加していて、電車の関係で、敦賀駅でのバスの集合時間に少し遅れてしまった(運営の方に事前に許可をいただいていた)。バスもゆっくり来ていたので、おそらく全体の進行に大きな影響を与えてはいないと思う…。

「RENEW」は、ものづくりがさかんな鯖江市・越前市・越前町で開かれているイベント。期間中は色々な工房や企業が開放されており、見学やワークショップを通して、作り手の方々と交流することができる。


今回私は、越前和紙の老舗工房である五十嵐製紙さんにお邪魔した。
伝統的な和紙以外にも、「Food Paper」という、廃棄される野菜や果物から作る紙も手がけているという点に、当時玉ねぎの皮で服を染められることを知って野菜の持つ無限の可能性に惹かれ始めていた私は興味を持った。

五十嵐製紙さんの工房

工房を少し見学させていただき、和紙を漉いている様子を見たり、和紙で缶バッジを作ってみたりした。
目当てにしていた「Food Paper」を使った商品も見ることができ、玉ねぎとにんじんから作られたものを購入した。

時間があまりなくてすぐ離れてしまったのだけど、もう少しお話を聞いてみたかった。



「RENEW」期間中限定で走っている500円タクシーに乗って武生駅へ。
道中、なんか川の上を飛んでいる人を見て運転手の方と一緒に唖然としつつ、電車の出発に余裕で間に合う時間に到着した。

電車はまだ来ないし、お腹が空いてしまったので、駅前のおしゃれなお店でオレンジラテと鮭の西京焼きおにぎりをいただいた。美味しかった!



〇本当に、合宿スタート!

12:00すぎ、敦賀駅からバスに乗せてもらい、熊川宿へ約1時間。

着いた!

まずは、熊川宿の中間地点あたりにある菱屋の和室で、熊川宿の紹介を聞いた。


熊川宿は、若狭と京都をつなぐ「鯖街道」にある宿場町。かつて人々の移動手段が馬や船だった時代に、荷継ぎ場として発展を遂げた。(詳しくは熊川宿のHPをご覧ください)

住民や若狭町による保存活動のおかげで、町や川は昔の風情を残した状態で保たれてきた。
しかし、近年は住民の高齢化が進み、空き家の割合が増加している。
一方で、古民家をリノベーションしてできたシェアオフィスや、東京から展開してきたコーヒー屋さん、パワーリフティング県代表経験のあるオーナーが開いているトレーニングジムなどがあり、若い世代による取り組みも近年活発になっている地域だという。



〇熊川宿探索

紹介を聞いた後、実際に少しだけ熊川宿を探索してみることができた。
その中で特に「ここが好きだな」と自分が感じたところを2つご紹介しようと思う。


1つめは、宿泊施設「八百熊川」。客室を見学させていただいたのだけど、めちゃくちゃ素敵なお宿だった。

やまね

この写真に写っているのは、「やまね」という客室。写真に入りきっていないが、右側に暖炉があって、暖をとったり、ゆらゆら揺れる火を眺めたりしながら、周りの床より一段低くなった畳の空間で、一緒にいる人とゆっくり時間を過ごすことができる。探索の際に一瞬だけここで座ることができたのだけど、もっと寛いでいたかった。

可愛い。

また、八百熊川の客室には妖怪が潜んでいるという。可愛い。八百熊川を運営する会社の代表の方が妖怪のことが好きだから、客室内の色々な場所に妖怪を潜ませているらしい。宿泊しながら、あちこちに隠れている妖怪を探してみるのも楽しそう。遊び心が愛おしい。


宿泊の際には、客室にある台所で朝ごはんを作ったり、お昼にはかまどを使ってご飯を炊いたり調理したりすることができる。

かまどと井戸

宿泊者自身でごはんを作ることで、朝はお店との接点なく朝食をとれるし(着替えや化粧などを先に済ませなくても大丈夫)、田舎の生活を少し体験することができる。このような、ちょっとのめんどくささがあるからこそ、より記憶に残るのだろうし、愛着が湧いてくるのだと思う。私は料理することが少し好きなのだけど、このとき以来ずっとこれをやってみたくて仕方がない。泊まりに行きたい。



2つめは、東京から展開してきた「SOL'S COFFEE」。

塩バターパンとカフェラテをいただいた。やさしい味でめちゃくちゃ美味しかった。この美味しさを文面でお届けできるような語彙力は、やはりまだない。

今回の探索では店舗の部分で滞在することはできなかったのだけど、次は店内でいただきたいし、ゆっくり時間を過ごしたい。



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長くなってしまったので、今回の記事はこのあたりで切り上げます。
次回の記事では、ここ熊川宿で活動されている、株式会社DEKITA代表の時岡壮太さんのお話を伺ったときのことを書きます。気長にお待ちいただけるととても嬉しいです。

(2)へ続く)

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