25年ぶりにロッテの試合を観に行ったら角中が逆転サヨナラホームラン打った話
いやーすごかった。
こんなことってあるんですね。
2023年7月24日。
たぶん一生、昨日のあの、白球が放物線を描いた時間は、忘れないんじゃないかなと思います。
こちらの記事でもお話しているとおり、新型コロナ禍のさなか、澤村のロッテ移籍を機にマリーンズの試合を観るようになった私。
マリーンズの試合と、元々好きだったジェフ千葉の試合をもっと観たいと思って千葉に引っ越してきて。
「よっしゃ!そろそろマリンスタジアム行くか!」と取ったチケットが、昨日7月24日のホークス戦でした。
四半世紀ぶりのマリンスタジアムは、25年前とは何もかもが大きく違っていて。
試合開始の何時間も前なのにスタジアムの外は大盛り上がりで
昔は無かった外のショップには入店待ちの列までできていて
夏休みということもあり、老若男女問わずたくさんのお客さんが来ていて
「昔は選手の直筆サイン色紙が普通にショップで売っていたけど、もし今もやってたら凄い売れ行きだったろうな」なんて思ったりもして。
25年という時を経て、人気球団へと成長したマリーンズの凄さをしみじみと実感しました。
チケット買った時点で未定だった先発は、佐々木朗希。
DAZNで観た脚をグアッと上げる特徴的なフォームを生で観られたことに感激。
けど、相手先発の石川柊太選手も見事で。なかなか得点が奪えない。
「そういえば25年前に観た試合も相手がホークスで、しかも同じような投手戦だったなあ」なんてことを思い出しながら
9回裏。相手抑えはあのオスナ。
1死1・3塁のチャンスを作るも、つぶされて2死1塁。
さすがにこれは、今日は負けたな、と思いました。
まあでも、佐々木朗希観れたし。ポランコの応援歌も聴けたし。西村の独特なフォームも観れたし。推しの佐藤はナイスバント決めたし。
そんなことを思いながら角中の打席を眺めていたら。
カーン!と、気持ち良く振り抜かれたバット。
そこから放たれた放物線は、試合中さんざん見たフライのそれとは明らかに勢いが違っていて。
ぐんぐんと伸びていく打球とシンクロするように、周りのお客さんが立ち上がり盛り上がり。
ライトスタンドに着弾した瞬間、球場全体が爆発的な歓声に包まれて。
25年前と同じ谷保さんの「試合、終了でございます。」のアナウンス。
逆転サヨナラ勝ち。
こんなこと、本当にあるんだなって、心底こころが震えました。
帰ってからパテレやロッテのYouTubeを観たけど
あれ?こんな一瞬な感じだったっけ?と思ってしまうほど
生で観た、あの白球が放物線を描く光景は、スローモーションのように感じたんですよね。
そういえば、いつだかのジェフ千葉の試合で、すごく劇的なシュートを見た時も、似たような感覚になったのを覚えています。
よく、人は死に瀕すると脳がクロックアップしてスローモーションのように感じるという話を見ますけど
それと似たようなことが、スポーツの劇的な瞬間を目撃した時には起きるんだろうなと思います。
あの放物線とその前後の光景は、たぶん一生忘れることってないだろうし
私の隣で観ていた子たちも含め、昨日たくさんいた子どもたちにとっても、いや、すべてのマリーンズファンにとって、それは同じであってほしいなと勝手に思いました。
いやー…。本当に、すごかった。
夏のマリンスタジアム、上の方の席は風があると思ったほどには暑くなく快適に観戦できると分かったので。
また近いうちに観戦したいなと思っています。