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ウクライナ平和の鐘 057 憎しみの報い

https://youtu.be/e5KLO5wprMA

■2022(令和4)年5月16日 057 憎しみの報い
(動画の3:10~5:56)

本日の「平和の鐘 鳴鐘の輪」。ウクライナに攻め込んだロシア軍の兵力の1/3が失われたとの観測があります。憎む者は憎まれ、殺す者は殺される。お釈迦様の説かれた悪因苦果の姿です。

合掌

 今日は古い仏教経典ウダーナヴァルガの一節をご紹介します。


感興のことば(ウダーナヴァルガ)
第一四章 憎しみ

一 悪い行いをなさず怒ってもいない人に対して怒るならば、この世においても、かの世においても、その人は苦しみを受ける
二 かれは以前には自己を害ない、後には外のものを傷ける。(自分が)害されると、他の人を害する。──鷹が鳥どもを害なうように。
三 殺す人は殺され 怨む人は怨みを買う。また罵りわめく人は他の人から罵られ、怒りたける人は他の人から怒りを受ける。

(岩波文庫『ブッダの真理のことば 感興のことば』中村元訳)

 ウクライナの戦争の状況は、ウクライナの東部・南部にかなり広がっていたロシアの支配地域をウクライナが押し返していると報道されています。NATOの分析によれば、ウクライナに侵攻したロシアの兵力の3分の1が失われたのではないかともいわれます。ロシア兵に何万人の犠牲があったでしょう。そもそもロシアの侵攻によって、軍人・民間人を含めたウクライナ側の被害は何十万人にのぼるのでしょうか。

 先程拝読した経典の言葉は、悪業を積めばその報いは自分に返ってくるという内容でした。まさにその姿を見ているようです。

再拝

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